ポッドキャスト第410回:インタビュー企画「Studyinネイティブ英会話のみっちゃんと対談」に登場いただいた「Studyinネイティブ英会話」のみっちゃんと、ロサンゼルスの街をドライブしながら、母語について、そしてバイリンガルみっちゃんがどうやって英語と日本語を使い分けているのか、色々質問してみました。
1. 自分にとっての母語は何語だと思う? (1:42)
みっちゃん:今は日本に住んでいて日本語を使う頻度の方がいので日本語が母語かなぁと思いますが、正直、英語も日本語もどちらも母語だと感じます。両親は二人とも日本人で、私が小さい頃から日本語で話しかけてくれましたが、生後3か月ぐらいからアメリカで暮らしていて、英語環境の託児所に預けられていたこともあり、やはり、私にとっては日本語も英語もどちらも母語だと感じます。
2. 頭の中で言語はごちゃごちゃになる? (2:53)
みっちゃん:いつも頭の中がごちゃごちゃになります(笑)私の頭の中には「言語」と言う概念がなく、イメージとフィーリング、感情があるだけなんです。また、話始めるとごちゃごちゃになることが良くあります。
Jun:日本語で話している時はずっと日本語脳になっていて、英語の時は英語脳になっているんですか?
みっちゃん:状況によりますね。相手がバイリンガルであれば、日本語と英語が混ぜて話してしまいます。しかし、周りが日本語だけの環境であれば、最初から最後までずっと日本語で話します。だからと言って居心地が悪いわけではありません。英語の場合も同じですね。
3. アメリカ人と過ごす時と日本人と過ごす時の違い (5:14)
みっちゃん:アメリカ人の友人と一緒の時は少し生意気になったり、皮肉っぽくなったり、日本語で話す時よりもジョークを言うようになります。なぜなら、彼らは私の言うことをジョークだと受け止めてくれるので。でも、日本語で同じことをしてしまうと、いつも本気だと思われてしまいます。
Jun:アメリカ人の皮肉を理解するのは難しいですよね。一見、真面目に言っているようでも、実は逆の意味のことを言っていたりするんですよね。
みっちゃん:そうなんです。実は私もこのアメリカ文化には高校生の時に苦労しました。
Jun:僕は逆で、日本に行ったとき、日本のお笑いを理解するのが難しかったです。今でも笑いのツボが分からない時があります。だから、アメリカと日本の笑いをうまく混ぜつつ英語を教えるみっちゃんと関西出身の清家さんが作る動画を見て、とても感動しました。
みっちゃん:ありがとうございます。
Jun:動画を作っている時に、意見がぶつかったりすることはありますか?
みっちゃん:すごく良くあります!いつもぶつかってますよ(笑)
Jun:どうやって妥協点を見つけてるんですか?
みっちゃん:お笑いに関しては絶対に清家には勝てません。仮に私のネタの方が面白いと思っても、視聴者は関西のお笑いに慣れているので、そちらを優先するしかありません。妥協点の見つけ方は、結局のところ動画を見て楽しむのは私たちではなく視聴者の皆さんなので、視聴者のニーズを満たす面白いコンテンツを提供することにたどり着きます。
Jun:なるほど。お笑いに関しては清家さんがアイデアを出すと思いますが、動画では演者の人格も重要になりますよね?どんなにいいネタがあっても、演者がそれをうまく表現できなければ面白い動画にはならないと思うんです。だらか、本当に二人はバランスの取れたいいコンビなんだと思います。
みっちゃん:たまたまですよ。
Jun:お笑い以外に、二人がぶつかることはあるんですか?
みっちゃん:コンテンツの制作時にぶつかることがあります。スムーズにいけば撮影時間は30分程度で終わる動画だったのに、3時間ぐらい話し合いが続いたことがありました。話し合いがあまりにもヒートアップしすぎてしまい、周りから「喧嘩してるの?」と言われたこともあります(笑)
Jun:ヒートアップしている話し合いの瞬間を撮影して動画をYouTubeにアップすればきっとバズりますよ(笑)
みっちゃん:私の本性がバレてしまいますね(笑)コメント欄を見ると、私のことを頭がいいと思っている視聴者がたくさんいるようなんですが、編集のおかげでそうなってるだけで、実際は違うんです。
Jun:その気持ち、すごく良くわかります!褒められるのは嬉しいけど、褒められすぎると変なことや間違ったことを言えなくなりますよね。
二人を見ているととても羨ましいです。僕はHapa英会話を長い期間ひとりでやっているので、コンテンツを作る時に意見交換ができる相手がいる方が、より面白いものを作れる気がします。常に複数の視点を持つことは大切です。
4. みっちゃんが許せる、嘘をついてもいい状況ってどんな時? (15:41)
みっちゃん:例えば、誰かが自分のために作ってくれた料理があまり美味しくなかった時に、「美味しい」と噓をつくのも、逆に嘘をつかれるのもアリだと思います。でも、もしあまり美味しくない料理を毎回出された場合は、「塩を足した方がいいかも」とアドバイスをすると思います(笑)
Jun:私も同じです。人を不快にさせるようなことや悪口を言うのが苦手なので、最初は相手のために嘘をついて「美味しい」と言うと思います。
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