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公開日2023.01.25

日本とアメリカの給食が全然違う

日本の学校では、子供たちはお昼に栄養バランスが考えられた給食を食べるのが一般的ですが、アメリカの学校ではどうなのでしょうか?今回は、アメリカ人講師のMicah先生と一緒に、アメリカの定番の給食について、そして日本とアメリカの学校給食の違いについて話し合います。

1. Micah先生のお弁当 (0:39)

Micah先生:アメリカの学校で支給される給食は、あまり健康的な食事ではありませんでした。そのため、私を含め多くの生徒はお弁当を持参していました。親、または子ども自身で、前日や当日の朝にお弁当を準備して、茶色い紙袋や、ちょっとおしゃれなランチバックにお弁当を入れて学校に持って来ていました。毎週金曜日はピザの日でしたが、高校ではドミノピザが出ることもありました。
私のお弁当には、基本的に紙パックのりんごジュース、さけるチーズ、フルーツ、そしてサンドイッチが入っていました。母が忙しい時は、Lunchables(ランチャブル)をお弁当に渡されました。

2. 子供たちに人気のランチャブルとは? (2:45)

Micah先生:ランチャブルはスーパーで買える小さな市販のお弁当で、中には仕切りがあり、クラッカー、ハムやターキーといった加工肉、チーズが入っています。クラッカーに加工肉やチーズを挟んで食べますが、それが5つぐらい作れるお弁当です。そして、デザート用のチョコレートバーやジュースもついてきます。

3. 学校で食べるアメリカ人の定番ランチ (3:28)

Jun:定番のピーナッツバターとジェリーのサンドイッチは好きでしたか?

Micah先生:正直、子供の頃はジェリーが苦手だったのであまり好きではありませんでしたが、学校に持参するランチメニューとしては定番ですね。

Jun:毎週火曜日はタコス(タコボウル)の日でしたか?

Micah先生:いいえ、タコスの日はありませんでしたが、美味しそうですね。

Jun:タコボウルはナチョスのような食べ物で、チップスの上に牛ひき肉が乗っていて、その上からとろけるチーズをかけた料理です。

Micah先生:タコボウルという名前ではありませんでしたが、私の学校にもありました!月初めに給食のメニュー表をもらうので、そのメニューを参考に、子供たちは親にお弁当が必要な日、いらない日を伝えていました。ナチョスは学校でよく出ていたメニューの一つです。しかし、私が通っていた学校のカフェテリアのナチョスはあまり美味しそうではありませんでした。タコボウルは美味しかったですか?

Jun:美味しかったです!お気に入りメニューの一つでした。なので、タコボウルの日はいつも母にお弁当はいらないと伝えていました。その他に学校給食で好きだったのは、チョコレートミルクです。チョコレートミルクの日はお昼がとても待ち遠しかったのをよく覚えています。きっと日本には、チョコレートミルクが給食に出ることはないでしょうね。

Micah先生:そうですね。チョコレートミルクも最高でした。私はオハイオ州出身ですが、私が通っていた学校では、たまにフライドポテトが給食に出ました。また、ターキーホットショットというメニューもありました。これは、ターキー(七面鳥)のグレイビーソースがパンにかけてあるだけのメニューです。世界一見た目の悪い料理だと思います。

Jun:その話を聞いていて、スラッピージョーを思い出しました。私は家で一度もこの料理を食べたことはなかったので、学校給食でこの料理を初めて知りました。スラッピージョーは、パンにミートソースのようなお肉を挟んだ食べ物で、見た目はよくありませんが味はそこそこでした。でも、健康的な食事ではないですね…。

Micah先生:確かにそうですね。この動画をご覧の方も薄々感じていると思いますが、アメリカの学校で支給される給食は栄養バランスが良くありません。アメリカの給食は塩分や脂質が多く、体に悪いことで知られています。

Jun:そうですね。私が子どもだった頃は、年齢が上がるにつれ給食の質も悪くなっていきました。中学や高校では選択肢が多くなり、校内でピザハットやタコベル、チックフィレイ(ハンバーガー)などが買えるようになります。これらは全てジャンクフードで、値段的にも高校生にとって買いやすい価格でした。校内でジャンクフードが安く買えるのであれば、高校生なら買ってしまいます。

4. どう変わる?アメリカの給食 (7:40)

Micah先生:親の視点から考えると、給食の選択肢が少ないのは良いこととは思えません。最近はヴィーガン人口も増えてきているので、そういった人たち向けの料理があっても不思議ではありませんね。

Jun:良いポイントですね。最近では、オーガニックやヴィーガン料理も増えてきているので、高校の給食が健康的な食事に変わってきていても驚きません。ヴィーガンの生徒用にヴィーガン料理の選択肢があっても不思議ではありませんね。

Micah先生:アメリカ国内では、学校給食の質を上げ、安くてより健康的な食事を生徒に支給できるよう議論が行われています。今はどうなっているのかわかりませんが、自分の子供が学校で給食を食べるようになった時に気づくでしょうね。

Jun:そうですね。アメリカに比べて日本の給食は、たんぱく質やカロリーなどが全て計算されていて、メニューを適当に組んでいません。最近見たドキュメンタリーでは日本の給食の仕組みがテーマでしたが、とても驚きました。日本の給食は、日本人が幼少期から健康的な食事をとる理由になっているんです。幼少期の食事を管理すれば、大人になった後も健康的な食事をするようになります。一方アメリカの場合は、学校で支給される食事はジャンクフードがほとんどで、肥満や健康被害が社会問題になっています。

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