あくまで個人的な経験ではありますが、これまで英語を勉強するたくさんの日本人と接してきたなかで、とても簡単且つネイティブも頻繁に単語であるにもかかわらず、ほとんど日本人が使っていなのでは?と思う単語の一つが「Neat」です。意味を知っている人は勿論、知らない人もぜひ意識して使ってみてください。
1) Neat
→「きちんとした / 整った」
基本的に“Neat”は「〜がきちんとしている」や「が整っている」などの意味として用いられます。綺麗に整理整頓された部屋を「neat room」、綺麗好きで几帳面な人を「neat person」、字が上手なことを「neat handwriting」などと表現するなど、とても汎用性の高い形容詞になります。その他、「巧妙な〜」や「巧みな〜」などの意味合いもあります。
- “Neat freak”は「潔癖性」を意味します。
・Your house is beautiful! Everything is perfectly organized and neat.(素敵な家だね!きっちり整理整頓されて完璧なレイアウトじゃん。)
・Sean’s suit is always neat and clean.(ショーンさんはいつもきちんとしたスーツを着てるんだよね。)
・That’s a neat trick. How did you do that?(巧妙なやり方だね。どうやってやったの?)
・Sean’s suit is always neat and clean.(ショーンさんはいつもきちんとしたスーツを着てるんだよね。)
・That’s a neat trick. How did you do that?(巧妙なやり方だね。どうやってやったの?)
2) That’s neat
→「いいね / 素敵だね」
「That’s neat」は、「That’s cool」や「That’s awesome」と同様、「いいね」や「素敵だね」の意味として使われる相槌表現です。個人的な感覚にはなりますが、興味深いことに対し「へぇ〜、面白い」というニュアンスがあるように思います。
- 「That’s neat」はちょっと古臭い表現で、若者の間では「That’s cool/awesome」の方が一般的。
・You spent the last three years traveling the world? That’s neat.(この3年間、世界旅行してたんだって?いいね〜。)
・You signed up to a kickboxing class? That’s neat. How do you like it?(キックボクシングのクラスに申し込んだんでしょ?いいじゃん!どんな感じ?)
・It was a pretty neat restaurant. I’ll take you there next time.(いい感じのレストランだったよ。次回、連れて行ってあげるよ。)
・You signed up to a kickboxing class? That’s neat. How do you like it?(キックボクシングのクラスに申し込んだんでしょ?いいじゃん!どんな感じ?)
・It was a pretty neat restaurant. I’ll take you there next time.(いい感じのレストランだったよ。次回、連れて行ってあげるよ。)
動画レッスン
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「きちんとした、整った」という意味では decent もあると思いますが、Everything is organized and decent. や His suit is decent. のようにも使えますか?
使い方の違い、ニュアンスの違いなどありましたら教えてください。
Mikaさん
こんにちは。”Decent”は状況により「きちんとした」や「整った」を意味しますが、どちらかというと「良くも悪くもない、そこそこの」という意味合いで使われることが多いです。例えば、”How was the hotel?(ホテルはどうだった?)”と聞かれた際、”It was decent.”と言うと、「良くも悪くもなくそこそこのホテルだった」という風に解釈されます。整っていることを強調したい場合は、”Neat”や”Organized”を使ったほうがいいでしょう。
Junさんのdecentの説明、なるほどー!と思いさらに学習していたら質問したい事が出てきました。
例えば試着室に店員入ろうとした時にI’m not decent!服着てません!と言うと書いてあったのでがこれは完全なるイギリス英語でしょうか?アメリカ英語だとこういう状況の時なんていますか?
Melodyさん
アメリカではそのような使い方はしないですね・・・アメリカだったら「Occupied」か「Someone’s in here」と言うのがが自然です。
こんばんは😄neat、使った事なかったです!
お部屋を片付けた子供にwow, it’s nice and clean.という代わりにnice and neat.と使えますか?ニュアンスは同じでしょうか?
あともし既にcoverされてたらすみません。neatを読んでいたら凄いって意味のmeanを思い出しました。
I make mean pasta.この文があっているかは分かりませんが絶品みたいな時にmean使いますよね?もしまだcoverされていなければ是非今度詳しくお願いしまーす😄
Melodyさん
こんにちは。”It was nice and neat” – 使えます!”clean”は漠然と「綺麗な部屋」になりますが、”neat”は部屋が綺麗に整理整頓されていることが強調されます。
“I make mean pasta”のように”mean”は確かに「絶品」の意味としても使われますが、かなり砕けた口語的な言い方になります。どちらかというとアメリカのスラングで地域や年齢(若者向けの言い方)によって使う人と使わない人がいるでしょう。また、いつか記事に取り上げますね!
「ニート」仕事をしないでフラフラしている人をさす語と
少し似ているので、驚きました。
日本人に”I’m neat”って言ったら誤解されますね(笑)
度々すみません。
確かに、日本では
” ニート” と言うと、家でダラダラしていて働かない人”. と言うイメージがあり、なかなか、日本人には使いにくいですね。
本来の意味からかなりかけ離れているように感じますね。
こちらのニートは
英単語では” NEET” にあたり、頭文字を取り
” Not in education, employment or training ”
進学も就職もしないで、職業訓練を受けていない人と言う意味だと思います。
I’m a neat person.
I’m a NEET person.
前後の文脈で判断しなかったら、全く違う意味になってしまいますね。
1つの単語でもホントに英語は奥深いです。
コラムを読むたびに、知らないことが多すぎて、まだまだだなあ。と、気付かされます。
ありがとうございます。
Masamiさん
こんにちは!日本語で「ニート」って言いますね〜。本当に気をつけないと完全に誤解されてしまいますね(笑)カタカナ英語、、、要注意!
Junさん! そうなんですよね〜〜。
カタカナ英語は溢れかえっていて、正しいのか、間違いなのかもわかりません。
特にこの、” ニート” は、多分発音も同じだと思うので、よく考えないといけないですね。” フリーマーケット” なんかもありますが、おそらく” flea market ” が、カタカナになったのでしょうかね?
でも、アメリカで、flea marketとは、言われていますか?” 蚤の市” が日本にはあるんですけどね。アメリカでは” garage sale ”
ですか?カタカナ英語には振り回されます。 厳重注意レベルですね。(笑)
ニートって masamiさんと同じく 働かないで親の脛をかじってる人の事・・って思ってたので きちんとしたって 真逆じゃんと思ったのですが
納得です。有難う御座いました。
Conciseはどうでしょうか?
部屋をClean and conciseとは表現できないと思いますが、記事や文章、スピーチが整っている、整理されていると表現したいときはconciseとneatの使い分けを説明できますか。。
Keieさん
ご指摘された通り、部屋の状況で「concise」は使えませんが、記事や文章、スピーチの場合はOKです。「簡潔な記事・文章・スピーチ」を意味します。