日本の学校では、テストでカンニングをしたり授業をサボったりすると停学や退学処分になることがありますが、アメリカはどうでしょうか?今回は、アメリカ人講師のMicah先生に、アメリカの学校の罰則について色々質問してみようと思います。
1. アメリカの学校で行われる罰則 (1:00)
Micah先生:アメリカの学校では、3つの罰則があります。Detentions(授業以外の時間の拘束)、Suspensions(停学)、Expulsion(退学)です。
2. Micah先生が学校で受けた罰 (1:21)
Micah先生:中学か高校の時に女子トイレに忍び込んだのが見つかり、2回、罰を受けました。その時の罰は、授業後の1時間の居残りでした。他の居残りの生徒たちと教室で、何もせずに1時間椅子に座って過ごしました。宿題をやるのもダメ、読書もダメで、ただひたすら教室で長時間座っているだけです。
3. 小学校にも罰則はある? (3:07)
Micah先生:小学校では罰則はなかったと思います。小学生ぐらいの年代では、罰則を受けるほど悪いことをしないのかもしれませんし、罰則自体が存在しないのかもしれません。ちなみに、中学や高校になると罰則通知のようなものがあります。
4. Junが学校で受けた罰 (3:54)
Jun:罰として、一度、サタデースクールを受けたことがあります。学校によって異なるかもしれませんが、サタデースクールとは「居残り」と「停学」の間のようなものです。罰を受けた理由は正確には覚えていませんが、おそらく授業をサボろうとしたからだったと思います。友達と一緒に授業をサボりましたが、学校内で先生に捕まってしまい、学部長の部屋に呼ばれました。そして、サタデースクールに午前8時から正午まで行くよう言われました。
5. アメリカの停学と退学処分 (5:02)
Micah先生:ほかには「停学」もあります。どんな問題を起こしたかによって停学の日数は変わりますが、一定期間、学校に通えなくなる罰です。これは、他のどの罰よりも大きな罰で、喧嘩で相手を傷つけたなど、大きな問題を起こした場合は基本的に停学になります。
そして「退学」になった場合は、その学校には通えないため、住んでいる町から引っ越さないといけなくなります。
6. カンニングをしたらどんな罰を受ける? (5:32)
Micah先生:私が先生だとしたら、テストでカンニングをした回数によって与える罰を変えると思います。初めての場合は「居残り」、2回目の場合はサタデースクール行きを命じます。私は「3回やったらアウト!」の方式が好きなので、もし3回以上繰り返したらもっと重い罰を与えます。もちろん、テストの種類にもよるので、クイズなどの簡単なテストであれば「居残り」程度にすると思います。Junさんはどうですか?
Jun:私も同じですね。初回であれば「居残り」ですが、3回同じ過ちを繰り返したら、より厳しい処分を下します。何度も繰り返すようであれば、停学処分にすると思います。カンニングが見つかっても反省の色が見えない場合は、カンニングをする癖や、難しいことからズルをして逃れようとする癖を生徒につけてほしくないので、一定のラインを決めて、そのラインを越えた生徒に対しては罰を与えることも重要だと思います。
Micah先生:確かにそうです。悪いことをした生徒に罰を与えることは、教育の一つだと思いますし、生徒を正しい道に導くために必要なことだと思います。
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