“swear words”は“fuck”や“shit”など非常に下品で汚い言葉のことを指し、公の場での使用はタブーとされていますが、実際はアメリカドラマや映画を見ると様々なシーンで使われています。今回は、英語学習者が使ってもいいのか、使わない方がいいのか悩んでしまう“swear words”について、ネイティブ講師のMicah先生に色々質問してみようと思います。
1. “swear words”とは? (0:33)
“swear words”は日常会話で使ってはいけない悪い言葉のことですが、実際アメリカでは友人同士の会話などでよく使用されています。
2. Micah先生はどのくらいの頻度で“swear words”を使うの? (01:08)
Micah先生:時々使ってしまいますが、基本的には友人相手にしか使いません。もしくは、足の指をぶつけた時に衝動的に下品な言葉を叫んでしまうことがあります。周りにたくさんの人がいて、ふさわしくないと感じる状況では使いません。例えば、子どもの前や職場では絶対に使いません。
Jun:友人と一緒の時や一人でいる時に“swear words”を使った場合、悪い言葉を使っている認識はありますか?例えば、足の指をぶつけた時に“swear words”を使った場合、その言葉には悪い意味は含まれますか?それとも「痛っ」の代わりに使っているだけですか?
Micah先生:「痛っ」の最上級みたいな感じで、そこに悪い意味は含まれません。これはとても難しいテーマです。英語にはいろいろな“swear words”があり、状況も様々なので、その状況でその言葉を使うのが適切な時もあればそうでない時もあります。“swear words”は一見、重要度の低いテーマのように感じますが、実際はとても複雑ですね。
Jun:その通りです。誰かにダイレクトに“swear words”を使うと攻撃的な表現になってしまうことがあり、口頭で攻撃を仕掛けているような印象を与えてしまいます。しかし、友達との会話を楽しんでいる時は冗談のつもりで“swear words”を使うこともあります。そして、その状況で使う言葉には怒りのニュアンスは全く含まれません。
Micah先生:そうですね、僕もとても親しい友人に対してだけ“swear words”を使います。なぜなら、“swear words”を使う場合は、真剣に言っているわけではないことを相手に理解してもらう必要があるからです。親しい友人に対して使う“swear words”は、愛情や優しい思いを示す言葉でもあるため、そこまで親しくない友達に対しては使わないようにしています。
Jun:そうですね。ただ実際は、初対面の相手に対しても下品な言葉を使ってくる人もいます。
3. 英語学習者が“swear words”を使うのはOK? (04:50)
Micah先生:英語学習者で“swear words”を使いたい人に僕から言えるアドバイスは、その言葉を使う相手と共に過ごし相手を知り、そして場の空気を読むことが必要だということです。もしあなたの友人がノリで“swear words”を言っていると分かる場合は、あなたも“swear words”使っても良いタイミングだと思います。中にはパーティーなどで場の空気にのまれて下品な言葉をそこらじゅうで使ってしまう人もいますが、周囲の人は大抵ドン引きします。初対面の人に対して、または場の空気を読まずに下品な言葉を使う人は「低俗」だと思われます。そのため、英語学習者であれば“swear words”は使わない方がいいと思います。
Jun:同感です。“swear words”の意味を知っておく分には問題ありませんが、無理に使う必要はありません。なぜなら、英語学習者が“swear words”を口にすると無理して使っている感じがするため、ネイティブには不自然に聞こえてしまいます。
Micah先生:“swear words”はネイティブレベルの言葉であり、自然に出てくる言葉です。そのため、英語学習者が無理して“swear words”を使ってしまうと、相手を驚かせてしまったり、会話の流れを止めてしまったりする可能性があります。
4. もし自分の生徒が会話の中で“swear words”をたくさん使ったらどう思う? (08:00)
Micah先生:少し気まずいですね・・・。そして、この人はこういうキャラなんだと思います(笑)
Jun:僕も同じです(笑)なぜなら、会話や文脈の中での使い方がやはり不自然だからです。そして、そこが“swear words”を使う難しさでもあります。言葉を学んで意味を理解することは大切ですが、無理に使う必要はありません。
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