今の私たちの生活では、水道の蛇口をひねれば水が出て、電気のスイッチを押せば明かりが点き、ガスコンロのスイッチを入れれば火が点くのが当たり前で、それらのありがたみを忘れてしまいがちですが、このように何かの存在を「当然のことと見なす」といった意味として、日常会話でよく使われる表現をご紹介いたします。
Take for granted
→「~を当然と考える / ~に慣れっこになってしまう」
この表現は、人や物の存在を当たり前だと思うことを意味しますが、そこには感謝の気持ちが欠けているニュアンスが含まれます。なので、日常生活において当然と見なしている価値の有り難みを再認識する場合によく用いられます。「Take _____ for granted」のように、Take for と granted の間に当たり前だと思う対象が入ります。
- You can’t take anything for granted.
(どんな事も当たり前だと思ってはいけません。) - I took my job for granted.
(仕事があって当たり前だと思っていました。) - You shouldn’t take your parents for granted.
(両親の存在を当たり前だと思ってはいけません。)
〜会話例1〜
A: How was your trip to Vietnam? Did you enjoy it out there?
(ベトナム旅行どうだった?楽しんだ?)
B: It was amazing! But I realized that there are a lot of things we take for granted here.
(素晴らしかったよ。でもここにはさ、あって当たり前だけど、その有り難みを忘れちゃいけないことが沢山あることに気付いたよ。)
Advertisement