第150回目のポッドキャストのテーマは「居住スペース」です。今日の会話では、ローレンとジョンが東京での生活環境について話をします。東京は家賃が高いわりに居住スペースが狭いことで知られており、大きな家に住み慣れているアメリカ人にとって、東京のアパートに慣れるのは一苦労です。ローレンとジョンが住んでいる東京のアパートについてどう思っているのかを聴きましょう。
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会話内容「居住スペース」
【Lauren】So I’m assuming you live in an apartment just like everybody else in Tokyo.
【John】I’d call it more of, like a shoebox.
【Lauren】(laughs)
【John】It’s—it’s probably the tiniest space I’ve ever lived in in my life. But I’ve heard a lot. I’ve heard that a lot before I came to Tokyo, so I was kinda (kind of) prepared for it, and expecting it. And, you know I’ve kinda grown to like it.
【Lauren】Mm hm.
【John】‘Cause (because) I’ve got the futon that folds away, and, like your apartment kinda transitions as you use it throughout the day. And I thought that was, like an interesting way to live.
【Lauren】Yeah I wish that I would’ve went the Japanese futon route. I was like, “No, I need a full-sized bed, and blah blah blah.”
【John】(laughs)
【Lauren】So I went to Ikea, you know, bought that, had it, like shipped over, which…it was nice, but, uh it took up, like my whole entire apartment.
【John】Yeah I can imagine.
【Lauren】I think I had that, and then a small little dresser and a little nightstand and that is my only…only things in my apartment. (laughs)
【John】The other thing I’ve noticed is, um…have you noticed how low the countertops are?
【Lauren】Uh, I mean, I’m pretty sure. So I think mine were okay, but the lack of counter space is really…(laughs)
【John】Oh definitely. I’ve got about four inches on one side and about eight inches on the other.
【Lauren】Yeah. (laughs) I had to buy like, a huge cutting board just to go over my sink, because the sink is, for some reason, the biggest part of my kitchen. (laughs)
【John】(laughs) Yeah, mine’s the same way. And I found the same solution. I really got, like cutting boards all over my little sink area…
【Lauren】Mm hm.
【John】…that became my new counter space.
【Lauren】Yeah. (laughs) I have, um…my fridge too is like…I guess it’s considered a medium size fridge, but it was so small. So I can actually, like cut and use it on top of…on top of my fridge.
【John】Oh nice.
【Lauren】So it becomes part of my counter space as well. (laughs)
Questions of the day(今日の質問)
- What does John observe about using his apartment throughout the day?
ジョンは1日を通して自分のアパートを使うことについて、どのようなことに気がつきましたか? - Where did Lauren buy her bed for her apartment?
ローレンは自宅アパート用のベッドをどこで購入しましたか。 - What did both John and Lauren use to expand their counter space?
ジョンとローレンは、キッチンカウンターのスペースを広げるために何を使いましたか?
Answers(解答)
- As he folds his futon away, he notices his apartment transitions.
布団をたたむとアパートが変化していくことに気がつきました。 - She bought it from Ikea.
彼女のはイケアでベッドを買いました。 - They bought cutting boards and put them over their sinks.
2人とも、まな板を買ってシンクに渡し掛けました。
Summary(要約)
In this episode, John and Lauren described their living situations in Tokyo. They both talked about the lifestyle adjustments that came with living in smaller apartments.
今回のエピソードで、ジョンとローレンは東京での生活環境について話をしました。2人とも、小さなアパートでの暮らしに合わせてライフスタイルを変えたことについて話をしました。
John has a fold-out futon in his apartment. He noticed that his apartment “transitions” throughout the day as he uses it.
ジョンはアパートで折りたたみ布団を使っています。彼は、折りたたみ布団を使うことで、自室が1日を通して変化していくことに気がつきました。
Lauren likes the idea of futons as well but she felt she needed a full-sized bed. She bought a bed at Ikea but now it takes up most of the space in her apartment.
