9/132022

会話に役立つ自然な英語

Stumbleが持つ3つの代表的な意味

皆さんは“stumble”という単語をご存知ですか？日常会話では「つまづく」という意味で使われますが、実はその他にもたくさんの意味があります。今回は、“stumble”の様々な意味と用法をご紹介したいと思います。

1) つまずく、よろめく

歩いている最中につまづいて転びそうになった時や、よろめいた時に“stumble”を使います。「つまづく」を意味する言葉に“trip”がありますが、“stumbleとは少しニュアンスが異なります。“trip”は思いがけず障害物につまづいた時や、電源コードなどに足が引っかかって転ぶ時などに使いますが、“stumble”は何もないところでつまづくニュアンスが強く、バランスを崩すイメージです。しかし、日常会話では厳密な使い分けはされておらずどちらも「つまづく」という意味で使われるため、例えば「石につまづいた」と表現する時は、“I stumbled on this rock.”と“I tripped on this rock.”のどちらを使っても問題ありません。

〜会話例〜
A: Why is that little boy crying?
（あの小さい男の子はなんで泣いてるの？）
B: He just stumbled and fell into a puddle.
（彼はつまづいて、水たまりに落ちちゃったみたい）
A: Aww. Poor guy.
（あら。可哀想に）
B: But he seems better already.
（でも、もう大丈夫みたいだね）

2) 口ごもる、つっかえる

プレゼンなどでうまく言葉が出ずにつっかえたり、口ごもることを表す時も“stumble”を使います。うまく話せなかった場合は“stumble on/over my words”と表現し、上手に出来なかったというニュアンスになります。“on”と“over”のどちらを使っても意味合いはあまり変わらず、どちらの言い方でも「上手く話せない」「言葉につっかえる」という意味になります。

〜会話例〜
A: I did terribly in my presentation.
（プレゼンで大失敗したよ）
B: Oh, I’m sorry. What happened?
（それは残念。どうしたの？）
A: I got really nervous and I stumbled over my words.
（緊張して、言葉に詰まっちゃったの）
B: I’m sure that you will do better next time.
（きっと次は上手くいくよ）

3) 偶然見いだす、巡り合う

偶然何かを見つけたと言う時にも“stumble”が使われます。探していた本を偶然見つけた時や、友人が欲しがっていたものをたまたま見つけた時などに使います。“stumble across”は、必死に探した訳ではなく「偶然見つける」という意味になります。

〜会話例〜
A: I stumbled across this book that you might like. Here you go.
（あなたが好きそうな本を見つけたよ。どうぞ）
B: Oh, thanks!
（ありがとう！）
A: It’s a book about marine animals.
（海洋生物の本だよ）
B: Wow, thanks! I love it!
（え？！ありがとう！嬉しい！）

この記事を書いた人

Michelle

こんにちは、Michelleです。カリフォルニア・ロサンゼルスで生まれ、南カリフォルニアで育ちました。現地校に通いながら、幼稚園から中学校まで日本語補習校に毎日通い、年に一度は日本に一時帰国していました。日本人の両親の元で大学まで米国で過ごし、アメリカ・日本の文化の大事さを学びました。
通訳・翻訳の仕事をしながら、英会話の個人レッスンを１５年間しておりました。バイリンガルの環境の中でレッスンを行うことにより、さらに効率的に自然な英語力が身につくと考えています。現在はボストンと日本を行き来しながら、ビジネス英語を中心としたレッスンを行っております。
【資格】
TESOL Certification
TEFL Certification
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