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公開日2022.03.18

はるな愛と「日米の違い」を熱く語る

今回のYouTubeは、タレントのはるな愛さんとのコラボ動画です。年に何度もアメリカを訪れるというはるな愛さんに、日米文化の違いやLGBTQについて色々お話しいただきました。

1. 日米カルチャーについて語る (2:14)

愛さん:ダンスと歌のレッスンのために毎月のようにニューヨークに行っていました。アメリカのダンストレーニングには世界中から生徒が集まってくるため、自分をしっかり表現していないと周りから置いて行かれてしまうような環境でした。そのため、日本にはない刺激をいつもたくさん受けていました。

Jun:アメリカでは、どれだけ自分自身をアピールできるかが大切ですよね。またアメリカには、良いと思ったことは他人であっても気軽に褒める文化があります。

愛さん:どうして日本には「褒める文化」がないのでしょうか?日本はとても大好きな国ですが、島国だからなのかは分かりませんが、他人からどう思われるかを気にしすぎている面がある気がします。

Jun:すごく良くわかります。同じ言語や同じ文化の中で育つと、誰かに話しかける前に「この人は私がこう言ったらどんな風に思うんだろう?」と考えてしまい、結局言いたいことが言えなくなってしまうんだと思います。アメリカ人の場合は、相手がどう思っているか分からないから言葉に出して伝える必要があると考えますが、日本人の場合は「言わなくてもわかるでしょ?」という考えが根底にあるため、言葉を発する前に余計にいろいろ考えすぎてしまうのかもしれません。

愛さん:日本が大陸とつながっていたとしたら、きっと考え方は全然違っていただろうなと思います。

2. LGBTQから現代の個性について (5:33)

愛さん:LGBTやLGBTQといったカテゴリーがあることでホッとする人もいますが、私は逆で、「トランスジェンダーになったらその枠の中に入らなければならないの?」と思ってしまい、窮屈さを覚えます。日本でもLGBTという言葉は広まりましたが、LGBTに理解を示すことで周りにどう思われるんだろう?と考える人もたくさんいるのではないかと感じています。

Jun:カテゴリーがあることによって逆にその枠の中に入りづらくなるということですか?また、そのカテゴリーに入ることで周りからどう見られるのか不安に感じるということですか?

愛さん:そうなると、私の今の考えって日本的ですよね?(笑)私はトランスジェンダーとしてTVに出て話したり登壇することもよくあるのですが、私の発言が全てのトランスジェンダーの意見だと思われてしまう怖さもあります。例えば、私はTVで自分の本名を言うことに全く抵抗を感じませんが、それが嫌だという人もたくさんいます。もちろんその人たちの気持ちもとてもよくわかるし、LGBTの4つの頭文字だけで人を分けることはできず、人の数だけ個性があると思っています。言葉って難しいですね。

Jun:難しいからこそ、こういう会話をすることが大切なんだと思います。自分が知らないことを理解するためには、まず最もわかりやすくするためにカテゴリーを作り、各カテゴリーを特徴で分けることによって、全く知らない人であっても理解しやすくなる気がします。ただ、どんなにカテゴリーがあったとしても、結局人それぞれ個性があり異なるのだと思います。

愛さん:本当にそう思います。だからアメリカに行くと自由を感じることができるんです。個性は一つ一つ大切だということに気づかされます。

3. アメリカ人が抱える“個性”の呪縛について (9:27)

Jun:アメリカでは自分のカラーを出さない限り周りに埋もれてしまいます。アメリカには“Everybody is special.(みんな特別)”という考えがあり、「みんな一緒」という考えが浸透している日本で育った人がアメリカに来ると、個々が自分のカラーを出しているアメリカ人に魅力を感じるかもしれません。しかし、アメリカで生まれ育つと「自分は周りとは違う何か特別なものを持っていなければいけない」と考えるようになってしまい、逆に普通でいることが難しくなってしまいます。そのため最近では、「特別じゃなくていい」、「普通のままでいい」という声も聞かれるようになってきています。

愛さん:なるほど。アメリカでもそれぞれの多様性を認める動きが高まっているんですね。

4. アメリカで感じた本当の個性とは? (11:40)

Jun:愛さんがニューヨークやLAを訪れた時、周りの対応はどうでしたか?また、アメリカにいると気持ちが変わったりすることはありましたか?

愛さん:毎月ニューヨークに訪れていた時は、映画関係者やミュージカル関係者も周りに多かったので、自分を目立たせるために派手な格好をして歩いていましたが、フリフリのドレスを着て大きなリボンを頭に着けていても周りに埋もれてしまっていました。ただ、滞在先のホテルからイベント会場まで着物を着て道を歩いた時は、色々な国の人から「写真を撮ってもいいですか?」と声をかけられました。私はR&Bやヒップホップ、マドンナやビヨンセが大好きですが、この時の体験から、世界のステージを目指すのであれば自分のやらなければならないことは日本にあるのではないかと気づきました。シカゴなどで開催されたJapan Expoでメインゲストとして花嫁さんの打掛をドレスにした衣装を着て演歌を歌ったのですが、大盛況でした。私が世界のステージを目指すには、自国の文化を武器にするのが近道なんだなと気づきました。

5. 自国のカルチャーの素晴らしさを再発見 (14:52)

Jun:海外で学べることがたくさんあると思って日本を飛び出す人も多いと思いますが、結局自国の外に出たことで得る一番の学びは自国の良さなんだと思います。不思議ですよね。

愛さん:ホントに不思議ですよね。例えば、タイでは小さい頃から学校で伝統舞踊を学ぶそうなんですが、日本の学校で日本舞踊や大太鼓を習うことはまずないですよね。それはどうしてなのかなぁ?と思うことはよくあります。

Jun:アメリカの西海岸や東海岸には本当に色々な人が暮らしており、それぞれが自分のルーツとなる国の文化を紹介するために頑張っています。

6. 住む場所の特徴によって人間性も変わる? (16:44)

愛さん:LAは道の幅や家と家の間隔が広く、また家も大きいため、そのことがそこで暮らす人々の性質や性格に影響を与えるのかなと感じています。LAで暮らす人々はゆったりしている印象がありますね。一方で、ニューヨークの人々はせかせかしている印象があります。

Jun:それはよく言われることです。LAは全体的にゆったりしており、喋り方などもニューヨークの人に比べるとゆっくりで、例えば、スーパーで会計待ちの人が自分の後ろに並んでいても、気にせずにレジ係の人とおしゃべりを楽しみますね。

愛さん:面白いですね。

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