“room”と言うと真っ先に「部屋」をイメージすると思いますが、ネイティブの日常会話では「部屋」以外の意味で使われることがよくあります。今回は、“room”が持つ「部屋」以外の意味をご紹介します。
1. スペースや余白がある (0:29)
“room”は日常会話で「スペースがある」「余白がある」という意味でよく使われます。例えば、友人の車のトランクにスーツケースを入れるスペースがあるかを聞く場合は、“Do you have room in your trunk to fit this suitcase?(車のトランクにこのスーツケースを入れる余裕はありますか?)”と表現します。
“I have room.”は物や人を入れるスペースがあることを意味し、反対にスペースがない場合は“I don’t have room.”と表現します。
人や物のためにスペースを作って欲しい場合は、“make room”という表現を使います。例えば、レストランで友達に自分たちが座れるスペースを作って欲しいとお願いする時は、“Can you make room for us?(私たちが座れるように席をつめてもらえない?)”と表現します。ちなみに、アメリカのスターバックスでコーヒーなどを注文した時によく聞かれる定番質問に“Would you like room?”がありますが、これは、カップの中にミルクやクリームを入れるためのスペースを残してほしいかを聞いています。自分から「ミルク用のスペースを空けてください」とお願いする場合は、“Can you leave room for milk?””のように伝えればOKです。
その他、「デザートは別腹」は“have room for dessert”と表現します。“I always have room for dessert.”と“There’s always room for dessert.”はどちらもよく使われる表現なので、そのまま覚えましょう。また、“dessert”を“cake”や“ice cream”に置き換えて使ってもOKです。
- Do you have room in your trunk to fit this suitcase?
(車のトランクにこのスーツケースを入れる余裕はありますか?) - Do you guys want to hop in? I have room for two in my car.
(乗ってく?あと2人まで乗れるよ) - I have room in my backpack. Do you want to put your stuff in it?
(僕のカバンにまだ余裕があるから、君の荷物を入れようか?) - Can you make room for us?
(私たちが座れるように席をつめてもらえますか?) - I always have room for dessert. / There’s always room for dessert.
(デザートは別腹です)
〜会話例〜
A: Do you want to order dessert?
(デザートを注文する?)
B: Of course! I always have room for dessert.
(もちろん!デザートは別腹だからね)
2. 改善や交渉の余地がある (3:21)
“room”には、改善や交渉の余地があるという意味もあります。例えば、「改善の余地がある」は“There’s room for improvement.”、「成長の余地がある」は“There’s room for growth.”、「交渉の余地がある」は“There’s room for negotiation.”のように表現します。
- There’s room for improvement.
(改善の余地がある) - There’s room for growth.
(成長の余地がある) - There’s room for negotiation.
(交渉の余地がある)
動画レッスン
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I always have room for sweets.