英語圏の友人と話している時や映画やドラマを見ている時、よく“Catch up”という表現を耳にしませんか? “Catch up”には複数の意味があり、言葉は同じですが使われる場所が異なります。今回は3つの使い方をご紹介します。
1) Catch up to/with ~
→Come from behind and reach the person in front of you.
Catch up は、先行するものに追いつくこと、特に走って追いつくことを意味する表現です。走って誰かに追いつく時は “catch up to/with ~” の形式が使われますが、アメリカでは “catch up to ~”と表現することが一般的です。
- He is catching up to/with us.
(彼は私たちに追いついてきました) - You’re too fast. I can’t catch up to you.
(速すぎるよ。追いつけないよ) - Go ahead. I’ll catch up with/to you guys.
(先に行ってて。追いつくから) - If you miss too many days of class, it’s hard to catch up.
(授業を休みすぎたら、追いつくのが大変だよ)
2) Catch up on
→Do something you haven’t had time to do recently.
Catch up on ~ は「遅れを取り戻す」を意味する日常表現です。特に仕事や作業、または学校の勉強などの遅れを取り戻すという意味で使われます。一般的には、溜まっている仕事などを仕上げると言う意味合いで使われます。
- I need to catch up on some/my work this weekend.
(今週末は溜まっている仕事を仕上げないと) - I have catch up on my/some homework today.
(今日は溜まっている宿題を終わらせないと) - I’m going to catch up on my/some reading tonight.
(今夜は[時間がなくて出来ていなかった]読書をするよ) - I spent all day catching up on my emails.
(今日は一日中溜まっているメールを処理しました) - I’m exhausted. I need to catch up on my/some sleep tomorrow.
(疲れ切ったよ。明日は睡眠不足を取り戻さないと) - Let’s catch up on all the episodes today.
(今日はまだ見れていないエピソードを見よう)
3) Catch up
→Talk with someone you haven’t seen in a while / Learn or discuss latest news.
Catch up は、長い間会っていなかった人とそれまでの出来事や近況について会って話をする意味としても使われます。一般的には、一緒に食事やお茶をしながら互いの近況報告をする状況で使いますが、電話やメールなどで近況を伝え合う時にも使うことができます。
- We should/need to catch up soon.
(近いうちに会って話さないとね) - Let’s catch up over coffee or something.
(コーヒーでも飲みながら近況報告をしよう) - It was nice catching up with you today.
(今日は久しぶりに会って話せてよかった) - Catch me up on what’s going on.
(近況教えてよ) - You have a lot to catch up on. I’ll catch you up on everything.
(あなたには、遅れを取り戻さないといけないことが沢山あります。私が全部教えてあげます)
Advertisement
こんにちは。通訳ガイドを目指している50歳代のおじさんです。
たまたま、検索していたら、このページに行きつきました。
ぶしつけですみませんが、1つ質問です。
NY times のipod で can you catch us up on how that terror threat evolved over the past few days? という文章が出ていました。
この場合、catch us up on ってどういう意味でしょう? 上の構文と似ているのですが、catch が他動詞になってます。ニュアンス的には「手短に解説してくれる」みたいな感じかなと思うのですが。。。
catch up で1つの動詞= 句動詞(自動詞)の役割を果たしており、普通に「会って話す」とかの意味でいいと思います。