第166回目のポッドキャストのテーマは「アメリカとイギリス:スモールトークの違い」です。今日のエピソードではブライアンとローラがアメリカとイギリスそれぞれのスモールトーク、いわゆる雑談について話し合います。初対面の人と会話をする際、当たり障りのない話題から避けるべきテーマについて会話をします。
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会話内容「世間話」
【Brian】So what are some common small talk topics?
【Laura】Okay, so I think in the UK with small talk we generally stay clear of anything too personal. So like, we wouldn’t ask anyone’s age, or anything like that. But, you know, we’ll talk about the weather actually. (laughs) I don’t know if you’ve had that before, but yeah.
【Brian】Right.
【Laura】We talk about the weather a lot. Yeah.
【Brian】Yeah.
【Laura】Do you have that as well?
【Brian】Uh yeah. In the US we talk about the weather, but it’s…it’s actually kind of a joke when we talk about the weather now.
【Laura】Really?
【Brian】Like we always…we always make a joke that…like we always say like, you know, “Try not to talk about the weather when you make small talk,” because it’s…it’s maybe too common I guess. (laughs)
So I think…yeah I think nowadays people try and maybe talk about like family. You know, just like, uh maybe their kids or talk about, uh sports. Um…but yeah, like not too personal, not, like politics or religion. Things like that. Yeah.
【Laura】So you’ll go straight into, like, “Oh, what’s your job?” or…
【Brian】Um, actually yeah. I think that’s, like a common American, uh thing maybe. We—we ask like, “What do you do?”
【Laura】Oh yeah.
【Brian】“So what is it that you do?” You know? Uh and—but we don’t ask, like “How much you make?” or, uh…you know, really go into details. It’s just, like, “What is your daily job?” I guess.
【Laura】I don’t know. I think even in the UK, if you ask what someone’s job is, sometimes it comes across as like you’re kinda (kind of) trying to find out how much they earn.
【Brian】Oh…okay. Yeah we don’t talk about religion. We don’t talk about age or, uh money. Definitely not politics or religion, especially now in the US, with the, uh…the divide between, like anti-Trump and pro-Trump, uh people. There’s uh…I think politics is like kind of a…you know, like a no-no to touch on.
Questions of the day(今日の質問)
- What small talk topic does Laura bring up at the beginning?
世間話に上がる話題としてローラは最初に何を挙げましたか? - What common American question asked in small talk does Brian mention?
アメリカでは世間話でどんな質問が一般的だとブライアンは言いましたか? - What are some topics Brian believes are off-limits in American small talk?
アメリカでは世間話でどんな話題を避けるべきだとブライアンは思っていますか?
Answers(解答)
- She mentions that weather is a common small talk topic in the UK.
イギリスでは天気の話が一般的な世間話だと彼女は言いました。 - He mentions the common question of “What do you do?”
よくある質問として、彼は「どんな仕事をしていますか?」を挙げました。 - Politics, religion, and age are all considered off-limits by Brian.
政治、宗教、年齢はどれも避けるべきだとブライアンは思っています。
Summary(要約)
In this episode, Brian and Laura discuss the different small talk topics they are familiar with in the US and the UK. Laura begins by saying that weather is often a common small talk topic in the UK.
今回のエピソードで、ブライアンとローラは、アメリカとイギリスでそれぞれ一般的とされる世間話について話をしました。まずローラは、イギリスでは天気の話が一般的な世間話であると言いました。
Brian says that Americans almost joke about using weather as a small talk topic. He thinks that may be because it is too often used as a topic, and should be avoided.
ブライアンは、アメリカ人は世間話のネタに天気を使うことについて大抵冗談を言うと言います。天気の話はあまりにもありきたりで、避けるべきだと考えられているからだと彼は考えています。
One common topic asked in the US that Brian mentions is the question, “What do you do?” He says Americans generally don’t ask each other how much they make. Laura thinks that in the UK, when people ask the same question, they can come across as a person that wants to know how much the other makes based on the kind of job they have.
