動画で英語 英語の学習方法

公開日2024.04.09

ChatGPTを活用した英語学習が画期的過ぎた

今回の動画では、今話題のAIを使った英語学習を1年以上も続けている国産バイリンガルである英語講師のRomyさんに、ChatGPTを使った効果的な英語学習法についてお話を伺いました。英語学習者であればすぐにでも取り入れたい学習法ばかりなので、ぜひ動画をご覧ください。

1. RomyさんはAIを自分の英語学習にどのように取り入れているのか？　(3:05)

Romyさん：主に英文添削と音声会話を目的にChatGPTを使用しています。たった5分程度のスキマ時間でもAI相手なので気軽に話しかけられるのがとても便利です。

2. 英語学習に役立つプロンプトと使い方　(5:45)

おススメプロンプト①：英文添削で役立つプロンプト

プロンプト
「次の文章の間違いを直してください。直した場所と、その理由を表形式で教えてください」
Please correct errors and tell me where and why you corrected them in a table format

Romyさん：日本語でも英語でもどちらでもいいのですが、プロンプトを入力してから、自分のテキストを貼り付けます。そうすると、間違った部分、直された部分、理由が分かれて表示されるので、とても分かりやすいです。

英語のプロンプトを使った場合、間違い箇所の修正理由が英語で表示されることがあります。英語のままだとわかりづらい場合は、説明部分は日本語で表記してもらえるように指示を出せば大丈夫です。

おススメプロンプト②：英検などのライティング試験対策用のプロンプト

プロンプト
「英検準2級のライティングの練習をしています。次の質問に対する回答の部分をCFER A2レベルで、1:内容、2:構成、3:語彙、4:文法の4つの観点で採点してください。それぞれ4点満点でお願いします。最後に文法の誤りがあれば指摘し、訂正してください」

Romyさん：上記のプロンプトと一緒に、ライティングの問題文と自分で作成した回答分を貼り付けると、ChatGPTが採点してくれます。ChatGPTに英語レベルを伝える時は、外国語の運用能力を評価するグローバルスタンダードな指標であるCEFR(セファール)を使うようにする伝わりやすいです。

おススメプロンプト③：英文記事を書き直してほしい時に使えるプロンプト

プロンプト
「次の記事をCFER A1レベルで、200語以内でリライトしてください」

Romyさん：BBCのウェブサイトなどに掲載されている英文記事を、自分の英語レベルに合わせて簡単に書き直してもらいたい時に使う事ができます。希望する英語レベルを指示することで、難しい表現がたくさん使われている長文が、ぐんと読みやすくなります。そのため、記事を子ども向けに要約してもらうことも可能です。また、要約した記事を元に単語リストを作成してもらうこともできます。

プロンプト
「この記事から単語リストを作ってください。フォーマットは　*famous: 有名な　にしてください。動詞は現在形、名詞は単数形にしてください」

また、記事をもとにしたTrue/Falesクイズを作成してもらうことも可能です。

プロンプト
「この記事からTrue/False問題を5つ作ってください。解答は最後にまとめて教えてください」

3. ChatGPTを使った1人英会話　(25:25)

Romyさん：毎日5分間、ChatGPTと話す習慣を持つようにしています。ChatGPTの音声は複数の中から選択できるので、自分の聞き取りやすい声や好みの声を選ぶことができます。

有料版であれば、「自分の名前を〇〇と呼んでほしい」「友達のように接してほしい」「私は英語コンテンツをクリエイトしています」など、ChatGPTに覚えておいてほしいことを事前に設定に入れることができます。無料版であっても、会話を始める前に設定（例：面接官と面接を受けに来た人など）を伝えることで、それに合わせた会話ができますが、毎回会話の設定内容を伝える必要があります。

また、会話は全てログが残るので、自分がどこで言い間違えたのか、相手が何を言っていたのかをしっかり文字で確認することができます。

*さらに、ChatGPTに「ゆっくり話してください」とお願いすると、話す速度を変えてくれます。

（*36:34あたり: 動画内では「ゆっくり話してください」とお願いすることはできないと言っていますが、これは誤りとなります）