アメリカに住んだことのある人やアメリカ人の友達がいれば一度は聞いたことのあるフレーズ“I’m proud of you”。直訳すると「私はあなたを誇りに思っている」ですが、アメリカ人は本当に「誇り」に思っているのでしょうか?「誇りに思う」と覚えてしまうと、かしこまった表現になり言葉としてちょっと重すぎるのではないでしょうか?今回は“I’m proud of you”の意味と言葉の重さをDana先生と話し合います。
1. “I’m proud of you.” って重くない? (0:24)
“I’m proud of you.”はアメリカではよく耳にする表現ですが、日本語に直訳すると「私はあなたを誇りに思っています」となることから、言葉としてはちょっと重たい表現だと感じている人も多いと思います。実際、この表現には重い気持ちが含まれるため、友人同士の会話で日々のちょっとしたことをほめる時に使うことはあまりありません。
2. アメリカ人はどんな時に使う? (1:08)
この表現は、相手に重たい印象を与えてしまうため日常的に頻繁に使われる表現ではありません。一般的に、希望の会社に就職したり、ひたすら勉強してテストに合格したり、医大に合格するなど何か大きなことを成し遂げた仲の良い友人に対して、「私も心から嬉しい、おめでとう!」と伝える時に使われる表現です。
そこまで親しくない友人や少し疎遠になっていた友人に対して使ったり、ちょっとしたことに対して使ってしまうと、皮肉にとらえられることもあるため、その場合はもっとカジュアルな“Great job!”や“That’s awesome.”を使うといいでしょう。
3. 「Proud = 誇り」ではない? (5:02)
アメリカ人は“I’m proud of you.”を「あなたを誇りに思う」ではなく、「私もあなたと同じくらい嬉しいよ」といった意味合いで使用しています。そのため、文字通りの意味(proud = 誇り)で覚えるのではなく、文脈や状況から意味を理解するようにするといいでしょう。
4. 親が子供に言うシーン (6:39)
大きなことを成し遂げた子どもに対して、両親が“I’m so proud of you.”と言って喜びの気持ちを表現することもあります。
5. “I’m proud of you.”って上から目線? (8:35)
この表現は、「上から目線の言葉」として捉えられることもあるため、注意が必要です。
6. この表現は上司や先生に対して使える? (10:15)
互いの性格をよく理解している仲の良い会社の上司や、仲の良い学校の先生が何か大きなことを成し遂げたときに“I’m proud of you.”を使うこともありますが、一般的には会社の上司や学校の先生に対して“I’m proud of you.”を使うことはあまりありません。そのため、“I’m proud of you.”を使ってもいい状況かどうか判断がつかない時は、“That’s great.”や“I’m happy to hear that.”などを使うようにするといいでしょう。
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