友人を待たせてしまった時は、“Sorry, I’m late!(遅れてごめん)”のようなシンプルな言い方が一般的ですが、ビジネスの場で部下やクライアントとの待ち合わせに遅れてしまい相手を待たせてしまった時はどんな表現を使うのが適切でしょうか?今回はビジネスで使える「お待たせしました」を意味する英語表現をご紹介したいと思います。
(sorry for) having kept you waiting
→「お待たせして(すみません)」
(sorry to) keep you waiting
→「お待たせして(すみません)」(その後も相手を待たせる場合)
ミーティングに遅れた上司が“Sorry for having kept you all waiting. Let’s start!”と言うのを耳にしたことがある人もいると思いますが、これは「皆さん、お待たせしました。それでは始めよう!」という意味になります。では、部下が同じように遅れた時はどうでしょうか?部下が遅刻した場合は“I’m so sorry that I am late.(遅れてしまいすみません)”と言ってから、“I was caught up in another meeting.(他のミーティングが長引いてしまいました)”のように遅れた理由を伝えるのが一般的です。
また、同じ「お待たせ」でも「お待たせしました」と「お待たせしています」では、言い回しが若干異なります。例えば、病院で診察待ちをしている時に受付の人から“Sorry for having kept you waiting.”と言われた場合は、「お待たせしてすみません」を意味し、これ以上待つ必要がないことを表します。一方、“Sorry to keep you waiting.”と言われた場合は、「お待たせしていてすみません」を意味し、診察までまだ待つ必要があることを表します。
〜診察の準備ができている場合〜
Sorry for having kept you waiting. The doctor is ready for you!
(すみません、お待たせしました。先生がお待ちです)
〜診察の準備がまだの場合〜
Sorry to keep you waiting. The doctor will be with you in a minute.
(すみません、お待たせしております。先生が来るまで、もう少々お待ちください)
〜会話例〜
A: I have been waiting for quite awhile. When will Tom be ready?
(かなり長い時間待っていますが、トムさんとはいつお会いできますか?)
B: Sorry to keep you waiting. Tom is currently in another meeting. He will be with you in a minute.
(お待たせしてしまい申し訳ありません。現在、Tomは他のミーティング中です。もう少々お待ちください)
関連記事『英語で「お待たせしました」は状況によって表現が違う?』もご覧ください。
この記事を書いた人
Michelle
こんにちは、Michelleです。カリフォルニア・ロサンゼルスで生まれ、南カリフォルニアで育ちました。現地校に通いながら、幼稚園から中学校まで日本語補習校に毎日通い、年に一度は日本に一時帰国していました。日本人の両親の元で大学まで米国で過ごし、アメリカ・日本の文化の大事さを学びました。
通訳・翻訳の仕事をしながら、英会話の個人レッスンを15年間しておりました。バイリンガルの環境の中でレッスンを行うことにより、さらに効率的に自然な英語力が身につくと考えています。現在はボストンと日本を行き来しながら、ビジネス英語を中心としたレッスンを行っております。
【資格】
TESOL Certification
TEFL Certification
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質問です。Sorry for keep you waiting. の keep は動詞ですか? Sorry for keeping you waiting. や Sorry to keep you waiting. とはどう違うのでしょうか?
いつも楽しく勉強させていただいています。「楽しく」なので、あまり身にはついていないようですが…
質問です。上の例文のSorry for keep you waiting. ですが、forは前置詞だと思いますが、そのあとに動詞の原形は置けるのですか?to keep/for keepingとはならないのですか?
よろしくお願いします。
深井さん、いつもありがとうございます。楽しく学習することがベストです😊 すみません、、、ここはタイプミスでした。正しくは、 “Sorry to keep you waiting.”です。Thank you for letting me know!
こんにちは。
質問なのですが、
Sorry for keeping ではなく
Sorry for keepになるのはどうしてですか?
for のあとに動詞の原形がきてもいいのでしょうか?
サマーさん、こんにちは。すみません、タイプミスでした。正しくは、 “Sorry to keep you waiting.”です。
いつもブログ楽しみにしています。
いつも実用的で為になるフレーズを教えて頂きありがとうございます。
今回の、「お待たせしてすみません」ですが、
「Sorry for having kept you waiting. 」
「Sorry to keep you waiting.」
は違いが理解できるのですが、例文の中では、
「Sorry for keep you waiting.」となっています。
forの後に動詞の原形が来るのはあっているのでしょうか?
これはtoの間違いでしょうか?
渡辺さん、こんにちは!いつもありがとうございます。すみません、ここはタイプミスがありました。正しくは、”Sorry to keep you waiting.”です。ご指摘ありがとうざいました!