クリスマスの定番フレーズと言えば、日本でも「Merry Christmas」がお馴染みかと思いますが、近年アメリカでは、「Merry Christmas」の代わりに「Happy Holidays」が使われるようになってきているのはご存知ですか?そこで、なぜ新たに「Happy Holidays」が用いられるようになったのか、そして「Merry Christmas」と「Happy Holidays」のそれぞれの違いについて触れてみようと思います。
クリスマスに「Merry Christmas」の挨拶がタブー!?「Happy Holidays」が一般常識!?
近年、様々な人種や宗教が共存しているアメリカでは、宗教に関する行事や押し付けるような挨拶や表現に対して社会全体が非常に敏感になってきています。そして、本来キリスト教の祝日であるクリスマスも例外ではなく、クリスマスを祝わない人(クリスチャンではない人)たちへの配慮として、「Merry Christmas」の代わりに「Happy Holidays」と挨拶されるようになってきています。
アメリカでは、12月になるとユダヤ教の祭り「Hanukkah(ハヌカー)」やアフリカ系アメリカ人の祭り「Kwanzaa(クワンザ)」など、クリスマス以外にも様々な祝祭日があるため、それら宗教や文化的な背景に捉われることなく表現できる「Happy holidays」が最も無難であるという認識が高まっています。
「Merry Christmas」と「Happy holidays」の使い分け
1) Merry Christmas
→「メリークリスマス!」
徐々に「Happy holidays」を使う傾向になっているとはいえ、その一方で、クリスマスツリーやイルミネーションを飾るなど、クリスチャンでない人でもクリスマスを祝う風習もまだまだ根強く続いているのも現実です。家族や知人などクリスマスを祝う人たちだと分かっている場合は、「Merry Christmas」と挨拶しても全く問題ありません。また、相手から「Merry Christmas」と挨拶をされた場合も「Merry Christmas!」と返答してOKです!
2) Happy holidays
→「素晴らしいホリデーシーズンを!」
初対面の人、または相手の宗教が定かでない場合、それに社会情勢に敏感なビジネスシーンやビジネス顧客に対しては、「Happy holidays」と挨拶するのが無難でしょう。最近では、アメリカの多くのデパートやレストランの店員は、「Merry Christmas」ではなく「Happy holidays」と挨拶をするように指示されているそうです。また、顧客や取引先にクリスマスカードを送るときでさえも、「Happy holidays」と表現するのが一般的になっています。
- クリスマスカードを送るときなど、文章で挨拶をする場合は「Season’s greeting」も使われる。
A: Merry Christmas!
(メリークリスマス!)
B: Merry Christmas!
(メリークリスマス!)
〜会話例2〜
A: Merry Christmas, Luke!
(ルークさん、メリークリスマス!)
B: Thanks! Merry Christmas to you too!
(ありがとう!メリークリスマス!)
〜会話例3〜
A: Happy holidays!
(素晴らしいホリデーシーズンをお過ごしください!)
B: Thanks. Happy holidays to you too!
(ありがとうございます。あなたも素晴らしいホリデーシーズンお過ごしください。)
〜会話例4〜
A: Merry Christmas! / Happy holidays!
(メリークリスマス! / 楽しいホリデーシーズンを!)
B: Same to you!
(あなたも!)
動画レッスン
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Happy christmas! は使えないですか?
イギリスでは使われてるみたいですよ!
有り難うございます!!!