「美味しい」を英語で表現する時に真っ先に思い浮かぶのが“delicious”ですが、英語には「美味しい」を表現するフレーズが実はたくさんあります。今回は、ネイティブ講師のCJ先生と一緒に、“delicious”の言い換え表現を紹介していきたいと思います。
1) Off the hook (1:04)
“off the hook”は「最高にいい」や「素晴らしい」を意味するスラングです。例えば、ラーメンを食べて本当に美味しいと感じた時に“This is off the hook!”と言うと、「これ、美味しい!」という意味になります。会話の中で使えるカジュアルな表現で、基本的に友達同士や仲の良い同僚との会話で使われます。
また、この表現は料理を褒める時以外にも使うことができます。例えば、「最高のパーティーだね」は“The party is off the hook!”のように表現します。“off the hook”は、様々なものを褒める言葉として使われるため、いろいろな場面で使うことができます。
2) Dope (03:03)
“dope”はとてもカジュアルの表現で、“off the hook”よりもカジュアルです。例えば、「これ最高に美味しい」は“This is dope!”のように表現し、“off the hook”と同じように使えます。
“dope”は本来「薬物」を表すスラングで、70年代のアメリカでは薬物を“dope”と呼んでいましたが、現代では何かを褒める時に使うポジティブな言葉に変わりました。しかし、使う時には注意が必要で、相手の年齢などによっては、“dope”を使う事で変な空気になる恐れがあります。そのため、日常会話で使うのは控えたほうがいいでしょう。
3) Delectable / Scrumptious (06:42)
どちらの表現も目にする言葉ではありますが、日常会話ではネイティブはあまり使いません。これらの言葉は、料理を扱ったインスタ投稿やブログなどで美味しさを表現する時に使われます。
4) Bomb (08:10)
“bomb”も「美味しい」を意味する言葉ですが、住んでいる地域によって使う頻度が異なります。LAで暮らすJunは日常会話でよくこの表現を使いますが、CJ先生は、ケンタッキー州ルイビルに住んでいた頃はこの表現を耳にしましたが、普段は使いません。CJ先生いわく、この表現は中高生が使っているイメージがあるそうです。
5) Hit the spot (09:14)
“delicious”は美味しい食べ物を一口食べた直後に言う言葉ですが、“hit the spot”は一口食べた後に言うのではなく、美味しい食べ物を全て食べ切って満足した後に使う言葉です。この表現は“delicious”に変わる言葉ではありませんが、欲求が満たされたことを表現する時に使うことができます。
ちなみに、全て食べ終えてない・飲み終えてない状況で使う事もできます。例えば、夏の暑い日にキンキンに冷えたビールを一口飲んで乾いた喉を潤わせたときに、“hit the spot”を使うことができます。この場合、ビールをすべて飲み干したわけではありませんが、ビールを一口飲むことで乾いた喉を潤わせたいという欲望が満たされたので、“hit the spot”使ってもOKです。
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