アメリカでは、世間話の中で「どんな仕事をしていますか?」といった質問は一般的だとブライアンは言います。ですが、収入がどれくらいか、といったことは尋ねないと彼は言います。ローラは、イギリスで同じ質問をすると、職業によって相手の収入がどれくらいか知ろうとしていると受け取られることがあると言います。
Finally, Brian lists a few topics he feels are off-limits in American small talk. He believes religion, age, and politics are all to be avoided in small talk.
最後にブライアンは、アメリカで世間話をする場合に避けるべきだと思われる話題をいくつか挙げました。彼は、宗教、年齢、政治はどれも世間話では避けるべきだと考えています。
Phrases of the day(今日のフレーズ)
1) Stay clear of(〜を避ける)
危険や問題の引き金となるようなことを避けることを Stay clear ofと表します。危険な地域を避けたり、体に悪いと思われるものを食べなかったり、デリケートな話題について触れなかったりするなど、様々な状況で使われます。
一般的には Stayではなく steerが使われます。
- If I were you, I’d stay clear of that neighborhood, especially at night.
(私なら、あの地域は避けます。特に夜はね。) - I steer clear of all processed food and fast food.
(加工食品とファストフードは一切食べないようにしています。) - You should steer clear of talking about politics. It’s a sensitive topic.
(政治の話は避けた方がいいよ。デリケートな話題だからね。)
2) Nowadays(最近は)
「最近は」や「この頃は」を表す日常表現が nowadaysです。
現在の現象、傾向、流行など、過去との違いを強調する場合によく使われます。
- Online shopping has become the norm nowadays.
(最近ではネットショッピングが当たり前になってきました。) - Young people nowadays don’t go out drinking with their coworkers.
(最近の若者は職場の飲み会に行かない。) - What’s up with the music nowadays? It’s terrible.
(最近の音楽はどうなってるの?ひどいよね。)
3) Come across(印象を与える )
他人にある印象を与える場合に使われる口語的な表現が Come acrossです。
特に初対面での印象について話す時に用いられ、印象の良し悪しにかかわらず使える表現です。
その他、 Come offも同じ意味を持つ表現です。
- If you don’t speak up, you’ll come across as disinterested.
(発言しないと無関心だと思われるよ。)
- Do you think I come across as rude to people?
(私って、人に失礼な印象を与えると思う?) - He comes off as a pretty laid back guy.
(彼は、かなりおおらかな人に見えます。)
4) Find out(見出す)
Find outは、ある事実に気がついたり、何かを発見したりすることを意味します。状況に応じて日本語での表現が異なり、「確認する」、「気づく」、「知る」、「調べる」など様々な意味を持つ表現です。
- Can you call the restaurant and find out if they’re open tonight?
(レストランに電話して、今夜営業してるか確認してくれますか?) - I found out she got transferred yesterday.
(彼女が異動になったことを昨日知りました。) - Give me one sec. I’ll find out what time the last train is.
(ちょっと待って。終電の時間を調べるよ。)
5) No-no(駄目)
No-noはやってはいけないこと、または禁じられていることを表します。社会的、文化的、または規定上の理由で、許されない言動を指します。「絶対にやってはいけない」のように強調したい場合は、 A big no-noと言います。
- In the U.S., yelling at a server to get their attention is a no-no.
(アメリカでは店員を呼ぶ時に大声で叫ぶのはマナー違反です。) - Wearing jeans is a no-no in our company.
(我々の会社ではジーンズを履いてはいけません。) - Never stick your chopsticks into your rice. That’s a big no-no in Japan.
(お箸をご飯に絶対に刺さないように。日本ではマナー違反です。)
Vocabulary(単語)
- Politics・・・政治
- Pro-・・・支持派
- Anti-・・・反対派
Expressions(表現)
- Make a joke・・・冗談を言う
- Things like that・・・そのようなこと
- Go straight into・・・ストレートに聞く
- What do you do?・・・どんな仕事をしているんですか?
