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公開日2022.06.01

Challengeの自然な使い方

日本語の「チャレンジ」は新しいことや難しいことに挑戦することを意味し、「マラソンにチャレンジする」や「新しいことにチャレンジしたい」のように日常的によく使われていますが、実はネイティブは「〇〇にチャレンジする」と表現する時に“challenge”という言葉は使いません。そこで今回は、英語で「〇〇にチャレンジする」と言う時にネイティブがよく使っている表現と、英単語の“challenge”は会話ではどのように使われているのかを分かりやすく解説していきます。

1. 「新しいことや目標に向かってチャレンジする」と言う場合は“try”を使おう (1:16)

英語では、何か新しいことや目標に向かってチャレンジすることを表す時は“try”を使います。“try”は試すことを意味し、「〇〇にチャレンジしたいです」は“I want to try ____.”と表現します。
また、「〇〇にチャレンジします」は“I’m going to try ___.”のように表現し、“try”の後にどんなことにチャレンジするかを動詞を使って具体的に表します。ただし日常会話では、「〇〇にチャレンジします」と言う場合はシンプルに“I’m going to ___.”と表現する方が自然です。“try”を使って「〇〇にチャレンジします」と表現すると、「うまく行くか分からないけどちょっとやってみる」のように少し自身のなさを表します。そのため、何かにチャレンジすることを既に決心している場合、そして最後までやり通す気持ちを相手に伝えたい場合は、“try”を使わずに“I’m going to ____.”と表現するようにしましょう。

  • I want to try running a marathon.
    (マラソンにチャレンジしたい)
  • I want to try taking online English lessons.
    (英語のオンラインレッスンにチャレンジしたい)
  • I want to try something new this year.
    (今年は新しいことにチャレンジしたい)
  • I’m going to try to go on a diet for a month.
    (一か月間ダイエットに挑戦します)
  • I’m going to try to do a presentation in English.
    (英語のプレゼンに挑戦します)

2. 「チャレンジしてみたら?」や「チャレンジしてみるよ」と言う場合は“give it a try”を使おう (3:46)

「チャレンジしてみたら?」や「うん、チャレンジしてみるよ」と言う場合は、“give it a try”を使います。“it”をチャレンジする対象に置き換えて“give surfing a try(サーフィンに挑戦する)”と表現することもできますが、日常会話では一般的に“give it a try”の形式で使います。例えば、“Swimming is a great exercise. You should give it a try.”のように、“give it a try”と言う前にチャレンジする対象について具体的に説明をすることがポイントです。

  • Surfing is fun. You should give it a try.
    (サーフィンは楽しいよ。挑戦してみなよ)
  • I’ve always wanted to try surfing. I’ll give it a try.
    (サーフィンは昔からずっとやってみたかったんだ。挑戦してみるよ)
  • Swimming is a great exercise. You should give it a try.
    (水泳は良い運動になるよ。試してみなよ)
  • Yoga is relaxing. You should give it a try.
    (ヨガはリラックスできるよ。試してみなよ)

3. “challenge”を使って「〇〇にチャレンジする」と表現する時のポイント (5:04)

“challenge”を使って「〇〇にチャレンジする」と表現する場合は、“challenge oneself”の形式を使います。この表現は自分自身に挑戦することを表し、具体的に何かに挑戦するのではなく、自分自身を追い込んで何かに向かって必死に頑張る意味合いが含まれます。
また、“challenge someone to a game of”で「に戦いを挑む」を意味し、一般的にスポーツやゲームで対戦する時に使われます。“game of”の後にゲームやスポーツの名前を入れます。“Let’s play ____.(一緒に~しよう)”と意味は似ていますが、“I challenge you to a game of ____”の方がどちらが強いか勝敗を決めるようなニュアンスになります。そのため、友人を「テニスやろうよ」と誘う時などは、シンプルに“Let’s play tennis.”と言う方がいいでしょう。

  • I want to challenge myself this year.
    (今年は自分自身に挑戦したい)
  • I challenge you to a game of tennis.
    (テニスであなたに挑戦したい)
  • I challenge you to a game of bowling.
    (ボウリングであなたに挑戦したい)

4. “challenge”を使って「~は大変」と表現する時のポイント (7:23)

“challenge”は“hard”や“tough”、“difficult”の代わりに使える表現で、何かが大変であることを意味します。一般的には、be動詞と組み合わせて“____ is/was challenging”のように表します。
また、“challenge”は“Living abroad is a challenge.”のように名詞として使うこともできます。何かが大変であることを強調したい時は、“a big challenge”と表現します。

  • It was challenging during the pandemic.
    (パンデミック中は大変だった)
  • My job is challenging but rewarding.
    (私の仕事は大変だけどやりがいがある)
  • Living abroad is a (big) challenge.
    (海外生活は[とても]大変だ)
  • Working while raising a kid is a (big) challenge.
    (働きながら子育てするのは[とても]大変だ)

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