英語で賛否両論といえば「Pros and cons」を思い浮かべる人が多いかと思いますが、「Pros and cons」は賛否両論というよりは、長所と短所、良い点と悪い点といったニュアンスになるので、状況によっては相応しい表現でないこともあります。適切に「賛否両論」を表現するための、代表的な2つの英語表現をご紹介します。
1) Pros and cons
→「良い点と悪い点・長所と短所」
「Pros and cons」はラテン語から由来した表現で、“Pro”が「賛成」、“Con”が「反対」を意味し、決め事をするにあたって物事の「良い点と悪い点」「長所と短所」「メリットとデメリット」を表すフレーズになります。一般的に会話ではセットフレーズとして使われ、「Let’s talk about the pros and cons.(良い点と悪い点について話しましょう。)」のように用います。
- 「〜の良い点と悪い点は」 → 「Pros and cons of _____.」
・Let’s look into the pros and cons before we make a decision.(決断をする前に、良い点と悪い点について検討しましょう。)
・What are the pros and cons of raising minimum wage?(最低賃金を引き上げる長所と短所はなんですか?)
・There are many pros and cons of raising bilingual kids.(子供をバイリンガルに育てるメリットとデメリットは沢山あります。)
・What are the pros and cons of raising minimum wage?(最低賃金を引き上げる長所と短所はなんですか?)
・There are many pros and cons of raising bilingual kids.(子供をバイリンガルに育てるメリットとデメリットは沢山あります。)
2) For and against
→「賛成と反対・賛否・是非」
“For”は「賛成」、“Against”は「反対」を意味することから、「For and against」とセットにすることで、いわゆる「賛否・是非」を表現します。「〜が賛否両論である」と言う場合は「There are (both) arguments for and against _____」、「〜に賛成です」は「I am for _____」、「〜に反対です」は「I am against _____」となります。
- “For”の代わりに“in favor (of)”を置き換えてもOK。
- 「賛否両論に分かれる」は「Divided over」
・Are you for or against abortion?(中絶には賛成ですか?反対ですか?)
・There are (both) arguments for and against legalizing same-sex marriage.(同性結婚を合法化することに対しては賛否両論です。)
・Our company is divided over making English the official language.(弊社では、英語を社内公用語にするか賛否両論に分かれています。)
・There are (both) arguments for and against legalizing same-sex marriage.(同性結婚を合法化することに対しては賛否両論です。)
・Our company is divided over making English the official language.(弊社では、英語を社内公用語にするか賛否両論に分かれています。)
Advertisement