「ありがとう」と感謝の気持ちを伝えるときは「Thank you.」や「Thank you very much.」を使うことが多いと思いますが、英語には「Thank you.」以外にも様々な感謝の気持ちを表す表現があります。今日のライブレッスンでは、シチュエーションで使い分ける「Thank you」以外の12の感謝表現をご紹介していますので、次回誰かに感謝の気持ちを伝えるときにはぜひ使ってみてください!
1. When someone does something nice for you.(親切なことをされた時)
相手の親切な行為に対して「あなたは最高だ!」と感謝を伝える時は、「You’re the best!」と言います。「You’re amazing!」や「You rock!」などもよく使われますが、これらにはカジュアルでフレンドリーな響きがあります。丁寧に感謝の気持ちを伝えたい時は、「That’s very kind of you.」を使うといいでしょう。
また、「Thanks a lot.」や「Thank you very much.」の代わりに使える口語的な言い回しが、「Thanks a million.」です。直訳すると「100万のありがとう」となるこの表現は、感謝の気持ちを強調したい時に使えるフレンドリーな言い方です。
- Thanks for helping me out. You’re the best.
(手伝ってくれてありがとう。君は最高だ!) - I appreciate your call. That’s very kind of you.
(電話ありがとう。君はとても親切だね。) - That was fun. Thanks a million!
(楽しかったよ。本当にありがとう!)
2. When someone says something nice to you.(親切なことを言われた時)
誰かのおかげで幸せな気分になったり、相手の一言で励まされたとき英語では「You made my day.」という表現を使うことがよくあります。直訳すると「あなたのおかげで良い一日になったよ」になり、相手に感謝の気持ちを伝えるときに使われます。
「That means a lot to me.」は直訳で「これはとても意味がある・重要だ」になりますが、感謝の気持ちを伝えるシーンで使うと「あなたにそう言ってもらえて嬉しいです」といった意味合いになります。相手(尊敬する人)からの誉め言葉に対して感謝を伝えるときに使える表現です。
- Thanks for the compliment. You made my day.
(褒めてくれてありがとう。おかげで良い1日になった。) - Thanks for the encouragement. That means a lot to me.
(励ましてくれてありがとう。あなたにそう言ってもらえると嬉しいです。)
3. When someone does you a favor.(お願い事を聞いてもらった時)
無理なお願いを引き受けてくれた友達に対して使う感謝の言葉が、「I owe you one!」です。 owe は「(人に)借りがある」を意味し、お金の貸し借りだけでなく、人に助けてもらった時にも使うことができます。例えば、早朝に駅まで送ってくれた友達に感謝の気持ちを伝えるときは「Thank you. I owe you one.(ありがとう。この借りはいつか返すから)」のように言うといいでしょう。
- Thanks for taking me to the airport. I owe you one.
(空港まで送ってくれてありがとう。この借りはいつか返すから。)
4. When someone does something unexpected.(思いがけないことが起きた時)
旅行に行った友達から思いがけずお土産をもらった時、友達や同僚から突然誕生日プレゼントをもらった時などに、日本語では「わざわざすみません」や「お気遣いありがとうございます」と言うと思いますが、そんなシーンにぴったりな英語表現が「You shouldn’t have.」です。直訳すると「そんなことしなくてもいいのに」になり、相手の気遣いに対してお礼の気持ちを示す時に使われます。
その他、あまりの感動で何と言っていいかわからない時は、「I don’t know what to say.」と言うといいでしょう。ちなみにこの表現は、感謝の気持ちを伝える時以外にも、びっくりするようなニュースを聞いて「何て言っていいかわからな」と言う時にも使えます。
- You got me a gift from LA? You shouldn’t have. But thank you!
(ロスのお土産を買ってきてくれたんですか?わざわざすみません。ありがとうございます。) - Is this brand-new iMac? I don’t know what to say.
(これって新品のiMac?何て言えばいいか分からないよ。)
5. When someone helps you achieve something.(誰かのおかげで何かを達成した時)
誰かの協力やサポートのおかげで何かを成し遂げることができた時に使う感謝の言葉が、「I couldn’t have done it without you.」です。直訳で「あなたがいなければできませんでした」となるこの表現は、自分が目標を達成できたこと、結果を出せたことは相手のおかげであるといったニュアンスになります。
- I couldn’t have done this/it without you. Thank you.
(あなたのおかげです。ありがとうございます。) - I couldn’t have made it without your support.
(あなたのサポートがなければ達成できませんでした。) - I couldn’t have passed the test without you.
(テストに合格できたのはあなたのおかげです。)
6. When someone helps you in tough times.(辛い時期に助けてもらった時)
誰かが自分の見方をしてくれたり、かばってくれた時には「Thanks for having my back.」と言うといいでしょう。ここで使われるbackは「背中」や「後ろ」を指し、この表現には相手を“後ろから支える”という意味合いが含まれ、どんな状況でも無条件に仲間や友人の味方になってサポートをするニュアンスになります。
その他、家族や友達など、自分にとってその人の助けが大事であると相手に伝えたい場合は「What would I do without you?」と言います。この表現は「あなたがいないと私は何もできません」を意味し、相手を頼りにしていることを表します。友人や恋人/配偶者など、仲の良い人に対してよく使われます。
- Thanks for having my back at the meeting today.
(今日はミーティングで私の味方をしてくれてありがとう。) - You brought my camera? Oh good. What would I do without you?
(僕のカメラを持ってきてくれたの?よかった!君がいないと僕は本当に何もできないな。)
動画レッスン
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