新スタイルのレッスン「ネイティブ英語の耳トレ」では、毎回、重要フレーズを使ったネイティブの会話を紹介していきます。今日のテーマは「気分を伝える時に使う定番パターン」です。ネイティブの会話から自然な英語を身につけましょう!
1. 今日の会話:『気分を伝える時に使う定番パターン』 (0:43)
【Jun】What do you feel like eating tonight?
【Akina】Umm…I’m kind of in the mood for something soupy. What about pho?
【Jun】Ooh…Pho sounds good. We haven’t had pho in months. Should we do pickup or delivery?
【Akina】I’m feeling lazy. Let’s just get it delivered.
2. フレーズの解説 (1:23)
1) What do you feel like eating tonight?
→「今夜は何を食べたい気分?」
“feel like”は「~をしたい気分」を意味する表現で、ネイティブの日常会話ではよく使われます。使い方はとても簡単で、“feel like”の後に動詞ingまたは名詞を加えるだけです。
「~をしたくない気分」と否定形で表したい場合は、“I don’t feel like ~.”と表現します。
- I feel like eating ramen tonight.
(今夜はラーメンを食べたい気分だな) - I feel like sushi tonight.
(今夜はお寿司の気分だな) - I don’t feel like eating ramen tonight.
(今夜はラーメンを食べる気分じゃないな) - I don’t feel like playing tennis today.
(今日はテニスをする気分じゃない) - I don’t feel like watching a movie today.
(今日は映画を見る気分じゃない)
2) Kind of ~
→「ちょっと」
この例文で使われている“kind of”は、日本語の「ちょっと」を意味し、断定することを避けて曖昧に自分の考えを伝える時に使われます。例えば、「お腹すいてますか?」と聞かれたときに、「ちょっとお腹すいたかな…」と返す場合は、“I’m kind of hungry.”と表現します。
- I’m kind of hungry.
(ちょっとお腹すいた) - It’s kind of cold today.
(今日はなんかちょっと寒いね)
3) In the mood for ~
→「~したい気分」
“in the mood for”は“feel like”とまったく意味が同じ、「~をしたい気分」を意味します。ちなみに、“in the mood for”を使って「~を食べたい気分だ」と表現する時は、“in the mood for”の後にそのまま食べ物の名前を入れるだけでOKです。しかし、“feel like”を使って「~を食べたい気分」と表現する場合は、“feel like eating~”のようにlikeの後にeatingを加えて食べ物の名前を言う必要があるので、使い方には気をつけましょう。
- I’m in the mood for singing.
(歌を歌いたい気分だな) - I’m in the mood for dancing.
(踊りたい気分だな) - I’m in the mood for curry.
(カレーの気分だな)
4) Something soupy
→「何か汁気のあるもの」
“something soupy”は「何か汁気のあるもの」や「何かスープっぽいもの」を意味します。「something+形容詞」で「何か~なもの」を意味し、“something”の後に食べたいものを入れるだけでOKです。
ちなみに、「~っぽい」は英語で“~y”と表現し、言葉の最後に“y”を加えます。例えば、「スープっぽい」は“soupy”、「しょっぱいもの」は“salty”、「コショウの効いたもの」は“peppery”のように表現します。その他にも、会話の最中に食べ物の名前の後に“y”を加えて自分でオリジナルの表現を作ることもできます。例えば、「これはシーフードっぽい味だな」は“This tastes seafoody.”のように言います。
- I feel like eating something spicy.
(何か辛い物を食べたい気分だな) - I feel like eating something sweet.
(何か甘いものを食べたい気分だな) - This tastes seafoody.
(これはシーフードっぽい味だな) - This tastes lemony.
(これはレモンっぽい味だな)
6) What about pho?
→「フォーはどう?」
ベトナム料理の「フォー」は、英語では“pho(ファー)”と発音します。そのため、アメリカで「フォー」と言っても通じないので、発音には気をつけましょう。
6) Ohh…Pho sounds good.
→「おー、フォーいいね」
“sounds good”は、相手が口にした依頼、提案、アイデアなどに対して、「いいね」や「いいよ」または「了解」などのように、同意や共感する意味合いとしてよく使われる表現です。意味はOKと同じですが、“sounds good”の方が口語的でよりカジュアルな響きがあり、アメリカ人の日常会話では頻繁に使われる表現の一つです。相手の提案に対して「それいいね」と返す時は、“That sounds good.”と言います。または、もっとシンプルに“Sounds good.”と返答してもOKです。
7) We haven’t had pho in months
→「もう何カ月もフォーを食べていないね」
“haven’t had ~ in months”は「何カ月も~をしていない」を意味します。「何年も~していない」と言いたい時は、“in months”を“in years”に置き換えればOKです。
- I haven’t exercised in months.
(何カ月も運動をしていない) - I haven’t studied English in months.
(何カ月も英語の勉強をしていない) - I haven’t studied English in years.
(何年も英語の勉強をしていない) - I haven’t traveled in years.
(何年間も旅行をしていない)
8) Should we do pickup or delivery?
→「取りに行く?それとも配達してもらう?」
「~を拾う」や「~を拾い上げる」を意味する“pick up”を“pickup”のように一語で表すと、自分で注文したものを取りに行くことを意味します。特に、電話やネットでの注文で、配達ではなく店舗受け取りを選択するときに使います。
ちなみに、日本語でも「持ち帰り」という意味で「テイクアウト(takeout)」が使われますが、“pickup”と“takeout”の違いは何でしょうか?“takeout”はお店で注文して商品を持ち帰ることを意味し、“pickup”は電話やネットで注文した商品を後で取りに行くことを意味します。
9) I’m feeling pretty lazy. Let’s get it delivered.
→「どこにも行きたくない気分だな。配達してもらおう」
“I’m feeling pretty lazy.”は、「だるい」や「やる気がしない」を意味します。
3. リピーティング練習 (10:38)
4. 今日の会話(和訳付き) (13:53)
【Jun】What do you feel like eating tonight?
今日は何を食べたい気分?
【Akina】Umm…I’m kind of in the mood for something soupy. What about pho?
うーん、スープ系のものが食べたい気分かな。フォーなんてどう?
【Jun】Ooh…Pho sounds good. We haven’t had pho in months. Should we do pickup or delivery?
おぉ、いいね。もう何カ月もフォーは食べてないし。注文して取りに行く?それとも配達してもらう?
【Akina】I’m feeling lazy. Let’s just get it delivered.
動きたくない気分だから配達してもらおう。
動画レッスン
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こんにちは!いつも楽しいレッスンを有難うございます。
justの意味合いについての質問です。
AlinaさんのLet’s just get it delivered.のjustは、無い場合は単に「配達してもらおう」という感じで、justが入ると「配達してもらっちゃおうよ」みたいな意味合いになりますか?
会話で、基礎的なことはもちろん大事ですが、kind ofやjustのように細かなニュアンスの違いも表現出来る様になりたいなあと思います