今回の動画では、ネス外国語会話の英仏カリキュラムマネージャーであり、英語と日本語とフランス語、3つの言語が話せる日本とカナダのハーフのAmelieさんに、「ネスインターナショナルスクール」のプログラムについて質問したいと思います。
1. 日本のインターナショナルで働いたAmelieさんの仕事内容 (0:19)
Amelieさん:私は1年半ほど日本のインターナショナルスクールで働いていました。入社当初は、プレスクールで0歳から5差までの幼児に英語の歌を聞かせたりしながら英語に触れる環境を提供する仕事をしていました。その後、放課後の子どもの学びを提供するアフタースクール部門に移動となり、そこでは0歳から10歳までの子ども向けに英語のレッスンを行っていました。
Jun:どのインターナショナルスクールで働いていたんですか?
Amelieさん:「ネスインターナショナルスクール」で働いていました。
2. 3か国語を習得したAmelieさんの目に映った「ネスインターナショナルスクール」 (2:02)
Amelieさん:プレスクールに通う乳幼児であれば、英語のみの環境に置かれるとやはり英語の習得がとても早いです。しかし、アフタースクールに通う子どもたちはプレスクールの子どもたちに比べて年齢も上で、普段の学校も日本語、友達との会話も日本語のため、スクール内で英語のみを使わせることに苦労しました。
Jun:なるほど。やはりプレスクールに通う乳幼児は英語も日本語と同じように自然と吸収するため身につきやすく、年齢が上がるアフタースクールになると、子どもにとって話しやすい言語が既に確立しているため、英語を話すことに抵抗を感じてしまうんですね。
3. 「ネスインターナショナルスクール」のアフタースクールプログラムとは? (4:16)
Jun:「ネスインターナショナルスクール」のアフタースクールプログラムは、普段日本の小学校に通っている子供たちが、放課後に1、2時間通うプログラムですか?
Amelieさん:そうですね、「ネスインターナショナルスクール」で提供しているアフタースクールプログラムは、午後2時から午後7時まで、一日5時間ほど開講しています。ほとんどの子どもたちが学校が終わった後に、週に1回、2回、プログラムに参加します。
Jun:アフタースクールプログラムでは、どんなことをしているんですか?
Amelieさん:アフタースクールプログラムでは、英語のレッスンを1時間、プログラミングを1時間やるほか、ねんど遊びや映画鑑賞などもカリキュラムに含まれます。
Jun:なるほど。勉強と言うよりは、ゲームなどを通して楽しく英語に触れさせることにフォーカスしているんですね。
4. 子どもの言語習得における大切なキーとは? (6:16)
Amelieさん:子どもに「勉強しなさい」と言っても嫌がる子の方が多いので、いかに楽しみながら英語を学べるかを考慮してカリキュラムを作成しました。
Jun:なるほど。やはり、学校で学ぶから英語が話せるようになるのではなく、やりながら英語って楽しいと感じたり、英語しか話せない友達とコミュニケーションをとるために英語をもっと学びたいと願ったりすることがモチベーションになり、自然と英語が話せるようになるんですね。
Amelieさん:子ども自らが「行きたい!」と言って通っているのではなく、親に行かされている子が多いので、なるべく子どもたちが楽しめるようなプログラム作りを「ネスインターナショナルスクール」では心掛けました。
Jun:なるほど。とてもよくわかります。僕自身も日本語から離れていた時期もありましたが、日本の漫画やゲームが大好きだったので子どもの時も日本語学習を続けることができました。アメリカンスクールに転校した後も、スラムダンクや幽遊白書といった大好きな漫画を読んでいたので、自然と日本語の勉強を継続し、漢字を学んだりすることができました。その当時は、スーパーファミコンのドラゴンクエストやファイナルファンタジーといったRPGもやっていたので、ゲームのストーリーを読むためにも日本語が必要でした。いつも、日本語でしか楽しめない何かが自分の生活の一部にあったでの、日本語学習が続きました。
そのため、子どもたちに英語を教える時は、その子が好きなことを英語でやってあげるのが大事なんじゃないかと思っています。
5. 理想のインターナショナルスクールの形とは? (9:01)
Jun:もしも自分でインターナショナルスクールをオープンさせるとしたら、どんなところにフォーカスしたいですか?
Amelieさん:私自身、子どもに「勉強しなさい」と言うのがあまり好きではなく、子どもたちには楽しみながら英語を学んで欲しいと思っています。もしも私がインターナショナルスクールを設立するのであれば、プログラミングや映画鑑賞、子どもに人気のキャラクターを使ったゲームなど、子どもが楽しめる内容がたくさん含まれる学校にしたいです。
Jun:なるほど。例えば、一時期「鬼滅の刃」が流行りましたが、今はNetflixなどで英語版の「鬼滅の刃」を見ることができます。なので、「鬼滅の刃」好きの子どもであれば、その英語版を見せてあげるのもいいかもしれません。ストーリーが分かっているので、たとえ英語が分からなくても興味津々で見てくれると思います。
Amelieさん:子どもが、無意識のうちに英語を学べるのが一番理想的ですね。
6. 子どもをインターナショナルスクールに通わせたい親へのアドバイス (11:05)
Amelieさん:子どもをインターナショナルに通わせること自体はとてもいいことだと思います。ただ、実際に子どもたちに英語を教えた経験から、英語を嫌がる子どもに無理強いすることはしてほしくないです。まずは子どもの気持ちを尊重してあげて欲しいです。
また、学校では英語を話すのに家庭で全く英語を話したがらない子どもには、英語の映画や歌、本などを通して英語に触れさせるだけでもいいと思います。
Jun:とてもよくわかります。僕が暮らすLAでもアメリカンスクールに通う日本人の子どもたちで、家に帰ると日本語のみになる子はいますが、できるだけ家でも英語に気軽に触れられる環境を作ってあげることが大切なのかなと思います。また、親が英語を楽しみながら学ぶ姿を子どもに見せることによって、子どもも「英語って楽しいんだ」「僕もお父さん、お母さんみたいに英語を頑張ろう」と自然と思うようになると思います。
Amelieさん:私もホントにそう思います。やはり勉強ではなく、英語をみんなで楽しむこと、そして英語を話すことで楽しさが広がることを子どもに教えることが大切だと思います。
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