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淳情英会話物語

バイリンガルハーフとは?

バイリンガルハーフとは?

今回でこのコラム(淳情英会話物語 )は最終回になるが、自らの経験を通してハーフが抱える悩みや苦労、考え方や物事の見方について多くのエピソードを語ってきた。幼少期に経験したいじめ、青春期の自分探し、大人として開いていく人生の扉・・・ハーフに限らず、だれでも成長していくために歩んで行く道である。ハーフだと、両方の文化を目で見て肌で感じ、人によっては両言語の教育を同時に習得できるメリットがある一方、アイデンティティの問題で悩まされたり、両言語とも中途半端になってしまう可能性もある。この最後のコラムでは、僕が思う「バイリンガルハーフ」の意味について語ろうと思う。

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反省について

日本で初めて経験した「反省会」

前回のテーマ「謝る文化の違い」に続き、今回は似たような概念「反省の違い」について考えてみたい。交換留学生として日本に滞在中、「反省」の意味を理解しているようで出来ていない自分がいた。というか、日本の反省の仕方をしっかりと認識していなかったと言った方が正しいだろう。日本で初めて知った「反省会」の文化はとても印象的であったのと同時に理解するのに苦しんだのも事実だ。なぜなら、アメリカ人の反省の仕方と全く異なっていたからだ。

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謝る日本人。謝らないアメリカ人。

謝る日本人。謝らないアメリカ人。

「すみません」・・日本人が日常生活で最も頻繁に使われている言葉だと聞いたことがある。実際、それが本当かどうかは個人的に深く追求したことがないので断言できないが、日本人が高い頻度で使う表現の一つであることは間違いないだろう。一方、アメリカ人は謝る事に抵抗があるとよく日本人から聞く。日本人だったら素直に謝るのにって思った場面に心当たりがあるのではないだろうか?今回のコラムは日米の「謝る文化」について考えてみた。

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ハーフの田舎生活

ハーフの田舎生活

今回は内容をガラッと変え、僕が以前に国際交流員として過ごした石川県(内灘町)で体験した出来事、感じたこと、また地元の人々がどのようにハーフの僕と接してくれたかを率直にお伝えしよう。僕は幼い頃から日本へ幾度か遊びにいっていたが、東京、横浜、大阪など大都会にしか旅行していない。だから、国際交流員として赴任先が石川県(内灘町)に決まったときは、ワクワク感より緊張感のほうがはるかに大きかった。一つのコラムに全ての体験を書くと長くなるので、今回は内灘町という「町」に焦点を絞って自分自身が感じた印象を語ろう。

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ハーフにとっての『愛国心』

もうすぐブラジルでワールドカップが開催される。世界各国がスポーツを通して競い合うイベントがやってくると、必ず聞かれる質問が「アメリカと日本、どっちを応援するの?」。。。ハーフは一体どっちを応援するのだろうか?それ以上に、二つの国・文化で育つハーフには愛国心というものが存在するのだろうか?今回のコラムではハーフが感じる愛国心について書いてみよう。

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ハーフが聞かれる質問:Top 5

「ハーフがよく聞かれる質問」トップ5

ハーフだったら必ず聞かれる質問を今日はご紹介。僕が日本に滞在していた時期、頻繁に聞かれた質問をまとめてみた。実を言うと聞かれるまでは自分自身でも考えてもみたことがなかった質問が多く、「う~ん、どうなんだろうね」と悩んでいた僕がいた(笑)みんなが疑問に思っているのに、何故自分は考えたことがなかったのだろう・・・これは、のんきな性格が原因?いやいや、やっぱりハーフだから考えなかったことなのだ・・・と勝手に思い込んでいる(笑)

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バイリンガルの壁

ここまで、幼少期から社会人になるまで経験してきた出来事と僕の思いを語ってきた。 コラムを書きながら、自らの心に深い郷愁を覚えさせられた。 ハーフの目を通して見る、アメリカと日本の文化。 今までアメリカと日本の文化で 「当たり前」 だと思われていた様々な日常習慣について、自己の視点を述べてきた。 しかし書き残したことが一つある。 ハーフとして育ったこと、二つの文化・言語で生まれ育つことに対しての思いだ。 アメリカと日本の文化に長年付き合ってきた僕の率直な気持ちをこのコラムでお伝えしよう。

