今日は「サボる」や「すっぽかす」などを意味する英語表現を紹介したいと思います。会社をさぼる、学校をさぼる、ダラダラと仕事をするなど、場面・状況に応じて適切な表現が言えるようになりましょう。ちなみに日本語の「サボる」はフランス語の「Sabotage(妨害行為)」を省略した造語です。
1) Skip
→「さぼる/休む」
「Skip」は直訳すると「飛ぶ/飛ばす」を表します。仕事やミーティング、授業やレッスンを休むことを表します。休む理由によっては、「さぼる」のニュアンスが含まれない場合もあります。例えば、仕事を休んで友達と海に行く場合は「I’m going to skip work and go to the beach(今日は仕事をさぼって海に行こう)」となり、ここでは「さぼる」のニュアンスが含まれます。しかし、体調不良で会社を休む場合は「I’m going to skip work today. I’m sick(体調不良なので今日は仕事を休みます)」と「さぼる」のニュアンスは含まれません。「さぼる」か「休む」かを判断するポイントは、その理由になります。
- 「〜をするために_____をサボる」→「Skip _____ to 〜」
・Megan skipped class to go to a concert.(メーガンはコンサートに行くために学校をクラスをサボりました)
・Sorry, I have to skip the meeting today.(すみません、今日はミーティングをお休みします)
2) Ditch
→「(学校/授業を)さぼる」
「Ditch」は学校や授業を無断欠席する(サボる)ことを意味します。この表現は、生徒が学校や授業をズル休みする場合に使われます。ちなみに、アメリカでは高校3年生(Senior)になると、卒業式の1週間前に「Senior Ditch Day」という日があり、ほとんどの生徒がズル休みをします。この日は学校をさぼることが許されます。
- 「学校をさぼる」→「Ditch school」
- 「クラス(授業)をさぼる」→「Ditch class」
・Let’s ditch class and go watch a movie.(学校サボって映画を見に行こう)
・I heard he got caught ditching.(彼、ずる休みしたのがばれたみたいだね)
3) Blow it off
→「(やるべきことを)やらない/すっぽかす/そっちのけにする」
プロジェクトや頼まれた仕事を無視してやらなかったり、ミーティングや約束をすっぽかす場合に使われます。「自分にとってそこまで重要ではないのでやらない」といったニュアンスになります。例えば、イベントに招待されたが、急な会議がはいって行けなくなった時に「I’m going to blow off the event」と表します。この場合、イベントより会議のほうが重要であると判断したことが分かります。
- 「◯◯をやらない/すっぽかす」→「Blow off _____」
・He blew off work and went fishing.(彼は仕事をそっちのけにして釣りに行きました)
・I blew off the meeting because I thought it would be a waste of time.(時間の無駄だと思ったのでミーティングに行きませんでした)
4) Slack off
→「サボって仕事をしない」
会社や学校には行くが、ダラダラ仕事をしたり真面目に勉強をしない様子を表します。仕事で怠けたり、手を抜いている人には「Stop slacking off!(こら、サボるな!)」と注意します。
・He always slacks off when the boss leaves.(部長が外出すると彼はいつも仕事をサボる)
・I’m not slacking off.(私はサボっていません)
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Junさんこんにちは。
いつも、参考になる英会話、ありがとうございます。
Absentって言うのは、意味合いがちがいますか?
Akaneさん
こんにちは!Absentは「サボる」や「すっぽかす」と言うよりは、単に「欠席する」ことを意味します。He is absent today.は「今日彼は欠席です」になります。もしかしたら、サボっているかもしれませんが、風邪を引いて休んでいる可能性もあります。