「〜したい」を”I want~”と表現することが多いと思いますが、他の表現が適切である場合もあります。今日は “I feel like”, “I’m in the mood for”, “I could go for”, “I’m craving for” と “I’m dying for” といった「〜したい」の他の表現の意味と使い方、そして違いについて解説します。
I feel like は「〜したい気分」を意味する表現で、 I’m in the mood for/to と同じ意味を持ちます。「~したいな」や「~が欲しいな」と言う時に日常会話で最もよく使われる表現でしょう。
使い方
I could go for は食べ物や飲み物が欲しいとにき使われ、「〜が食べたいな」や「〜が飲みたいない」を意味する表現です。I could use は 「〜があると助かる」や「〜があるとありがたい」を意味し、特に何かを必要としている時に使われます。
使い方
* walk, jog, picnic, bike ride, coffee, drink (O)
* beach, park, shopping (X)
I could use ~
Craveは「~を強く欲しがる」や「〜が欲しくてたまらない」など意味をする表現です。無性に甘いものが食べたくなったり、暑い日に冷たいビールが飲みたくなったりなど急に何かの衝動に駆られることを表します。I’m dying for ~ も似たような意味を持ち、「〜したくてたまらない」を意味します。
使い方
「どんなことがあっても〜」という表現は、英語圏のドラマや映画でもよく出てくる表現ですが、いざ英語で表現してみようとすると意外とパッと思い浮かばない表現の一つでもあるのではないでしょうか?今日は「どんなことがあっても」の口語表現をご紹介します。
「雨でも晴れでも来る」と直訳できるこの表現は、天候がどうであれ、必ず何かをしたり、どこかへ行くことを意味します。日常会話では「天候」以外にも、「どんなことがあっても必ず〜をする」と言う意味合いで使われることもあります。この表現は基本的に文頭もしくは文末で使われ、日常会話では “come” を省いて “rain or shine”だけで表現することもあります。
Others
No matterは「〜に関わらず」や「〜に関係なく」を意味する表現です。
2. No matter what ____ says(誰が何と言おうと)
3. No matter what ___ do([私が]何をやっても)
4. No matter who/when/where/how(例え誰でも/いつ〜しても/どこへ行っても/どんなに〜であろうと)
“No matter who you are, what you do, where you’re from or how old you are, anyone can learn English.”
(誰であろうと、どんな職業であろうと、出身がどこであろうと、何歳であろうと、誰でも英語は学べる。)
「Nice」という単語はシンプルで、よく使う言葉の一つですね。日本語にもかなり浸透している言葉であるがゆえに、なかなかその使い方は学校や教科書では教わらないのではないでしょうか。今日は教科書では教えてくれない「Nice」の使い方についてご紹介したいと思います。
Nice and ~は、andの後に続く形容詞の意味を強調する役割を果たすことから、nice and + 形容詞で「いい感じに〜だ」や「いい具合に〜だ」のように何かがちょうど良い具合であることを表します。日常会話ではよく使われる口語表現の一つです。
ニュアンス例
↑ Positive
It’s nice and quiet/spicy.(静かでいいね / いい感じに辛い)
It’s quiet/spicy.(静かだ / 辛い)
It’s very quiet/spicy.(とても静かだ / とても辛い)
It’s too quiet/spicy.(静か過ぎる / 辛過ぎる)
↓ Negative
「He is nice.」は、人の性格や性質を表す場合に使われ、例えば、ジョンさんは優しい人(優しい性格の持ち主)と表現するなら「John is nice.」と言います。
一方、「He is being nice.」 は人の性格や性質ではなく、一時的にとっている行動を表現する際の言い方になります。例えば、普段はとても意地悪なジョンさんが、今日に限っては優しくしていると表す場合「John is being nice today.」になります。“being”を“acting”や“behaving””に置き換え「今日は〜に振舞っている / 態度をとっている」と覚えたら分かりやすいでしょう。
ここで気をつけたいのが感情表現(Happy、Sad、Angryなど)です。例えば「He is angry.」は「彼はいつも怒っている」わけでなく「彼は(今)怒っている」ことを意味することからもわかるように、感情を示す形容詞の場合は“being”と組み合わせるのは避けましょう。