ローレンも布団を使うという考えに賛成ですが、自分にはダブルベッドが必要だと思っていました。そこで彼女はイケアでベッドを買いましたが、彼女の自宅アパートでは今、そのベッドが1番場所を取っています。
Both John and Lauren have noticed the lack of countertop space in their kitchens. However both came up with similar solutions. They both bought cutting boards to place them over their sinks, expanding the room they have on their counters.
ジョンもローレンも、キッチンカウンターのスペースが足りないことに気がつきましたが、2人とも、同じ解決策を見つけました。まな板を購入し、シンクに渡し掛けることによって、キッチンカウンターのスペースを広げたのです。
Phrases of the day(今日のフレーズ)
1) Grow to like(〜が徐々に好きになる)
Grow to likeは、あまり好きではなかったり関心がなかったことが、徐々に好きになることを表します。例えば、初めは好きではなかった納豆が、食べれば食べるほど好きになってきた場合、 「I’ve grown to like natto.」と言います。その他、come to likeも同じ意味合いで使われます。基本的に、Has/have grown to like…の形で用いられます。
- I’ve grown to like running. I run every morning now.(ランニングが好きになってきました。今は毎朝走っています。)
- I’ve really grown to like this city. I wouldn’t mind settling down here.(この街が本当に好きになってきました。ここで落ち着いてもいいかなと思っています。)
- When I was in high school, I hated English. But over the years, I’ve come to like it.(高校生の頃は英語が大嫌いでしたが、年月をかけて好きになってきました。)
2) Route(方法・手段)
Routeは、本来は「道」や「経路」を意味する単語ですが、日常会話では、ある目的を達成するための「方法」や「手段」という意味でも用いられます。 「〜の方法を取る」や「〜の手段を選ぶ」は「Go/Take/Choose… route」という表現が一般的です。
- I believe that persistence and hard work is the route to success.(粘り強さと勤勉さが成功への道だと信じています。)
- If I were you, I’d choose the four-year college route.(私だったら4年制大学を選ぶね。)
- I think it’s good that he took the unconventional route.(彼が慣習にとらわれない手段を選んだのはいいことだと思う。)
3) Take up(場所を取る)
Take upは様々な意味を持つ表現ですが、今日の会話では、ある物が「場所を取る」ことを意味します。今日の会話でローレンが「My bed took up the entire apartment.」と言いましたが、これは「ベッドが大きすぎて、アパートの部屋全体のスペースを占めている」ことを表しています。「場所やスペースを取る」ことをtake up spaceとも表現します。
- He has a lot of plants in his house. The plants take up most of his living room.(彼の家には植物がたくさんあり、リビングのほとんどを植物が占めています。)
- Can you move these boxes? They are taking up a lot of space!(この箱を動かしてくれない?ものすごく場所を取っているんだけど。)
- I like this desk because it doesn’t take up a lot of space.(この机はあまり場所を取らないので気に入っています。)
4) I can imagine(言いたいこと分かります)
I can imagineは直訳すると「〜を想像することができる」ですが、これは相手に共感したり、相手の気持ちを理解していることを示す相づち表現です。自分が同じ経験をしていたり、そうでなくとも相手の立場に立つことで相手の気持ちが分かるという時にぴったりの表現です。日常会話では「I can imagine that.」とも言います。
- I can imagine. I got really homesick when I studied abroad too.(その気持ち分かります。私も海外留学した時にひどいホームシックになりました。)
- I can imagine that. It must’ve felt amazing to hit a game-winning homer.(気持ち分かるよ。さよならホームランを打った時は気持ちよかったんだろうな。)
- I can imagine. It’s never easy to fire someone. (その気持ち分かります。人を解雇するのって辛いですよね。)
5) Fridge(冷蔵庫)
FridgeはRefrigeratorの短縮語で「冷蔵庫」を指します。多くのアメリカ人が日常会話では冷蔵庫をfridgeと呼びます。
- Can you grab the mayo from the fridge?(冷蔵庫の中にあるマヨネーズを取ってくれない?)
- Who left the fridge open?(誰が冷蔵庫を開けっ放しにしたの?)
