「どっちでもいい」や「なんでもいいよ」と英語で言う時に“I don’t care.”を使っている人も多いと思いますが、状況や言い方によっては相手に不快な思いをさせてしまうことがあるので注意が必要です。今回は、Dana先生と一緒に英語と日本語で異なる“I don’t care”の意味合いについて話し合います。
1. “I don’t care”ってどういうイメージ? (1:13)
Dana
“I don’t care”にはどちらかというとネガティブでキツイ印象があります。例えば、私が友人に“What do you want to eat today?(今日は何食べたい?)”と質問をして、相手から“I don’t care.”と返ってきたら、「機嫌が悪くて怒っているのかな?」と思ってしまうような気がします。そのため、この表現を使う時は気をつけなければなりません。
Jun
“I don’t care.”には相手の発言に対して興味がない、関心がない意味合いが含まれます。そのため、“What do you want to eat today?”の質問への返答に“I don’t care.”を使ってしまうと、「私と一緒に遊びたくないのかな?」「何か怒ってるのかな?」と思われてしまう可能性があります。
2. “I don’t care”に代わる言い方は? (2:27)
Dana & Jun
カジュアルな感じで「何でもいいよ」と返答する時は、“I’m cool with anything.”や“Anything is fine.”などを使うといいでしょう。
3. 選択肢が二つあるときは? (3:21)
Dana
“Do you want to eat Italian or Japanese today?(今日は日本食とイタリアン、どっちがいい?)”のように選択肢が二つある質問に対して「どちらでもいいよ」とカジュアルに返答する場合は、“Both are fine.”や“Both sound good.”を使います。
また、“It doesn’t matter.”も「どちらでもいい」を意味する表現ですが、この状況では私は個人的には使いません。
4. “It doesn’t matter”から受ける印象は? (4:15)
Dana
“It doesn’t matter.”も“I don’t care.”と同じように、自分には「興味がない」「関心がない」といった意味合いになると思います。しかし、フレンドリーな感じで“It doesn’t matter.”と言われると、不愉快に思うことや違和感を覚えることはありません。
Jun
“It doesn’t matter”と“I don’t care.”の難しいところは、言い方によって相手が受ける印象が大きく変わるという事です。フレンドリーな言い方であれば、“It doesn’t matter.”は不快感を与える言葉にはなりません。
5. 言葉ではなく言い方によってイメージが変わる (5:29)
Jun
時々、親しい友人に対しては“I don’t care”を気にせずに使っているかもしれません。言葉だけの意味に注目すると興味がないイメージがあり、ネガティブな印象のある表現ではありますが、ネイティブは言い方や口調、表情やジェスチャーなどを使って、“I don’t care.”を自然と使い分けています。そのため、英語を第二言語として学んでいる人にとっては、どの状況であれば使ってもいいのか、判断するのが難しいと思います。
Dana
フレンドリーな声のトーンであれば、“I don’t care.”と言っても問題ないと思います。しかし、英語を第二言語として学んでいる初級レベルの学習者であれば、無理して“I don’t care”を会話で使うのではなく、誤解を与えないような言葉を使った方がいいと思います。そして、留学に行く機会があったり、英語をもっと使いこなせるようになったら使ってみてもいいでしょう。また、メールやショートメッセージでは相手の顔が見えないので“I don’t care.”を使わない方がいいです。
6. 言葉の使い分け/言い方に注意しよう (8:07)
Jun
“I don’t care”は気をつけなければならない表現です。ネイティブは自然と使い分けをしていますが、英語の学習者で“I don’t care.”の言い方や使い方、表現の仕方がよくわからない段階では、今回紹介したような“I’m cool with anything.”や“Anything is fine.”を使うようにしましょう。
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