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公開日2021.06.05

【日本人の知らない英語】周囲に圧倒的な差をつけるFineの使い方

嘘に聞こえる「Fine」や不安を取り除く「Fine」、怒りを伝える「Fine」やスラングとして使われる「Fine」など、ネイティブが日常会話で使うFineの用法をご紹介します。

1. 健康な状態を表す“fine”の使い方　(0:26)

“fine”は健康状態を表すときによく使われますが、少しネガティブな印象を与えることがあります。

2. I’m fine=元気ではない？ (1:16)

“How are you doing?（元気ですか？）”の返答として“I’m fine.（元気だよ）”を使う人も多いと思いますが、“I’m fine”と言ってしまうと「元気」というよりは、どちらかというと「普通」や「そこそこ元気だけど、Goodほど元気ではない」といった印象を相手に与えます。

元気の度合い: Good > Fine > OK/Alright

また、怪我をした自分のことを心配してくれた友人に対して「大丈夫だよ」と言って相手を安心させるときは、“I’m good.”ではなく“I’m fine.”と返答するのが一般的で、よりナチュラルです。

3. 嘘に聞こえる“I’m fine”　(3:24)

体調不良にもかかわらず、相手に心配をかけたくない一心で「大丈夫だよ」と罪のないウソをつくときも“I’m fine.”を使うことができます。

4. 不安を取り除くための“Fine”　(5:26)

娘の海外留学を心配する母親に対して父親が“She will be fine. There is nothing to worry about.”と言うと、「彼女は大丈夫だよ。心配することはないさ」といった意味になり、ここでの“fine”は母親の心配や不安を取り除くために使われています。

5. “Are you fine?”は不自然？ (6:52)

目の前で転んだ人に対して「大丈夫ですか？」と声をかける時は“Are you OK?”を使います。ここで“Are you fine?”と聞いてしまうと不自然なので、気を付けましょう。しかし、「大丈夫です」と答える時は“I’m fine.”または“I’m OK.”のどちらを使ってもOKです。

6.スラングの“Fine” (8:16)

“fine”を使ったスラングに、“She/He is fine”と言う表現がありますが、これはキレイで魅力的な女性や、カッコイイ男性を表します。男性が女性に対して“She is fine（彼女はキレイだ）”と使うのが一般的で、女性が別の女性の容姿をほめる時に使うのは違和感があり、その場合は“She is so beautiful.”や“She is so pretty.”などを使います。

7. 「結構です」として使う“Fine” (10:09)

レストランで「お水のお代わりはいかがですか？」と聞かれたときや、お店で「領収書は必要ですか？」と聞かれたときに、「結構です」と断る状況でも“fine”が使えます。その場合は、“No, I’m fine.”や“No, it’s fine.”のように使います。
その他、「お手伝いしましょうか？」のような申し出を丁寧かつカジュアルに断るときにも“I’m fine.”が使えます。家族や友人など、親しい人からの申し出を断るときに“No, thank you.”と言ってしまうと、フォーマルすぎて不自然なので、“I’m fine.”を使うようにするといいでしょう。

8. Fine ＋ with の使い方 (11:48)

相手からのお願いに対して「イイですよ」や「大丈夫ですよ」と返答する時は“That’s fine”が使えますが、この場合は、“That’s fine with me.”や“That’s fine by me.”のように言います。“That’s fine”だけで終わらせてしまうと、少しぶっきらぼうな印象を与えてしまいます。