英語で「~も(また)」と言いたい場合に、「also」か「too」、または「As well」のどれを使って表現したらよいのか迷った経験はありませんか?そこまで厳密に意識して使い分ける必要はありませんが、それぞれの用法はとても簡単なので覚えておきましょう。また折角なので、「〜も(また)〜ない」のように否定文で使う「Either」についても触れておきます。
1) Also
→「〜も / あと」
Alsoは肯定文のなかで動詞の前に配置するが基本です。例えば、「私はバスケをします。スノボーをするのも好きです」は「I play basketball. I also like to snowboard.」のようになります。Be動詞を使った文章の場合は、「I am also 30 years old.(私も30歳です)」のよにBe動詞の後にフォローします。しかし、付加情報であることを強調したい場合は文頭で使われます。例えば、「Can you get some eggs? Also, don’t forget to buy milk.(卵買ってきてくれる?それに牛乳も忘れないようにね)」という具合になります。
- CanやHaveのような助動詞の場合は、助動詞と本動詞の間に入る。 → 例:I can also play the guitar.(私もギターを弾けます)
- 文末にalso使っても間違いではないが、その場合はtooを使う方がナチュラル。
- I went to the mall today and bought some shoes. Oh yeah, I also bought a jacket.(今日モールで靴を買ったよ。あっ、それとジャケットもね。)
- We have a meeting at 8:30 a.m. tomorrow. Also, the C.E.O. is coming in at 9 a.m.(明日のミーティングは午前8時半からです。また、9時からは代表も参加します。)
- I am also an only child.(私も一人っ子です。)
- I have also been to Paris.(私もパリへ行ったことがあります。)
2) Too
→「〜も / あと」
Tooはalsoと全く同じ意味として使うことができますが、文中に配置する位置がalsoとは異なり、「I like basketball. I like to snowboard too.(私はバスケをします。スノボーをするのも好きです)」のように文末にフォローします。またフォーマルな場面では、「I, too, love Japanese food.(私も日本食が大好きです)」のように主語の後に使う場合もあります。(主語にtooを加える場合は「コンマ(,)」を忘れないように。)
- 文末で使う場合は「コンマ(,)」を入れても入れなくてもどちらでもOK。コンマを入れることでTooの意味合いが強調される。
- 「As well」も全く同じ意味合いだが、アメリカ英語ではフォーマルな響きがあり、日常会話ではtooを使うのが一般的。
- 「私も」を表す自然な言い方が「Me too」。
- I study English at that school too.(私もあの英会話学校で勉強しています。)
- Higashino Keigo is my favorite author too! Which one is your favorite book?(私も東野圭吾が大好きです!どの本が一番好きですか?)
- I, too, have never been to Russia.(私もロシアへ行ったことがありません。)
3) Either
→「〜も〜ない」
Eitherは否定文をのなかで「〜も〜ない」と表現したい場合に用いられ、「I don’t like celery either.(私もセロリーが嫌いです)」のように文の最後にフォローするようにして使います。
- 「私も〜ない」は「Me either」ではなく「Me neither」という。詳しくは「Neither」の用法をご覧ください。
- I don’t watch T.V. either. I think it’s a waste of time.(私もテレビを見ません。時間の無駄だと思います。)
- I have never been to that restaurant either.(私もあのレストランへ行ったことがありません。)
- You don’t like raw fish either? Me neither!(あなたも刺身ダメなんですか?私も無理です!)
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こんにちは。先日は初めてライブレッスンに参加しました。リアルタイムでレスポンスがあるので楽しかったです。
さて、今回の質問ですが、日本語も
そうなのですが『〜も』がどこに掛かるかは文脈や会話の流れで読み取るのでしょうか?
例えば、I have also been to Paris.
が私もパリへ行ったことがあります。の訳ですが、私はパリにも行ったことがあります。にはならないのでしょうか。
Wildcatさん
こんにちは!先日はライブレッスンに参加していただき、ありがとうございます。いい質問ですね!「I have also been to Paris」は「私もパリへ行ったことがある」と「私はパリにも行ったことがある」両方を意味し、文脈で判断する必要があります。
とても分かりやすい英語の説明をしてくださってありがとうございます。とても為になりました!
