“That will do”は直訳すれば「それでいいだろう」となりますが、シチュエーションによって異なる意味になるため要注意です。また、自分で使う場合は誤解を避けるために言い方にも注意した方がいい表現です。
1) That’ll do
→「いい加減にしなさい、そのくらいにしておきなさい」
“That’ll do.”は親が子どもに対して、特に子どもを注意する時によく使う表現で、大抵の場合「いい加減にしなさい!」という意味になります。「もうそれでいいでしょう」、「そのくらいにしておきなさい」といったニュアンスになります。
- That’ll do, you two; you’re getting far too noisy.
(いい加減にしなさい、ふたりとも。うるさすぎますよ)
2) That’ll do
→「まぁ、いいでしょう」
もう一つの意味は「それでいいです」や「それで充分でしょう」です。完璧ではないかもしれないが、用が足りるというニュアンスです。
また、“That’ll do.”だけでは素っ気ないようでしたら、nicelyなどを加えるといいでしょう。ただし、「いい加減にして」という意味の“That’ll do.”にnicelyを付け加えてしまうと皮肉になってしまうのでご用心!
- That’ll do for a first attempt.
(初めての試みとしては充分でしょう)
~会話例~
A: Do you want some tea?
(お茶飲む?)
B: Oh yes, your green tea is delicious.
(いいわね、こないだの緑茶はとてもおいしかったわ)
A: Sorry, but I have only blended black tea today.
(ごめん、今日はブレンド紅茶しかないんだ)
B: That’ll do nicely. Thank you.
(それで充分よ。ありがとう)
この記事を書いた人
Shibashiba
こんにちは!Shibashibaです。大人になるまで日本から一歩も出ることなく、中学校で英語、大学でフランス語を学び始めました。放送翻訳や文化関連の翻訳・通訳に従事し、ヨーロッパ、カナダ、アメリカを経験。フランスで結婚、子育てを始め、現在は日本で子育ての仕上げ中。TOEICや英検、仏検、原書を読む指導のほか、コーチングも行っています。
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