アメリカ人は挨拶をするときにハグや握手をするイメージがありますが、ハグの習慣がない日本人にとって、どんなタイミングでハグをすればいいのか戸惑いますよね。そこで今回は、ネイティブ講師のKelly先生と一緒にハグをするタイミングについて話し合いたいと思います。
1. Kelly先生はハグをするタイプ? (0:22)
Kelly先生:昔はよくハグをするタイプでした。大学生の頃は、周囲とは対等な関係だったのでよくハグをしていました。その後、仕事に就いてからは、状況に応じて変えていました。私は映画やTV関係の仕事をしていたので、50~100人ほどの人たちと6カ月間一緒に働いて、その後3年間会わないなんてことはよくあることでした。なので、特に仲の良い同僚と久々に再会した時は、ハグをしに走り寄っていました。私の感覚では、年齢を重ねるにつれハグをしなくなると思います。職場では、同僚の中にも距離感が近い人もいればそうでない人もいます。私は本心ではハグ好きですが、実際にハグをするかは別ですね。
Jun:良いポイントですね。高校や大学時代は、みんな同じ学校に通っていて毎日顔を合わせる仲なので関係が近いと思います。基本的にアメリカでは、親しい仲であれば相手の性別に関係なく、挨拶の手段としてハグをするのは至って普通の事です。また、別れ際の挨拶でもハグをします。
2. ビジネスシーンでのハグはNG? (2:08)
Kelly先生:昔からあるような会社で、みんながスーツを着てガラス張りの部屋で会議をしている様な会社であれば、ハグはしません。
Jun:同感です。アメリカでは、基本的に仕事の場面で挨拶としてハグをする習慣はありません。
3. 友達との挨拶でハグをするタイミング (3:55)
Jun:友達との挨拶が、手を振って”Hi”と言う挨拶や握手などからハグに変わるタイミングはいつですか?
Kelly先生:それは人それぞれだと思います。私の知人の中にもハグをしない人やハグが苦手な人もいますし、逆にハグが大好きな友人もいます。大まかな目安ですが、相手からのハグを待つ方がいいと思います。相手がハグをすることに抵抗がないと判断できれば、ハグをされた後にハグを返してあげれば良いと思います。一方で、相手がハグに抵抗を感じているかどうかが分からない場合や、ハグをしても良い仲かどうか判断がつかない場合は、ハグをしない方が無難です。
また、挨拶のハグにも種類があり、レストランの待ち合わせで会った時や別れ際などでは軽くハグをする程度です。
Jun:確かにハグにもいろいろな種類がありますね。挨拶のハグでぎゅーと強く抱きしめるようなハグをしてしまうと、ハグをされた相手も困ってしまいますね。
Kelly先生:人それぞれハグの仕方も異なりますので、まずは相手の動きを見て、ハグをしても大丈夫そうであれば、ハグをしてみてください。最初は軽いハグでいいと思います。
Jun:そうですね。特に初対面の相手とのハグは、相手の様子を伺った方がいいですね。相手がハグをしてきたら、軽くハグを返すようにすればOKです。
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