「何となく怪しいんだよね」や「何となく彼女のことが信用できない」など、はっきりとした理由はないのに何かを感じる瞬間があると思いますが、そんな感情を表す時は英語でどのように表現すればいいのでしょうか?今回は、ネイティブが日常会話でよく使う「何となく~だと思う」を表す英語表現をご紹介します。
There is something about
→「何となく~だと思う」
“there is something about”は「何か気になる」や「何となく~だと思う」を意味し、はっきりとは分からないが何かが心に引っかかることを表すときに使える表現です。特に言葉では説明しずらい特別な魅力を感じたり、怪しいと感じるような状況で使われます。
例えば、これまで色々なレストランで美味しいカレーを食べてきたけど、自分の母親が作るカレーは何か一味違う事を表現したい時に、“There’s something about my mom’s curry that’s different.(やっぱり母のカレーは一味違う)”と言ったり、友人から優しくて礼儀正しくて、さらに性格も良い彼氏を紹介されたけど「何となく彼は嘘っぽい…」と感じた時に、“I don’t know what it is, but there’s something about him that seems fake.(なんだかわからないけど、彼って何か嘘くさいんだよね)”のように表現します。
この表現はポジティブなこと、ネガティブなこと、両方に対して使うことができ、“There is something about”の後に気になる対象を入れるだけでOKです。
またこの表現は、“There is something ____ about ____.”の形式で使うこともできます。例えば、「彼女には何か特別なものがあるよ」は“There is something special about her.”、「彼は何か変なんだよね」は“There is something strange about him.”のように、“something”と“about”の間に形容詞を入れて表現します。
- There’s something about her that I don’t trust.
(彼女は何となく信用できないんだよね) - I think eBooks are convenient, but there’s something about paperback books that I love.
(電子書籍は便利だと思うけど、何となく紙の本が好きなんだ) - There’s something about this place that makes me feel uncomfortable.
(この場所は何となく居心地が悪いんだよね) - There is something about the ocean that calms my mind.
(海には私の心を落ち着かせてくれる何かがあるんだよね) - There’s something special about him. I bet he’s going to be a superstar one day.
(彼は何か特別な才能を持っている。きっといつかスーパースターになるよ) - There’s something soothing about the sound of rain.
(雨の音って何だか落ち着くんだよね) - There’s something fishy about him, but I can’t put it into words.
(彼は何か怪しいんだけど、言葉ではうまく言えないんだよね)
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