英語で「ボーッとする」を表すときは、ボーッとする理由によって使われるフレーズが異なります。大まかに言うと、単に別のことを考えていて人の話しを聞いていない場合、悩み事や疲れが原因で集中できない場合の2つの状況に分かれるかと思います。今日はこれらの状況での「ボーッとする」をご紹介します。
1) Out of it
→「(集中できずに)ぼーっとする」
疲れ、寝不足、病気や悩み事などが原因で集中できない場合の「ボーッとする」を表します。だるさや元気のなさが理由で仕事が捗らなかったり、本当は短時間で終わるはずの作業が必要以上に時間がかかってしまうシチュエーションなどで使われます。日本語の「今日の私どうかしているな・・・」といった表現に近いニュアンスになります。
- 二日酔いで仕事に集中できない時にも使われます。
- 「Be動詞」を使いましょう。
・I’m out of it today.(今日はボーッとしています)
・Is he OK? He seems out of it.(彼ボーッとしているけど大丈夫かな?)
・Sorry I’m a little out of it today. I pulled an all-nighter last night.(すみません、昨日徹夜したので今日はちょっとボーッとしています)
・Is he OK? He seems out of it.(彼ボーッとしているけど大丈夫かな?)
・Sorry I’m a little out of it today. I pulled an all-nighter last night.(すみません、昨日徹夜したので今日はちょっとボーッとしています)
2) Space out
→「(人の話しを聞かずに)ボーッとする」
相手が話している内容とは別の事を考えていて、相手の話しを全く聞いていない時に使います。このフレーズは体調に関係なく、単に他のことを考えていて話しを聞いていないことを指します。また、人がぼけーっとしながら考え事をする様子も表します。
- 「Space」は「宇宙」を意味するので「頭が宇宙にいた」と覚えると分かりやすいでしょう。
- 「Zone out」も全く同じ意味合いで使われます。
- 「Be動詞」を使いましょう。
- So what do you think?(どう思いますか?)
- Oh sorry, I was spacing out. What did you say?(すみません。ボーッとしていました。何て言いました?)
- Stop zoning out and pay attention.(ボーっとしてないで集中して)
- Sorry about that.(すみません)
3) Daydream
→「空想にふける」
この表現は「Space out」と似たような意味で使われますが、何か楽しいことを空想してぼーっとするニュアンスがあります。特に将来の事や、叶わぬ夢などについて「ボーッと考える」ことを表します。
- 「Be動詞」を使いましょう。
- 「◯◯についてボーッとする」=「Daydream about ◯◯」
・Are you daydreaming again?(またボーッとしているの?)
・He is always daydreaming in class.(彼はいつも授業中ぼーっとしている)
・You were daydreaming about that girl, weren’t you?(あの子のことを考えてボーッとしてたでしょう?)
・He is always daydreaming in class.(彼はいつも授業中ぼーっとしている)
・You were daydreaming about that girl, weren’t you?(あの子のことを考えてボーッとしてたでしょう?)
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まさしく探していた表現でした!!!
最近、立て続けに知りたかった言葉を紹介していただけるので、感謝です!
これからもよろしくお願い致します:)
Norikoさん
グッドタイミングですね!👍🏻
Jun先生、初めまして!
ポドキャストのNo5 で、blurという単語が出てきましたが、blurもボーっとしている時に使いますか?
例えば、英語が聞き取れなくて、ボーッとしていると言いたい時は、どう表現したらいいですか?
Rinさん
こんにちは!「Blur」は「ボーッとしている」というよりは、何かをはっきり覚えていない様子を表し、本来は「ぼやけている」ことを意味します。ボーッとしていて英語が聞き取れなかった場合は、「I was spacing/zoning out」を使うのが適切でしょう。