- Let’s empty out the fridge before we leave for our trip.(旅行に行く前に冷蔵庫を空にしよう。)
Vocabulary(単語)
- Tiniest・・・一番小さい・狭い
- Transition・・・変わる
- Countertop・・・キッチンカウンター
- Cutting board・・・まな板
Expressions(表現)
- I’m assuming・・・〜なんでしょ
- Like a shoebox・・・靴箱サイズ
- Blah blah blah・・・などなど
登場人物紹介
John
「カフェトーク」在籍のアメリカ人英語講師。英語講師としてのプロ意識が非常に高く、生徒のレベルに合わせて充実したレッスンを提供してくれます。紳士的で上品な人柄で、カフェトークでも多くの生徒さんから支持されている人気講師です。→ カフェトークのプロフィールはこちら
Lauren
「カフェトーク」在籍のアメリカ人英語講師。これまで幅広い年齢層に英語を教えてきた経験があり、子供から大人まで生徒の年齢に応じた最適なレッスンを提供してくれます。現在は日本在住しており、日本文化にも精通している人気講師です。→ カフェトークのプロフィールはこちら
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JUNさんはじめまして(^ー゜)
いつも楽しくYouTubeで拝見しています。
いきなりですが、JUNさんにはアメリカのテレビ番組の解説をしてほしいです。
ちなみに好きな番組はSeth Meyerさんのlate night showです。
と言ってもハワイ旅行の時に一度観ただけですが。(;^_^A
結構面白くて気に入りました。でもほとんど聞き取れませんでした。(笑)
ポン太さん
こんにちは!いつもYouTubeを観ていただき、ありがとうございます!実はテレビ番組のレッスン、特にComedyはやりたいなと思っています。ただ、著作権に引っかかるんじゃないかが、一番の悩みどころですが・・・
sirの使い方が知りたいです.
Johnさんが言っている I’d call it more of の more of ってどういうニュアンスなんですか?
エリーさん
「〜というよりはむしろ〜である」ですね。
JUNさん初めまして。
いつもポドキャストや動画レッスンなどを見て勉強しています。
日常会話で使うような表現が沢山あってとてもためになります。
話が変わりますが、夏休みにロサンゼルスに旅行に行くのですが、どこがオススメの場所はありますか?
よろしくお願いします。
Takaさん
こんにちは!夏休みにロスに来るんですね。夏なので、やっぱり海がオススメです!Venice Beach, Redondo Beach, Huntington Beachなど、ロスのビーチだったらどこへ行っても綺麗ですよ。Enjoy your trip to LA!!
Hi, Jun san.
After your seminar I’ve really grown to like English.
It was my pleasure to see you!
I have one question about 「trip」you used.
My English teacher said 「trip」wasn’t usual word.〔He is Australian.〕
He taught me that「trip」means つまづく.
But I went through your blog (trip travel journey )furthermore found this phrase.I am confused.
★Let’s empty out the fridge before we leave for our trip.
I understand it may be a short time trip, is it okay?
Sorry for a tiny question,What do you think?
Hi Machiko
Thanks for coming to my seminar. I’m happy to hear you enjoyed it! “Trip” means both 「つまづく」&「旅行」. It might be a term that is not used in Australia but アメリカでは「旅行」という意味でよく使われます。
★Let’s empty out the fridge before we leave for our trip.
I understand it may be a short time trip, is it okay? → YUP!! You’re exactly right 🙂
こんにちわ!セミナーお疲れさまでした!今回初めて参加させて頂いてセミナーでディクテーションをした時、その効果はすごいなと思いました!最初はほとんどリスニング出来なかったのにディクテーション後にはほぼ理解できるようになっていて驚きました!今回は懇親会に参加できなかったのですが、次回は是非参加したいと思っています!またJunさんの日本語は素晴しいですね!私は英語ですごす時間が多くなると変な日本語になってしまうのですが、Junさんはすごくきれいな日本語で話されていてすごいなと思いました!さて、質問なのですが、I wish that I would’ve went the Japanese futon route.とshipped overの意味がどうしてもわかりません!教えて頂けたら嬉しいです!