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日本の対極にあるアメリカの仕事観

交換留学生として短い日本滞在を味わった後、僕はアメリカへ帰国し残り1年の大学生活を終えた。 卒業後、会計士としてキャリアを積んでいくはずだったが、日本の経験があまりにも刺激的で一年の留学生活では物足りさを感じていた。 4年間大学で専攻としてきた会計は一旦ホールドし、日本で就職することに決めた。 僕は石川県内灘町役場の国際交流員として採用され、今度は社会人として日本へ出向いた。 内灘役場の一員として2年間、日本人が仕事に対する価値観、姿勢、考え方、いわゆる日本の仕事文化を肌で感じることができた。 朝一の朝礼から広い部屋に机がズラッと並んでいるオフィスの空間、職場での人間関係から社交辞令などアメリカでしか仕事をしたことがない僕にとって毎日が新鮮で、毎日のように仕事文化の違いを感じさせられた。 今回のコラムはこの経験を通して感じた日米の 「仕事観」 について紹介をしたいと思う。

アメリカ人と仕事をしたことがあれば、彼らの 「仕事観」 について疑問に思ったことがあるのではないだろうか。 「なぜアメリカ人は与えられた仕事が終わっていなくても時間通りに帰るのか?」 「なぜ仕事よりも休暇を重視するのか」 など今まで当たり前だと思っていた仕事の基準が試される。 日本人とアメリカ人は仕事に対する考え方と姿勢が明らかに違う。 いや、率直な気持ち、アメリカ人と日本人の仕事観は対象的であると思う。 勿論、会社により仕事に対する方針は異なるが、以下で述べる相違点は自分が経験した出来事。 そして、どちらの考えが正しいのか、間違っていることに焦点を絞るのではなく仕事文化の違いを理解してもらいたい。

日本とアメリカの仕事観の違いをテーマに分けてリストアップしてみた。

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「ありがとう」と「すみません」の違いとは

日本で留学をしていた時の出来事だった。 留学生活も残りわずか、いつもと変わりなく授業に向かった。 教室にたどり着くと、ゼミの友達が一人で机に座っていたので、隣に座ることにした。 彼とはゼミが同じだったこともあり、留学してすぐに仲良くなった日本人学生だ。 授業が始まって間もなく、右手に握っていたシャーペンが彼の足元に落ちた。 それに気づいた彼はシャーペンを拾い、僕へ返してくれた。 「すみません」 と何気なく呟いた瞬間、思いもよらない返事に驚かされた。 「ジュン、日本人になったね」 一瞬戸惑いながら何故今のタイミングで日本人らしさを強調してくるのかが理解できなかった僕は 「えっ?」 としか答えようがなかった。 彼は次のように続けた。 「だって、アメリカ人はこういう時はありがとうって言うんでしょう」 今までに考えたこともない事だったが、言われてみれば確かにその通りである。 英語では誰かに何かをしてもらう時は謝る 「I’m sorry」 のではなく、感謝の気持ち 「Thank you」 を伝えるのが当たり前である。 その後、「すみません」 と 「ありがとう」 の違いについて色々と考えてみた。 また、日本人がどのように使い分けをしているかにも気を配るようになった。

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外国語を喋れるようになった人の共通点

第2言語を流暢に読み書き、そして会話できる重要さは日本へ留学をしたときに初めて痛感した。 アメリカでは人前で日本語を話す事を苦に感じていた僕は、人生で初めて両言語を喋れることを評価され、また多くの場で求められていた。 さらに、世界各国から集まった優秀な留学生と出会えたことは僕にとって刺激的であり、言語に対する幅広い視野を育ててくれた。 ヨーロッパ、アジアからの留学生は母語、英語そして第3ヶ国語を喋れるのは決して珍しくない。 留学生同士で集まったときの共通言語が日本語だったことがとても印象的だ。 またその集まりでは、「何故アメリカ人は英語しか勉強しないのか?」 とよく冗談半分で馬鹿にされていた記憶がある (笑) 指摘されるまでは考えたこともなかったことだが、確かにその通りである。 英語だけを喋りたがっていた自分が、より恥ずかしく思えた。

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