クリスマスまであとわずかとなりました。今回は、現在ロンドンで暮らしているブルガリア出身のAtanasさんと一緒に、アメリカ・日本・ブルガリアのクリスマスの過ごし方を比較してみたいと思います。
1. 日本のクリスマスの過ごし方は独特? (1:18)
Jun
日本はクリスマス当日ではなくクリスマスイブの方が重要で、イブに恋人とデートをしたり祝ったりする習慣には驚きました。
2. ブルガリアのクリスマスの過ごし方 (2:04)
Atanasさん
日本はクリスマスは恋人と一緒に過ごす日になっていますが、ブルガリアをはじめ、ヨーロッパ諸国ではクリスマスは家族と一緒に過ごすホリデーで、ブルガリアのクリスマスはアメリカの感謝祭に似ています。また、ブルガリアではクリスマス当日ではなく、クリスマスイブに家族で集まる習慣があり、宗教的な理由からその日はお肉や卵、チーズといった動物性食品を食べません。そして、翌日の25日からお肉や卵などを再び食べ始めます。現在では、宗教的な理由で動物性食品を摂取しないというよりは、すでに習慣になっている印象があります。しかし中には、宗教の教えを守りクリスマス前の1か月程度は断食をしてお肉を食べない人もいます。
また、ブルガリアにはクリスマスプレゼントだけでなく、お正月にもプレゼントをもらう習慣があり、私が子どもの頃はお正月にもらうプレゼントの方が大きかったです。この習わしは、昔、東ヨーロッパの正教会がクリスマスを1月に祝っていたことに由来します。現在でも、セルビアやロシアでは1月にクリスマスを祝いますが、ブルガリアやルーマニアは過去のある時点でクリスマスを12月25日に祝うようになりました。ちなみに、クリスマスにもらうプレゼントは大抵一つだけでした。
3. Junのクリスマスの思い出 (8:54)
Jun
父はクリスマスが大好きで、子ども一人につき8個から10個のプレゼントを用意していたので、クリスマスツリーの下には毎年沢山のプレゼントが置いてありました。また、私がまだ小さかった頃は、クリスマス前夜に煙突から入ってくるサンタさんのため暖炉の火を消し、暖炉の横にクッキーを2、3枚、グラス一杯の牛乳を準備してから私と妹たちは眠りにつきました。そして翌日、クリスマスツリーを見た後に暖炉を見に行くと、食べかけのクッキーと飲みかけの牛乳が置いてあり、父が“Santa must be busy this year!”と言っていたことを今でもよく覚えています。我が家ではクリスマスは毎年盛大に祝われるイベントで、たくさんのプレゼントを開けて、家族と一緒に美味しい食事を楽しむ賑やかなファミリーデーでした。子どもの頃に一番楽しみにしていたイベントはクリスマスで、サンタさん宛の手紙を書いたりもしました。だからこそ、日本のクリスマスの習慣を初めて聞いた時はかなり驚きました。
4. ブルガリアにもある日本の〇〇文化 (12:36)
Atanasさん
ブルガリアにも日本と同じようにお年玉の習慣があります。親だけでなく、祖父母や叔父叔母、年上の知り合いからもらえ、木のスティックを使って体の一部を軽くたたいておまじないをしてから、健康を祝うために子どもたちにお年玉を渡します。大抵お年玉をもらえるのは18歳ぐらいまでで、身近な家族からは5,000円ほどもらえます。
5. 人や文化、国によって異なるクリスマスの形 (15:08)
Jun
クリスマスは世界中で祝われているイベントであり、国や文化によっては宗教的な祝日でもありますが、その祝い方は人や文化、国によってだいぶ異なるため、とても興味深いと感じました。
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