- Touch on・・・触れる
登場人物紹介
Brian
アメリカのワシントン州にある小さいな田舎町で生まれ育つ。現在はタイに在住し、企業や語学学校、それにオンライン(カフェトーク)で英語講師をしながら、外国語としての英語教授法の検定やケンブリッジ大学のTKTの取得を目指す。英語を教えることに非常に高い情熱を持つカフェトークの人気講師の一人。
カフェトークのプロフィールはこちら
Laura
イギリスのロンドン出身の英語講師。現在は東京に在住。子供から大人まで幅広い世代に英語を教えてきた経験をもとに、生徒のレベルに応じて楽しいレッスンをカフェトークにて提供中!
カフェトークのプロフィールはこちら
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いつもポッドキャストを楽しみにしています。ネイティブ同士のお喋りが聴ける貴重な機会でありがたいです。エリさんとジェニーさんのトークが聴けなくなるのは残念です。新しいシリーズに期待していますが、ローラさんの声がブライアンさんに比べて聞きにくかったです。彼女側のマイクかネット回線の関係でしょうか。
さとこさん
いつもPodcastを聞いていただき、ありがとうございます!今回は初めて、イギリスと繋げて収録をしてみたのですが、回線の問題でローラさんの音声がはっきり録音できていない状態です。So sorry!
Expressionsの中の”What do you do?”は、「現れる」ではなく「どんな仕事をしていますか?」ではないでしょうか?
今回はBritish Englishも聴けて楽しいです!毎週楽しみにしています!
Fumiさん
タイプミスでした!ご指摘ありがとうございます!
いつも役立つ情報、ありがとうございます。
Laura の音声が聞きづらいです。
(こもっている様な)
次回、修正可能でしたら、改善をお願いします。
Laura の音声が聞こえづらいです。
(こもっているようで)
次回、改善できるようでしたら、お願いします。
いつも楽しく勉強させていただいています。
少し気になったのですが、今日のフレーズ 5) No-no(駄目)例文
yelling at a server to get their attention is・・・について、
この例文はなぜ「their」attentionになるのでしょうか。
a serverが単数形なのでhis/herとなるのでは?と思ってしまうのですが・・・
本題ではありませんが教えていただけると助かります。
Monioさん
こんにちは!文法上、「to get his or her attention」が正しいですが、日常会話では「his or her」を言うとちょっと長くなるため、まとめて「their」ということがよくあります。
アメリカとイギリスの違いについて、大好きなトピックをHapa英会話で勉強できて嬉しいです!
ところで、mentionは日本語訳で言及するの意味合いになると思いますが、やはり実際にネイティブが使うときはsayよりも、何かについてフォーカスした時に使ってるのでしょうか?
Samさん
こんにちは。アメリカ人とイギリス人の対談を気に入っていただいてるようで、嬉しいです。「Say」と「Mention」は文脈または用法によって使い方が異なりますが、ここでは(おそらく、Q&AやSummaryの部分について触れていると思いますが)「Mention」は「〜について簡単に述べる、触れる」の意味合いとして使われています。
毎回ためになるお話ありがとうございます。
今日の質問の3番について質問があります。
What are some topics Brian believes are off-limits in American small talk?
アメリカでは世間話でどんな話題を避けるべきだとブライアンは思っていますか?
この文の中に3つの動詞(are/believes/are)がありますが、文法的にどういう構成になっているのかが分かりません。すみませんが解説して頂けると助かります。
また、次の文でも同じ意味になるでしょうか?
What topics in American small talk does Brian believe are off-limits?
Hi Jun,! How are you?
Today, I have a question about the difference between the words “sensitive” and “delicate.”
You used the sentence “It’s a sensitive topic,” but translated to “デリケートな話題” in Japanese, which made me confused. If there are some differences between them, please tell me!
Can’t wait your next episode! By the way, I really love the introduction of the episode #217. It is expressive of the strength of your bond, which was really impressive!
Thank you.
Zunda-mochi
Hey there! Generally speaking, delicate usually refers to “material goods” that break easily. Sensitive on the other hand, usually refers to your “senses(五感)”. 英語では “sensitive topic”と表現するのが自然ですが、日本語では「デリケートな話題」と表現するのがナチュラル?だと思います・・・和製英語かな?(笑)
Btw, I like your name 🙂