社会人であれば誰もがやったことのある名刺交換。日本人同士ではスマートにできても、相手が外国人となると「どうやって渡せばいいんだろう?」と悩んだ経験がある方も少なくないでしょう。そこで今回は、名刺交換時に使える英表現を3つのシーン別にご紹介したいと思います。
名刺を渡す時
1) Here’s my business card.
→「私の名刺です」
2) Let me give you my business card.
→「私の名刺をお渡しします」
アメリカでは、軽く挨拶(握手)を交わしてから名刺交換するのが一般的です。その際に口にする最も代表的な台詞が上記の2つでしょう。日本のように、両手で名刺を受け渡しをするなどの特別なマナーはなく、基本的に片手で受け渡しします。日本と比べると、アメリカの名刺交換はかなりカジュアルな感じで行われるので、あまり考えすぎないように!
〜会話例〜
A: Here’s my business card.
(私の名刺です。)
B: Thanks. Let me give you mine, too.
(ありがとうございます。私の名刺もお渡しします。)
名刺が手元にない時
1) I ran out of my (business) cards.
→「名刺を切らしております」
2) I forgot my (business) cards.
→「名刺を忘れました」
3) I don’t have my (business) card on me.
→「名刺を持っていません」
持ってきた名刺を全て配りきってしまった時、または名刺を忘れたor持っていない時など、持ち合わせの名刺が手元にない場合は、上記のように表現すれば問題ありません。「I’m Sorry」や「I apologize」とセットで使い、最近ではソーシャルメディア等を通じての繋がりを提案することもよくあります。
- Businessを省いて「Card」だけで表現する人もいる。
- I apologize, I forgot my business cards.
(すみません、名刺を忘れました。) - I’m sorry, I don’t have my business cards on me.
(すみませんが、名刺を持っていません。)
〜会話例〜
A: Here’s my business card.
(私の名刺です。)
B: Thank you. I’m sorry, I ran out of my cards. Do you have Twitter or LinkedIn? Why don’t we connect?
(ごめんなさい、私は今は切らしております。ツイッターかリンクトインをやっておられるなら、そちらで繋がりませんか?)
名刺をもらいたい時
May I have your business card?
→「名刺を頂戴できますか?」
名刺交換のタイミングを逃してしまったり、相手が名刺を出し忘れている時などに、自分から名刺を欲しいと相手に伝える際は、この表現を使えばバッチリです。カジュアルな雰囲気であれば、「Can I have your business card?」でもOKです。
〜会話例〜
A: May I have your business card, Steve?
(スティーブさん、名刺を頂戴できますか?)
B: Sure. Here you go.
(もちろんです。どうぞ。)
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いつも勉強させて頂いています。
名刺を持っていないときの3番目の表現「I don’t have my (business) card on me.」ですが、「on me」にはどんな意味がありますか?「I don’t have my (business) card」まではパッと思い浮かびますが、on meが付くのはちょっと意外だったので。会社にはあるけど、今手元に持ってないというようなニュアンスでしょうか?
Keiさん
こんにちは。その通りです。”on me”は手元にないことを表し、会社や自宅にあることを意味します。もちろん、”I don’t have my business card.”でもOKですが、文末に “on me”を加えるとより自然な響きになります。
いつも勉強させていただいています。
I don’t have money with me nowなどのように、持ち合わせがない場合、withを使うと習いました。onとの感覚的な違いを教えていただけますでしょうか?
Akiさん
いつもありがとうございます。have ~ on someone は「〜を所持している」を意味する口語的な言い方です。withでもOKですが、感覚的には会話では onを使う方が多いようにお思います。