“sick”や“bad”と聞くと、“sick=病気の”、“bad=悪い”といった意味をパッと思い浮かべると思いますが、これらの単語には真逆の“cool=カッコイイ”といった意味もあることはご存知でしたか?今回はアメリカ育ちのバイリンガルのChristianと、日常会話では逆の意味になる単語について話し合います。
1. 本来の意味とは逆の意味で使う言葉 (0:26)
英単語には、単語そのものが持つ本来の意味とは別にスラングのような意味があるものも多く、日常会話では本来の単語の意味とは全く逆の意味として使われることがあります。代表的な表現に“bad”や“sick”がありますが、これらの単語は日常会話では“cool”と同じ意味で使われます。例えば、とてもかっこいいものや素晴らしいものを見て“Dang, that was sick.”と言うと、「すげー、カッコイイ」といった意味になります。
2. He’s a bad man.ってどういう意味? (2:02)
“He is a bad person.”を文字通りの意味で解釈すると「彼は悪い人だ」になりますが、文脈によっては「強さや才能、見た目などが良すぎて“ヤバイ”」といった意味になります。例えば、「MLBの大谷翔平選手はヤバいくらい上手い!」と表現する時は、“Shohei Otani is a bad man.”のように表すことができます。
3. ちょいワルな意味を持つ bad man (3:52)
“bad man”は見た目のカッコよさだけでなく、ちょっと危険な側面を持ったカッコよさを表す時にも使えます。例えば、ハーレーダビッドソンに乗っていたおじいちゃんのことを思い出しながら“He was such a bad man back in the day.”と言うと、「おじいちゃんは昔はちょい悪でカッコよかったな」といった意味になります。
4. 絶賛する時の Sick (6:12)
例えば、「旅行先で見た景色が綺麗すぎてヤバいから絶対に行った方がいいよ」と友達に伝えるような状況で“sick”を使って、“You have to go to this place. The view is sick!”のように表現することができます。“sick”は「めちゃくちゃ良い」という意味になり、何かを絶賛する時に使えるので、“beautiful”や“amazing”の代わりに使ってもOKです。また、“This place is sick.”は「この場所は最高だ」、“The vibe is sick.”は「雰囲気が最高だ」、“The food at that restaurant is sick.”は「あのレストランの料理は最高だ」といった意味になります。
5. 人に対しての Sick は要注意 (7:18)
“He is a sick guy.”のように人に対して使ってしまうと、なんらかのメンタルヘルスの問題を抱えている、または気持ち悪い人といった意味になってしまうため、人に対しては使わないようにしましょう。しかし、相手の行動や振る舞い、特殊な能力、高度なスキルに対して“sick”を使って褒めることはできます。
6. 本来の意味とは逆の意味で使う言葉 (8:26)
例えば、スノボーが上手い友人を見て“He is a sick snowboarder.”と言うと、「彼はスノボーがめちゃめちゃうまい」といった意味になり、また、そんな彼がスノボーでカッコイイグラウンド・トリックを決めた時に“That was a sick move!”と言うと、「めっちゃすごい技だったね!」という意味になります。
7. Sick を女性が使っても違和感ない? (9:01)
どちらかというと、この単語は男性同士の会話で使われることが多く、女性が使っているのを耳にしたことはほとんどありません。
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