Mikaさん
セミナーに参加していただき、ありがとうざいます!ディクテーションの効果を実感できたようで良かったです!本当にちょっと集中して聴けば、最初聞き取れなかった英語も理解できるようになります!
「I wish that I would’ve went the Japanese futon route.」は「私も日本の布団を選べばよかった」、「Ship over」は「配送」を意味します。
Thank you for your kind words 🙂
Junさん、こんにちは。
突然、横からすみません!
同じセンテンスで質問があったので、こちらの返信に書かせて頂きました。
I wish that I would’ve went the Japanese futon route.
would’ve gone(過去分詞)かな?とおもったのですが、would’ve went(過去形)なのでしょうか?
Hapa英会話は、本当に英語を勉強する我々にとって素晴らしい内容だと思っています。
今後も楽しみにしています!
Takezoさん
こんにちは。文法的には「I would’ve gone」が正しいのですが、日常会話ではなぜか「I would’ve went」を使う人をよく耳にします。話し言葉で使われるようになっているのかもしれませんね。文章を書くときは、「would have gone」にした方がいいでしょう!
Junさん
なるほど。口語と文語の違いなんですね。
この様に『リアルな使い方』を教えて頂けるがいいですね。
ありがとうございます!
Junさん、こんにちは!海外でワーキングホリデー中に、このpodcastを知り、ずっと勉強させてもらいました!帰国して数ヶ月経ちますが、継続して勉強し直しているところです。いつも楽しく聞いています♬
さて質問なのですが、observeという単語についてです。Questions of the dayの一つ目の質問では、observeを使っていますが、Answersの方では、noticeを使っています。observeとnoticeには、どんなニュアンスの違いがありますか??
教えて頂けたら嬉しいです(୨୧•͈ᴗ•͈)◞︎
Asamiさん
こんにちは!いつもPodcastを聴いていただき、ありがとうございます。楽しく継続して学習できているようで、嬉しいです!
「Observe」は本来「観察」を意味する単語ですが、使い方によっては今回のように「気づく」という意味でも使われます。「Notice」と同じ意味を持ちますが、「observe」は多少フォーマルな響きがあります。一般の日常会話では「notice」のほうが自然かな。
ワーキングホリデー、頑張ってください!!
Junさんの最初の10週間コースではお世話になりました。コースの中で部分的に単語が抜いてあるディクテーションがありました。あの勉強をPodcastのこの教材で出来るといいなと思います。一文全部聞き取ったりするのは難易度が私には高すぎるからです。「では自分で抜いてみればいいのかな。」とも思うのですが、何処を抜く?となるとウーン🧐となってしまうのです。自分でする場合にはディクテーションはどの様にしたら良いと思われますか?効果があるのはコースで実感しましたので出来たらいいなと思います。
福田さん
こんにちは。10週間のコースお疲れ様でした!また、受講していただき、ありがとうございます。
Dictationを自分で行う場合、多くの人は空欄埋めを作成すると言うよりは、センテンス全体を書き出します。もちろん、空欄埋めと比べてかなり難易度も高く、かなり大変ですが、全部をdictationすることによって自分が聞き取れる部分と聞き取れない単語がより分かりやすくなります。この場合は、Live Conversation全部ではなく、一日1センテンスくらいでいいと思います。Live Conversationが難しい場合は、SummaryのDicationをするといいでしょう。
時間に余裕あれば、自分で空欄うめを作るのもいいと思います。ランダムでもいいと思いますし、スクリプトを見ながら、知らない言葉や、自分なりに聞き取れないと思う単語を空欄にするといいでしょう。空欄にした単語を覚えてしまうかもしれないので、数日間開けて空欄問題にチャレンジするか、まとめて多くのエピソードの空欄練習を作成してためて置くのもいいでしょう。頑張ってください!
Junさん、こんにちは。
Routeの発音なのですが、一般的に /ruːt/ と /raʊt/ ではどちらが伝わりやすいでしょうか?
Yukikoさん
こんにちは。私は「ラウト」という派ですが、「ルート」と言う人も多くいます。基本、どちらを使っても通じますよ!