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公開日2021.12.18

日米バイリンガルの言語スイッチのタイミング

日英バイリンガルが会話をするとき、彼らはどのようなタイミングで英語と日本語の言語スイッチを切り替えるのでしょうか?今日は、日米ハーフのバイリンガルであるOlivia先生と一緒に、言語スイッチの切り替えについて話し合います。

1. 2ヵ国語の言語スイッチについて (1:06)

Olivia先生

言語の切り替えが起こる大きな要因の一つが環境であり、脳はその場で使われている言語に自然と切り替わります。人生の大半をアメリカで過ごしている私にとって思考過程でより優位に立つ言語は英語ではありますが、周りに日本人がいる環境下では日本語のスイッチが入ります。例えば、日本人の母が友人を家に招いてお茶会などをするとき、私の頭の中は日本語モードに切り替わります。

2. 英語/日本語 頭の中で同時に理解している? (2:29)

Olivia先生

英語を第二言語として学ぶ言語学習者は、学習を始めたばかりの頃は頭の中で日本語から英語または英語から日本語に翻訳する作業を行いますが、幼少期から英語と日本語を同時に学んでいるバイリンガルは頭の中で翻訳作業を行うことはありません。逆に、第二言語として9年間学び続けているスペイン語の場合は、スペイン語で考える時は頭の中で英語からスペイン語に翻訳する必要があります。しかし、ペルーに留学をしていた時は常に周りがスペイン語の環境だったことから、スペイン語で考え事をすることが度々あり、自分の言語能力が向上していることを実感しました。つまり、頭の中で行われる翻訳プロセスは、自分が置かれている環境と、その言語をどのくらいの頻度で使うかによって大きく左右されることに気が付きました。

Jun

第二言語として母国語以外の言語を学び始めた時、頭の中で言語の翻訳作業を行うことは至って普通のことですが、その作業を何度も何度も繰り返し行うことによって、気づいた時には自然と第二言語で物事を考えるようになっていきます。

3. 幼少期に学んだ日本の九九が頭から離れない (5:04)

Jun

私は子どもの頃に日本の「九九」を習っていたため、周りにアメリカ人しかいない環境下でも、掛け算をするときはいつも自然と日本語の九九を使って計算してしまいます。

Olivia先生

私もJunさんと全く同じです。日本語の補習校で九九を学んだので、頭の中で掛け算をするときはいつも日本の九九で考えます。日本の九九は覚えやすくパッと答えが出てくるため、アメリカの学校で掛け算を学んだときは、クラスで一番早く掛け算ができました。

4. ついつい日本語が出てしまう場面 (7:36)

Olivia先生

私はよく何かにぶつかったときに「痛っ」と言ったり、熱いものを触った時に「熱っ」と日本語で言ってしまいます。英語で“Ow”や“Ouch”と言うことはあまりなく、いつも日本語が出てしまいます。その他にも、誰かの注意を引きたい時や、物を指す時など、色々な場面で咄嗟に“あっ”っが口から出てきます。

Jun

日本に留学していた時に教室でペンを落としたことがあったのですが、そのペンを拾ってくれた人に対して「あっ、すみません」と言っている自分がいました。アメリカで同じようなことがあった時は「すみません」ではなく「ありがとう」と言うのが自然な対応ですが、日本では「ありがとう」の代わりに「すみません」が多用されることもあり、自然と「すみません」が口から出ていました。つまり、バイリンガルにとって咄嗟に出てくる言葉は、環境や幼少期に学んだことによって影響を受けるのだと思います。

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