「お互い」の英語は“Each other”ということはご存知の方は多いかと思いますが、別の表現に“One another”というのがあるのはご存知でしょうか?日本ではあまり馴染みのない表現かもしれませんが、実はこれも「お互い」を意味し、ネイティブの人もよく使います。しかし、この2つ表現には明確な違いがあると説明する人がいる一方、全く同じだと指摘する人もいて、ネイティブですらその定義の認識が曖昧なので、今日はその謎を解き明かそうと思います。
1) Each other
→「互いに」
“Each other”は2人(2つ)の間に限った「お互い」を意味すると思われがちですが、実は3人(3つ)以上の場合で使っても間違いじゃありません。例えば「We asked each other questions.」は、「(2人で)互いに質問しあった」または「(3人以上のグループで)互いに質問し合った」の両方の意味として解釈できます。状況に応じて把握する必要があります。
・Those two dogs are chasing each other.(あの2匹の犬は互いに追いかけ合っています。)
・They are blaming each other.(彼らは互いを非難し合いました。)
・We email each other once a month.(私たちは月に一回互いにメール交換をしています。)
・They are blaming each other.(彼らは互いを非難し合いました。)
・We email each other once a month.(私たちは月に一回互いにメール交換をしています。)
2) One another
→「互いに」
上記とは逆に、“One another”は3人(3つ)以上における「お互い」を意味すると思われがちですが、実は2人(2つ)の間における「お互い」としても使っても間違いではありません。要するに、“One another”と“Each other”は両方とも全く同じ意味合いをもち、2人または3人以上における「お互い」を指します。特にニュアンスの違いはなく、双方の表現を置き換えて使うことができます。
・Those two dogs are chasing one another.(あの2匹の犬は互いに追いかけ合っています。)
・They are blaming one another.(彼らは互いを非難し合いました。)
・We email one another once a month.(私たちは月に一回互いにメール交換をしています。)
・They are blaming one another.(彼らは互いを非難し合いました。)
・We email one another once a month.(私たちは月に一回互いにメール交換をしています。)
- “Each other”と“One another”は明確な違いは特になく、両方とも2人もしくは3人以上における「お互い」を意味します。
- 個人的な感覚では“Each other”は会話で、“One another”は文章で使われる傾向があるように感じます。
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each other ~ と表現して
with each other ~
と訂正されたことがありますが
with がどのような場合に必要か判断がつきません。 (困ったちゃんです。)
どっちでもいいですよ
7年前のコメントですが一応…
どっちでもよく無いですよ!!
each other は「お互いに(副詞)」ではなく「お互い(代名詞)」です。
なので、前置詞が必要な動詞には必ずwithやatなどが必要です!
例: I looked at him. →We looked at each other.
I talked with him.→ We talked with each other.
I helped him. →We help each other.
推測ですが、ひょっとしたら、one anotherの方が、相手を特定する意味合いが弱いのでは?私が持っている聖書の「互いに愛し合いなさい」がLove one anotherなのは、恋人同士とか、家族、仲間ばかりという感じではなく、不特定、見知らぬ他人同士であっても、という、微妙なニュアンスを表しているのではと思っているからです。もっともLove each otherと訳されているテキストもあるのでしょうが。
彼らは互いに顔を見合わせた
They looked at each other [each other’s faces].
one another’s faceも解答として可でしょうか?
jinadelotta
one another’s faceでもOKです!
ありがとうございます!