日本では髪を剃り上げたヘアスタイル、いわゆる丸坊主のことを「スキンヘッド」と言う習慣があるそうですが、英語で「Skin-head」というと、単に髪を剃り上げた人のことを指すのではなく、ギャングなど「危ない人」や「危険な人」を連想させるので使い方に注意が必要です。今日は「Skin-head」はどんな人なのか、また「坊主頭」の正しい英語表現をご紹介します。
1) Skin-head
→「スキンヘッド」
“Skin”は「肌」、“Head”は「頭」を意味することから、“Skin-head”はカミソリで髪の毛をツルツルに剃り上げるスタイルを表しますが、英語で“Skin-head”というと、“Gang member(不良)”や、白人至上主義者集団などの異民族に暴力行為を引き起こし兼ねない危ない人のイメージがあります。但し、これはあくまで固定概念であり、全てのスキンヘッドの人がそうというわけではありません。下記でも紹介していますが、単にヘアースタイルとしてのスキンヘッドを表現する場合は“Bald”を使いましょう。
・He was a skin-head with a lot of tattoos.(彼は入れ墨が入ったスキンヘッドをしていました。)
・There are a lot of skin-heads in that area.(あの辺りは、スキンヘッドの人が多いです。)
2) Shaved head
→「丸坊主」
髪の毛を全部短く刈ったヘアスタイル、いわゆる「坊主頭」を英語で表すと“Shaved head”となります。“Shave”は「剃る」を意味しますが、カミソリでツルツルに剃るスタイルでなく、バリカンなどで髪の毛全体を短くするスタイルを表します。日本の高校野球児をイメージしたら分かりやすいと思います。このフレーズは“Skin-head”のように危険な印象はありません。
- 「坊主にする」→「Shave one’s head」
・I’m going to shave my head today.(今日、丸坊主にします。)
・Have you ever shaved your head?(今までに丸坊主にしたことってある?)
3) Bald
→「ハゲ/スキンヘッド」
「ハゲ頭」は英語で“Bald”といいます。この表現は基本的に完全にはげている人を指し、髪の毛が全くない状態を表します。また、カミソリで頭をツルツルに剃っているヘアースタイル、いわゆるスキンヘッドのことも“Bald”と表現します。
- “Bald head”と言う場合もある。
- 「多少ハゲている人」→「Kind of bald」
- 「ハゲてきた(人)」→「◯◯ is balding」「◯◯ is starting to bald」
・Oh no. I think I’m balding.(どうしよう、ハゲてきてる気がする。)
・You know Peter, the guy with a shinny bald head.(ツルツルのスキンヘッドのピーターって知ってるでしょ?)※この場合は意図的にスキンヘッドにしているニュアンス。
4) Buzz cut
→「スポーツ刈り」
トップを多少長めにして両サイドとバックを刈り上げたヘアースタイル「スペーツ刈り」は一般的に“Buzz cut”と表します。“Buzz cut”のバリエーションはいくつもありますが、アメリカでは一般的に髪の毛が短いショートヘアーを指します。
・I think I’m going to get a buzz cut.(スポーツ刈りにしようと思っています。)
・The buzz cut looks good on you.(スポーツ刈りが似合ってるじゃん。)
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Hi Jun,
Does “shave your head” sound like you do it yourself? If you go to a hair salon, is it correct to say something like “I’m going to get my head shaved”?
Hi Kote,
“I shaved my head” means that you did it on your own but like you mentioned “I’m going to get my head shaved / I got my head shaved” implies that someone else shaved your head. You can also say things like “He/She shaved my head.”
[…] 「丸坊主」の英語を「スキンヘッド」と覚えている人は要注意! […]