「Brag」と「Boast」は両方とも日本語で「自慢する」と訳すことができますが、ネイティブは両者を全く同じ意味の言い換え表現としては使っているわけではありません。使い方によっては、大きなニュアンスの違いが生まれるため、適切な使い分けができるようになっておきましょう。
1) Brag
→「自慢する / 自慢げに話す」
Bragは、傲慢な態度で自慢(話)をすることを意味します。いい気になって話を誇張したり、自分が成し遂げたことを過大評価したりするなど、基本的にネガティブな意味として用いられます。Brag(自慢)する人は、自分に自信がない故にそのような態度をとっている人だと見なされることが多いです。
- I can’t stand being around him. All he does is brag.
(彼は自分の自慢話しかしないから、一緒にいるとイラっとする。) - Stop bragging. It’s annoying.
(自慢話ややめて。イライラする。) - Is he bragging about his new car again? He loves talking about his new ride.
(あいつはまた新車の自慢をしてるんかいな?ほんま自分の車のこと話すのすっきやな〜。)
2) Boast
→「自慢する / 豪語する / 誇らしげに話す」
Boastは、相手を見下すように自慢しているわけではなく、単に自分の成果に自信を持って誇らしげに報告しているニュアンスがあります。自慢するという点では、Bragと同様の意味ですが、使い方によっては「豪語する」や「誇らしげに話す」といった感じで、ポジティブな意味合いとしても用いることができます。ポジティブはニュアンスとして使うときは、自分自身のことではなく、家族や同僚など他人のことについて誇らしげに話す様子を表すのに用いるのが一般的です。
- BoastはBragよりも多少フォーマルな響きがある。
- Your father always boasts about you. He’s very proud of you.
(あなたの父親は、いつもあなたのことを自慢げに話しています。あなたのことを本当に誇りに思っているんだろうね。) - The CEO of that company always boasts about his employees.
(あの会社の代表取締役は、いつも自分の社員のことを誇らしげに話します。) - They boasted to their friends about their son getting accepted to Harvard University.
(彼らは、息子がハーバード大学に入学できたことを友達に得意げに話していました。)
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