周りから聞いた情報を他の人に伝える時に使う「どうやら◯◯らしい」という日本語の表現。英語で言う場合は「It seems (that) _____」と表現する人が多いと思いますが、他にもネイティブがよく使う日常的な言い方があるのでご紹介したいと思います。
1) Apparently
→「どうやら◯◯らしい」
自分の目で実際に見たり、自ら調べた情報を(事実であると)伝えるのではなく、周りの人から聞いた情報を「◯◯らしい」と人に伝える時に使われます。いわゆる“噂話“をするときによく使われます。自分の発言内容を100%事実だと断言するのを避け、微妙にぼやかした表現として使う巧妙な言い方です。
- ある程度「真実」であると思っている時に使います。
- このフレーズは文頭で使われる事が多いです。
- 「Apparent」を形容詞として使うと「明らかな」「明白な」を意味するので用法に注意しましょう。
・Apparently he cheated on his wife.(どうやら彼は浮気をしたらしい。)
・Apparently E-cigarettes are just as bad as cigarettes.(どうやら電子タバコはタバコと同じくらい害があるらしい。)
・Apparently he doesn’t remember anything from last night.(どうやら彼は昨日のことを全く覚えていらしい。)
・Apparently E-cigarettes are just as bad as cigarettes.(どうやら電子タバコはタバコと同じくらい害があるらしい。)
・Apparently he doesn’t remember anything from last night.(どうやら彼は昨日のことを全く覚えていらしい。)
2) As far as I know
→「私の知る限りでは◯◯」
このフレーズは周りから聞いた情報に限らず、自分で調べたり、既に持ち合わせている知識を基に「私の知る限りでは」「私の知っている範囲では」と言う場合に使われます。例えば、会社のミーティングが来週に延期になったことをマネージャーから聞いた後、同僚から「ミーティングが明日になったらしいけど、本当ですか?」と尋ねられた場合に「As far as I know, it got postponed to next week.(私が知る限りでは来週に延期になりました)」となります。
- 「私が知る限りではそうではない」→「Not as far as I know」
- 多少疑いがあるかもしれない時は、「I might/may be wrong but as far as I know _____.(間違っているかもしれませんが(確かではないですが)、私が知る限りでは◯◯です)」と、頭に「I might/may be wrong (but)」を付け加えて表現することもあります。
- 「To the best of my knowledge」も同じ意味合いで使われますが、表現がやや固くフォーマルな場面で使われることが多いです。
・As far as I know, he’s coming back next week.(私が知る限りでは、彼は来週帰ってきます。)
・I might be wrong but as far as I know, that restaurant closed down a month ago.(確かではないですけど、私が知る限りではそのレストランは1ヶ月前に閉店しました。)
・I might be wrong but as far as I know, that restaurant closed down a month ago.(確かではないですけど、私が知る限りではそのレストランは1ヶ月前に閉店しました。)
〜 会話例 〜
A: Jason didn’t change his appointment did he?(ジェイソンはアポの時間変更していないですよね?)
B: No, not as far as I know.(私の知る限りでは変更していません。)
Advertisement
参考になりました
Hi Jun, I love your work! I was also a former JET and now am an online English teacher too. Let’s connect! –Gabby
いつも勉強になります。
さて質問です。
「明らかな」という意味で appearent, distinct, abvious, などありますが
違いが判りません。
会話でよく使うものはどれでしょうか。
よろしくお願いします。
Shinjiさん
こんにちは。三つの単語は全て同義語になルため意味は同じですが、状況や文脈によって使い分けされます。解説が長くなるので、この場では一つ一つ説明できませんが、日常会話では全部使われます。どの単語がどの状況で使われているのかに注意をして学習するといいでしょう。
it seemを用いて噂話をしても良いのでしょうか?
不自然には聞こえないでしょうか?
例.それは難しいらしいよ
hiroさん
噂話の場合、”I heard ~” を使って、”I heard it’s difficult.”と表現した方がナチュラルだと思います。
回答ありがとうございます。
追加で質問なのですが、It seems that,It seems like that はどのような状況でネイティブさんは使用されるのでしょうか?
It seems (that)の他にit looks (that), it looks like (that)やit soundsの使い分けがよくわかりません。見た目の時はlooks、聞いた話ではsounds、seemsはちょっと硬い表現の時かな?といい加減に漠然と使い分けてますが、いつか、使い方を紹介してもらえると嬉しいです。
It seems that “looks” is used for a thing with looking and “sounds” for a thing with hearing, and “seems” for both?, but I am not sure. I would be glad if you could explain them someday.