Junさん初めまして。いつもYoutube観ています。
今回alsoとtooなのですが
I live in Utah; my parents do, too. と I live in Utah; my parents also do.
この二つの例文にニュアンスの違いはありますか?
Ryosukeさん
いつもYouTube観てくれてありがとうございます。両方とも意味は同じで、特にニュアンスの違いはありません。
Junさん、いつもわかりやすい動画ありがとうございます。
「me too」と「I also」の違いなのですが
友人との会話で友人から以下のように聞かれた場合
I am going to stay in Hawaii with my wife next weekend, how about you?
ここで「me too」と回答すると私も「友人の」奥さんと一緒に過ごすという意味になってしまうのでしょうか? 「I also」と回答すると私も「私の」奥さんと過ごすという意味で理解されるのでしょうか?
Yoshiさん
どちらを使っても「私の」奥さんと過ごすと解釈するでしょう。もちろん、質問が「Who are you staying with in Hawaii?」であれば。
Junさん、こんにちは!
「~も」という使い方で質問があるのですが、
I’m learning English and I also want to learn German.
この英文は「私はドイツ語も学びたい」と、「私もドイツ語を学びたい」の、
どちらの意味にもとれるのでしょうか?
「ドイツ語も」と、「私も」を、それぞれ明確に表す言い方があれば教えていただけませんか?
よろしくお願いします。
かりんかさん
こんにちは!その場合は、「ドイツ語も学びたい」になります。「ドイツ語も」なのか「私も」なのかは文脈次第で解釈の仕方が変わります。例えば、友達が「I want to learn German.」と言って、それに対して、「I also want to learn German.」と言うと「私もドイツ語を習いたい」と解釈するでしょう。「私も」という場合は、「too」を使うことが多いですが。
Junさん、お忙しいところお返事を下さってどうもありがとうございます。文脈次第で解釈の仕方が変わるのだということが分かり、
大変勉強になりました。本当にありがとうございました!!
こんにちはポッドキャストリスナーです。
As wellはどのように使い分けるのでしょうか。
よりカジュアル以外にアドバイスございますでしょうか。
例えば友達と会う約束をしているシチュエーションで、彼女の飼っている犬にも会ってみたいという場合は『Next time,I wanna meet your dog as well !』という言い方でよいのでしょうか? 私は彼女が犬のことを家族のように大切に思っているのでyour baby 🐶と置き換えて書くつもりでいますがどうでしょう?
Akiさん
『Next time,I wanna meet your dog as well !』でOKです。your babyに置き換えて書いて問題ありません🐶
Junさん、こんにちは。
いつも動画とブログを楽しく拝見しています。
一つ質問させてください。
海外からの友人のメールで “I don’t drink alcohol also, but I do take glass of red wine.”という文をいただいたのですが、Junさんの説明によるとalsoは文頭かbe動詞の後、もしくは一般動詞の前に置くようなので、これでは不自然ということでしょうか?
Makiさん
こんにちは。日常会話では文末に also を使っても問題ありません。
いつも楽しく拝見しています。
eitherを使う場合についての質問です。
I doubt he will remember either.
この場合、形は肯定になっていますが、either が使われていました。
doubt が否定の意味だからでしょうか?
さどうさん、基本 either は否定文の後にフォローしますが、会話では “I doubt he will remember either”のように使われることがあります。しかし、”I disagree too.” や “I hate celery too.”のように、否定の意味でも too が使うのが自然です。
じゅん先生こんにちは!いつも素晴らしいコンテンツをありがとうございます☺️
Tooに関して質問があるのですが、例えば、
It’s too hot today, too.
や、
He’s too young to do, too.
など、違うタイプのtooと、「〜も」のtooを一緒の文で使うのは不自然ですか?
よろしくお願いいたします。
Haruさん、いつもありがとうございます。too が続くのはちょっと違和感ありますね。できれば、also など単語を変えたほうが自然な感じになります。