今回の発音攻略では、VとFの発音に焦点を当てたレッスンをお届けします。コツさえつかめば綺麗な発音ができるようになるので、発音のスペシャリストであるKara先生と一緒に練習しましょう。
1. VとFを上手に発音するコツ (00:45)
Kara先生:英語でVとFの音を使う事はあまりありませんが、発音を間違えてしまうと、すぐに英語があなたの第一言語ではないことが分かってしまいます。一方で、この二つは習得しやすい音でもあります。VもFも基本的には同じ方法で発音します。前歯の先を優しく下唇に置いてください。この時に噛んではダメです。Thの音と同様に、VとFの発音には「ささやく方法」と「声を出す方法」があります。Fは「ささやく方法」で、静かに息を吐くイメージになります。音が聞こえないことに不安を感じると思いますが、そういう発音なので問題ありません。
Vの発音はFの発音方法に声を乗せるだけです。声を出すと唇や歯、舌に振動を感じますが、それが正しく発音ができている証です。Fの時は振動はなく、Vの時は振動を感じます。
Jun:なるほど、以前、動画で紹介したThとSの発音方法と同じですね(詳しくは、動画『発音のプロから学ぶ「Th」と「S」の発音の違い』をご覧ください)。
2. VとBの発音の違い (2:39)
Jun:日本人にとってはVとBの発音の違いを聞き分けるのが難しいと思いますが、どのように発音を分ければいいでしょうか?
Kara先生:Bはネイティブの赤ちゃんが初めて発する音の一つです。なぜなら口を閉じた状態から、息を押し出しながら発音するだけでできるからです。一方、VとFの発音は前歯を下唇につける必要があり、上下の唇がつくことはありません。
Vの発音は英語を話す腕非常に重要です。”have”や”very”を”habe”や”bery”のように発音してしまうと意味が伝わりません。練習する時はしっかり聞いて、実際に声に出すようにしましょう。AmazonのAlexaに話しかけてみるのも良いでしょう。
3. Fの発音がVの発音になる時がある? (3:59)
Jun:“of”のように、Fの部分がVの音になる単語がありますが、このような言葉の発音に決まったルールはありますか?それとも練習あるのみですか?
Kara先生:残念ながら、練習あるのみですね…。FをVの音で発音することがあるように、発音にも様々な例外が存在します。
Jun:確かにそうですね。教科書に書いてある発音のルールを学ぶよりも、ネイティブの自然な英語をひたすら聞いて覚えるのが一番なんだと思います。なぜなら、実際の会話はとてもスピーディーで、そのスピードに合わせる必要があるため、そのたびに発音ルールを思い出して考える時間なんてありません。自然な英語を毎日聞いて、自分の耳を自然な英語の音に慣らしていくしかありません。そして、最終的に自然な英語と不自然な英語を聞き分けられるようになるといいですね。
Kara先生:FとVの発音練習に一番お勧めしたい単語は”forever”です。この単語にはFとVの発音が組み込まれているので、ぜひ発音練習に使ってみてください。
動画レッスン
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