電話をすることを「call」、メールをすることを「send」または「email」で表現することはご存知かと思います。しかしネイティブは「連絡する」を他にも様々な言い回しで表現しています。今日はその中でもよく耳にするフレーズ5つをご紹介します。
1) Get ahold of someone
→「〜と連絡を取る / 〜に連絡をつける」
誰かに「連絡をとる」や「連絡をつける」の意味として、日常会話でもビジネスシーンでもよく用いられる口語的なフレーズです。基本的にメールや電話、スカイプやソーシャルメデイアなどを通じて連絡を取るニュアンスが含まれます。
- 下記、日常会話における定番の表現
「Can you get ahold of (name)?(〇〇さんに連絡を取ってくれますか?)」
「Did you get ahold of (name)?(〇〇さんと連絡取れましたか?)」
「I can’t get ahold of (name)(〇〇さんと連絡が取れません。)」
「I got ahold of (name).(〇〇さんと連絡が取れました。)」
・Where is he? Did you get ahold of him?(彼はどこにいるんだ?彼に連絡ついた?)
・I couldn’t get ahold of him. I called him but it went straight to his voicemail.(彼と連絡が取れませんでした。電話をしたのですが、すぐに留守電になりました。)
2) (Get) in touch with someone
→「〜と連絡を取る / 〜と連絡を取り合う」
この表現は、今すぐ連絡を取ると言うより継続的に「連絡を取り合う」意味合いとしてよく使われます。今すぐ連絡をする意味として使っても間違いではありませんが、その場合は上記1)の言い方の方が自然な響きがあります。
- 「Get in touch(連絡を取る)」、「Stay/Keep in touch(連絡を取り合う)」、「Be in touch(連絡をする)」のように“in touch”の前には様々な動詞を用いることができる。
・It was really nice seeing you. Don’t be a stranger. Let’s keep in touch.(会えてよかったよ。また会おうね。これからも連絡を取り合おう。)
・I’ve got to get going but I’ll be in touch.(そろそろ行かなあかんし、また連絡するわな。)
3) Keep someone posted
→「随時連絡する」
物事の進捗状況や計画の変更など、最新の更新情報を随時報告する意味としてビジネスの場でよく使われる表現です。例えば、「明日のミーティングの時間が変更になるかもしれません。何か分かったら連絡します」は「Tomorrow’s meeting might get cancelled. I’ll keep you posted.」という具合に使います。
- ビジネスの場に限らず日常会話でも使われる。
・I’m thinking of visiting Japan in the fall. It depends on my work but I’ll keep you posted.(秋に日本へ行こうと思ってんねんけど、仕事によってはどうなるわからへんし、また連絡するわな。)
・Keep me posted.(新しい情報が入ったら連絡して。)
4) Hit someone up
→「〜に連絡をする」
この表現は、電話やメールなど一般的な「連絡する」の意味として、どちらかというと若者の間で使われるインフォーマルな言い方です。例えば、「I’ll call you later.(後で連絡するね)」の代わりに「I’ll hit you up later.」と言うことが出来ます。
・Hit me up when you get here.(着いたら連絡して。)
・Is Tony coming? You should hit him up. He said he wanted to go to the summer festival.(トニーは来るんかいな?連絡したりーや。夏祭りに行きたい言うてたで。)
5) Shoot someone an email
→「メールで連絡する」
このフレーズはメールをすること(メールで連絡すること)を意味し、ビジネスなどフォーマルな場でも、友達同士のインフォーマルな場でも、どちらで使っても問題ありません。「Send someone an email」の言い換え表現としてよく用いられます。例えば、友達に「メール送って」と言いたいなら「Shoot me an email.」と表します。
・If you have any questions, feel free to shoot me an email.(質問などございましたら、お気軽にご連絡ください。)
・Can you shoot Allan an email about lunch tomorrow?(明日のランチのこと、アランにメールしといてくれへん?)
動画レッスン
Advertisement
こんにちは、JUNさん:)とても為になる英語のコラムをいつもありがとうございます。本当に役立っています。ところで、”get a hold of” ですが、”get ahold of” では?と思ったのですがいかがでしょうか? 以前、友人(アメリカ人)からそう聞いた気がしまして。。
Hirokoさん
こんにちは。Hirokoさんに指摘されるまで気づかなかったので、ちょっと調べてみました。正式な表現が「Get hold of」ですが、アメリカ英語では「Get a hold / ahold of」、イギリス英語は「Get hold of」を使うらしいです。「Get a hold / ahold of」は口語表現のため、スペルの仕方はどちらも使われているみたいですね〜。
Junさん、いつも楽しく学習させてもらっています。
日本語パートが大阪弁なので、親近感があり、テンションあがります(笑)
今回のセミナーは大阪が平日の為、仕事で参加出来ません。とても残念ですが、次回を楽しみにお待ちしています。
Yukikoさん
こんにちは。今回、セミナーに参加できないんですね。残念です。I hope to see you at the next seminar!
毎回楽しみにしています。
さて、mailという名詞はuncountable なので a mail とか mailsとは言わないと習ったことがあるのですが、emailの場合はcountableとなるのでしょうか。
Teruさん
ちょっと調べてみたとこ、Emailはここ5年の間で”emails”のようにcountableとして一般的に使われているようです。Letter(s)と同じように考えるといいでしょう。
いつも拝見させていだだいてます。
質問させていただきます。
Can you shoot Allan an email about lunch tomorrow?(明日のランチのこと、アランにメールしといてくれへん?)
に対してですが、他の日程のランチについて明日メールを送ってくれない?との解釈もできると思いました。ご鞭撻よろしくお願い致します。
Yukiさん
こんにちは。いつも学習していただき、ありがとうございます。確かにいいたいことは分かりますが、この文章ではそのように解釈をすることはないと思います。「〜について明日メールを送ってほしい」という場合、「Can you shoot Allan an email tomorrow about _____」のように「email」の後に「tomorrow」を入れます。
touch base with someone は、初めて知りました。I need to touch base with my supervisor on this issue and I’ll get back to you tomorrow.など仕事で使える表現と思いました。
Bluemondayさん
こんにちは!BlueMondayさんが書いた例文は間違いではないのですが、touch base with は話している・メールしている相手と連絡を取る意味として使われます。第3者に連絡を取る(I need to touch base with him/her/my manager/John)状況でtouch baseを使うと違和感があり、一般的には、touch base with youのパターンで使うのがナチュラルだと思います。