「眠い」を英語で表現する時は“I’m sleepy.”がパッと思い浮かぶ人が多いと思いますが、疲れ果てて眠い時、ネイティブは実際どんな表現を使っているのでしょうか?今回は、カナダとイギリス出身のネイティブ講師と一緒に、アメリカ英語、イギリス英語、カナダ英語の「眠い」を比較していきます。出身国によって使う表現は異なるのでしょうか?
1. イギリス出身Eric先生は「眠い」をこう表現する!(1:31)
I’m absolutely knackered.
Eric先生:友人との会話では、“I’m absolutely knackered.”という表現を使います。 “knackered”は、疲れている時や眠気に襲われている時、激しい運動を行った後や夜遅くまで勉強をした時に使われます。
Jun:その言葉はスラングのようなものでしょうか?
Eric先生:そうですね。カジュアルな友人同士の会話で用いられる言い回しなので、会社の上司には使わないようにしてください。
Jun:なるほど。僕の住んでいるLAでは、“knackered”という表現を耳にする機会はほとんどありません。イギリス出身の人が使っているのを聞いたことはあるかもしれませんが、、、Voytec先生、カナダではどうですか?
Voytec先生:カナダでもイギリス出身の人たちしか使っていない気がします。この表現を耳にしたら、すぐにその人はイギリス系だと分かります。
2. カナダ出身Voyteck先生は「眠い」をこう表現する!(2:56)
I’m ready to drop.
Voytec先生:カナダでは“I’m ready to drop.”という表現を使います。さらに「今から寝る」と伝えたい時は、“I’m gonna pack it in.”と言います。
Jun:面白いですね。“drop”にはどんな意味が含まれているんでしょうか?
Voytec先生:“drop”は体を落とすイメージ、ベッドに倒れこむイメージになります。
Jun:Eric先生はこの表現を使ったことがありますか?
Eric先生:使ったことも聞いたこともないかもしれません。そして、その表現を耳にしたからといって、その言葉を使っている人がアメリカ人やカナダ人だと思うこともないですね。
Jun:僕も同じです。個人的には使わない表現ですが、誰かが使っているのを耳にしたら言っている意味は問題なく理解できます。
3. アメリカロサンゼルス出身のJunは「眠い」をこう表現する!(5:03)
I’m exhausted.
Jun:僕だったらとても疲れていて眠いことを表現する時は、“I’m exhausted.”を使います。この表現は、アメリカであろうとイギリスであろうと、カナダであろうと、世界中で通じる表現です。
4. 実はネイティブは“I’m sleepy”を使って「眠い」を表さない!(5:23)
Jun:日本語の「眠い」を英語に直訳すると“I’m sleepy.”になりますが、この表現を聞いた時どのような印象を受けますか?
Eric先生:「眠い」と表現する時は、多くの人が“I’m tired.”や“I’m ready to go to bed.”などを使うと思います。しかし一方で、誰かが“I’m sleepy.”と言っても違和感を抱くことはありません。
Voytec先生:“I’m sleepy.”は、疲れた事実に追加する情報のようなイメージがあります。疲れてもう力が余っていないため、今すぐに眠りたいといったイメージです。
Jun:「眠い」を英語で表現する時は、「疲れている」を意味する表現を使うことが一般的です。今は小さな子供がいるので“sleepy”という言葉をよく使いますが、友達同士の会話で“I’m sleepy.”を使う事はほとんどありません。
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