今回のエピソードでは、ビジネス英語と英語教育のプロフェッショナルである、Q-Leap代表の愛場吉子さんをお迎えしました。彼女は日本の有名企業で海外営業を経験した後、アメリカの大学院でTESOL(英語教授法)を学び、ニューヨークのカルバン・クライン本社勤務を経て、現在は日本に戻り、大学やビジネススクール、企業などでビジネス英語を教えながら、息子さんをバイリンガルに育てています。今回は、愛場さんご夫婦が家庭内にどのように英語環境をつくっているのか、スクリーンタイムと英語メディアのリアルなバランス、“完璧さ”よりも“楽しさ”が大事な理由、そして長い目で見た本当のバイリンガル像について深くお聞きしました。さらに、「テストのための英語」ではなく、「価値を生み出すツールとしての英語」を使いこなすグローバルな人材についてや、親子で一緒に言語学習と成長を楽しむコツについてもお聞きしました。親としても、英語学習者としても、ビジネスパーソンとしても、日常生活に英語を取り入れるための実践的なヒントと新しい視点が得られるエピソードです。
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〜 インタビュー内容 〜
- 02:38
- 日本にいながら「バイリンガル子育て」を決意した理由
- 10:35
- 家での過ごし方は?子どものスクリーンタイムをどう調整している?
- 16:13
- 家庭での環境づくりは夫婦の連携がカギ
- 25:41
- 「バイリンガル子育て」の一番の苦労は?
- 28:54
- 英語で子供に話しかけたいけど自信がない時は?
- 33:22
- 英語が嫌いな子、どうしたら変われる?
- 38:22
- 「バイリンガル子育て」をしたい親の心構え
- 47:03
- 吉子さんの「バイリンガル子育て」をもっと知りたい時は?
- 49:54
- 吉子さんの考える“Global Worker”とは
- 54:57
- 知識はあるのに英語が出てこない方へのアドバイス
- 1:00:32
- 吉子さんのビジネス本、おすすめポイント
- 1:04:06
- 親であることと仕事とのバランスをうまく保つには?
- 1:07:38
- 一問一答コーナー
- 1:10:16
- リスナーの皆さんへのメッセージ
愛場吉子(英語講師/ビジネス英語研修会社Q-Leap代表)富士ゼロックス(現・富士フイルム)グループで海外営業を経験後、英語教育の重要性に目覚め米国の大学院にてTESOL(英語教授法)修士を取得。アルク企業研修講師、英語スピーキングテストの試験官・評価官を経て、2011年よりCalvin Kleinニューヨーク本社の国際ライセンシング部門に勤務。2014年に帰国後は浅場眞紀子とQ-Leapを共同設立。大学・ビジネススクール・企業でビジネス英語を指導。2020年より中央大学ビジネススクール客員教授。著書8冊。TOEIC L/R 990点、TOEIC S/W 400点満点。
Q-Leap : https://q-leap.co.jp/
Instagram : @qleap_4_efl_parents
書籍 : https://q-leap.co.jp/publications/
インタビューキーポイント
- 家庭で育むバイリンガル環境
- 日本でバイリンガルを育てるために大切なのは、“特別なこと“よりも、毎日の自然な英語とのふれあい。
- 夫婦で役割を決めすぎず、お互いが無理なく続けられる英語環境づくりを心がける。
- 英語は「教える」よりも「一緒に楽しむ」姿勢が、子どもの自発的な学びにつながる。
- スクリーンタイムとの向き合い方
- スクリーンタイムは“悪”ではなく、使い方次第で強力な英語インプットのツールになる。
- 大事なのは「時間量」よりも「内容」と「親子でどう使うか」。
- 英語メディアを取り入れることで、楽しみながら自然に英語に触れる習慣が生まれる。
- 完璧より楽しむ―長期的に伸びる子の共通点
- バイリンガル教育は“短期の結果“ではなく“長期の育ち“を見ることが大切。
- 発音や文法の完璧さを求めるより、「英語が好き」「英語が楽しい」という気持ちが最大の伸びしろになる。
- 好きになれば続けられ、続ければ自然と成果につながる。
- バイリンガルの本質は「状況に応じて使い分ける力」
- “バイリンガル=どちらの言語も完璧に話せる人“ではない。
- 目的や状況に合わせて、英語と日本語を柔軟に使い分けられるスキルこそが本質。
- 子どもに求めすぎず、本人のペースで言語発達を見守ることが重要。
- 日本の英語教育に必要な「価値創造」の視点
- 英語はテストのための科目ではなく、“価値を生むためのツール“へとアップデートすべき。
- グローバル環境で求められるのは、英語力より“自分の意見を持ち、相手と協働する力“。
- 正しい英語より、“自分の言葉で伝える姿勢“が信頼と影響力を生む。
- 親も子どもと一緒に成長していく
- 親自身が新しいことを楽しむ姿勢は、子どもにとって最高の学びのモデルとなる。
- 子育ても英語教育も、“親だけが頑張る“のではなく、“一緒に育つプロセス“。
- 完璧を手放し、親も自分のペースで英語と向き合うことで、家庭全体がポジティブな英語環境になる。
- 継続は「仕組み」でつくる
- モチベーションではなく、習慣と環境づくりが英語力を伸ばす鍵。
- 子ども大人も「自然に英語に触れてしまう」状態を作ることが理想的。
- 小さな積み重ねが、将来の大きな言語力と自信につながる。
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