「あの時ああしておけばよかった」や「あの頃が一番よかったなぁ」と過去を振り返ったり思い返したりする時に、日本語では「今思うと」や「今になって考えると」などの台詞を口にすることがよくありますが、英語でも同じような表現があるのでしょうか?
In retrospect / Looking back
→「(過去のことを)思い返してみると/今になって思えば」
この2つの表現(In retrospect / Looking back)が、日本語の「今思うと」や「振り返ってみると」に最も近い表現でしょう。基本的に「今にして思えば~すれば良かった」のように、当時は分からなかったが後になって気づいたり理解するなど、多少後悔の気持ちを表すときによく使われるので、「I should have 〜(~すべきだった)」の文章がフォローするパターンが一般的です。しかし、「あの頃は良かったな」と単純に過去を振り返るシチュエーションで使うこともできます。
- 「In retrospect」と「Looking back」は意味も使い方も全く同じで、基本的に文頭で使われる。
- In retrospect, I should’ve studied harder in high school.
(今にして思えば、高校生の頃にもっと勉強するべきだった。) - In retrospect, studying abroad was my best year in college.
(振り返ってみると、大学時代に交換留学した時が一番楽しかった。) - Looking back, that was the turning point in my life.
(今になって考えると、あの時が人生の転機でした。) - Looking back, those were the best times.
(思い返してみると、あの頃が一番楽しかったです。)
〜会話例1〜
A: In retrospect, I should’ve never done that.
(今になって思うねんけど、あんなことせんかったらよかったわ。)
B: That’s life. Everyone makes mistakes.
(人生なんてそんなもんやで。誰にでも間違いはあるんやし。)
〜会話例2〜
A: Looking back, I should’ve traveled more when I was younger.
(今になって思うけど、若い頃にもっと旅行しておくべきだったよ。)
B: It’s never too late.
(今からでも決して遅くないですよ。)
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