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公開日2023.08.12

子供が英語に興味を持つ理由

今回は「おうち英語シリーズ」の第3弾、「子供が英語に興味を持つ理由」をお届けします。英語を学ばせたいという親の気持ちとは裏腹に、英語に全く興味を示してくれない我が子・・・そんな時は、どんなアプローチをすれば子供が英語に興味を持つようになるのでしょうか?開智日本橋学園中学・高等学校英語科教諭の西山哲郎先生に、お話を伺います。

1. 英語嫌いな子供へのアプローチ (0:52)

Jun:「おうち英語」に挑戦しようと思っても、子供が英語が嫌い、または興味を示してくれない時、親はどのように子どもにアプローチすればいいのでしょうか?

西山先生:英語を学びたくないと思っている子供は多いため、実際、「おうち英語」の環境づくりに苦戦している親御さんはたくさんいます。英語の映像を見せた瞬間、泣き出してしまう子もいるくらいです。そこで私が提案できるアドバイスは、子供を英語のコミュニティに入れてしまうことです。親御さんが子どもの英語学習に対して重責を背負い過ぎるのも良くありません。
昨今の日本ではコミュニティ意識が薄れてきています。しかし、小さなコミュニティに属することは英語学習にとって重要だと考えます。そのため、子供の英語学習の停滞や拒否反応に対処するには、コミュニティを作ることも重要かもしれません。アイデアの一つですが、日本には数多くの交換留学生が滞在しているので、留学生を雇って英語学習を手伝ってもらうのもいいと思います。例えば、アートを専攻している英語が話せる留学生がいたら、その学生から子供は英語でアートを学ぶことができます。

Jun:私も同意です。環境を変えるのは良い考えだと思います。英語を話す人が集まるコミュニティに入ることで、様々な理解を深められると思います。子供に英語の本を読み聞かせたり、英語の動画を見せたりしても、子供が全く興味を持っていなければその行為自体が嫌になり、泣いて騒ぎ出す可能性があります。そのような環境で勉強を続けてしまうと、根本から英語が嫌いになってしまいます。

特に子供は環境への適応力が高く、それが子どもの大きな強みでもあります。もし子供が英語環境に入り、自分が今まで勉強していた英語を楽しそうに話す人々の姿を目の当たりにすれば、英語を嫌がっていた子供の気持ちに変化が起きるかもしれません。先ほどお話しされていた留学生との交流も同じですね。例えば、留学生を自宅に招いて英語で会話をする機会を家族と一緒に持ち、親が頑張って英語でコミュニケーションをしている姿を子供に見せれば、自分が学んできた英語をどのように生かせるのか、実感できると思うんです。そのような点で子供の英語環境を変えることは、英語への興味が生まれる大きなきっかけになるかもしれません。

2. 小さなきっかけで子供の英語に対する見方が変わる (5:51)

西山先生:もう一つ例をお話ししますね。私の妻、長男、次男は全員バレーボールをやっていますが、次男は幼少期、全くバレーボールに興味がありませんでした。妻と長男がバレーボールの練習をしていた時、私は次男の面倒を見ていましたが、体育館の中に入って一緒にバレーボールを観ようと誘ってもいつも嫌がっていました。しかし、徐々に彼の中にバレーボールに対する興味が芽生えてきました。それはきっと、楽しそうにバレーボールの話をする兄と母親を側で見ていたからでしょう。そして数年後、次男もバレーボールチームに入り、中学でもバレー部に入り、今では部活のキャプテンになりました。このような成功事例は、「おうち英語」にも適用できると思います。

Jun:その通りですね。私は10歳までロサンゼルスにある全日制の日本人学校に通っていたので、アメリカで暮らし、父はアメリカ人でしたが、当時、英語は全く話せませんでした。その状態で5年生からアメリカンスクールに転校しましたが、最初の1年半は同じ学校に通う4、5人の日本人といつも日本語で話していたため、もちろん英語は全く上達しませんでした。しかし、アメリカ人のクラスメイトに誘われてバスケチームに入ったのをきっかけに、私の英語力は飛躍的に伸びたんです。最初の練習でバスケが大好きになり、チームメイトとバスケをするのがとても楽しかったのですが、チームメイトは誰も日本語を話せませんでした。バスケが上手になりたいという動機から始まり、上手くなるにはチームメイトとのコミュニケーションが大切だと感じた私は、英語力が必要だと痛感しました。それをきっかけに、真剣に英語を勉強するようになり、英語が全く話せなかったのに、その6か月後にはチームメイトに劣らない英語力を身につけることができたんです。気が付いた時には、日本語を話すことがなくなっており、英語だけで生活していました。このような小さなきっかけで、子供の英語に対する見方が大きく変わることもあるんです。

3. 「おうち英語」で苦戦している保護者へのアドバイス (9:58)

西山先生:「おうち英語」で苦戦する親御さんは、子供に英語教育を押しつけ過ぎているのかもしれませんね。もし私が迷える親の立場なら、素晴らしいロールモデルを見せたり、英語を話す人を自宅に招いたりして停滞した英語学習の雰囲気を一新するきっかけを作り出すと思います。そして、子供に英語コミュニケーションの根本にある楽しさを伝えます。そのようなきっかけが、英語学習の近道になると思います。

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