第30回目のポッドキャストのテーマは「日米教育:日本の学校の第一印象」です。日本で3年間、小学校と中学校で英語を教えたスティーブ先生が、日本の学校の第一印象について語ってくれます。さらに、日本の中学校の英語教育に不満を感じた率直な意見を語っています。
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会話内容「日本の学校の第一印象」
【Steve】Hello my name is Steve.
【Dawnielle】And my name is Dawnielle. Um so what inspired you to travel to Japan to teach?
【Steve】Uh the city that I graduated high school from uh is “Shimai-toshi” I’m told a sister city with a city of where I worked at. So I worked there for three years. It was a contract that was renewed every year. I thought if I go there and do this job for a year and I hate it I can always come back. But every year it was fun. It was good experience and um I really enjoyed it and so I stayed the maximum of the contract that I had and uh…
【Dawnielle】How did you…How was teaching there? How did you like it?
【Steve】Uh it’s a different experience I think for a lot of different people. For me it was, my experience was working with elementary school and then also junior high. The junior high can be tedious at times. You are there…often times people look at your job as being a “walking tape recorder.”
【Dawnielle】Mm hm.
【Steve】To where you are the person who the teacher looks to, the official teacher in the classroom looks to you and says “how do I pronounce this word?” and you press play and tell them what that word is. Um I got caught a couple of times looking extremely sleepy in the front of class uh cuz (because) sometimes the teachers had no um need for pronunciation for that day.
【Dawnielle】Mm hm.
【Steve】So sometimes it was a little bit slow. Uh it didn’t make up…I mean the elementary school made up for those boring moments because I enjoyed being able to teach more conversational stuff with the kids. At the elementary school it’s not a lot of conversation but you are teaching them very basic uh communication as far as “What would you like on your parfait?” “I would like strawberries and bananas.” So kids learned a lot of vocabulary but at the same time had some interaction with each other and I think junior high there is something…they don’t have enough of that. They don’t have enough um real communication, conversation.
【Dawnielle】Mm yes.
Questions of the day(今日の質問)
- What inspired Steve to teach English in Japan?
スティーブ先生が日本で英語を教えるきっかけは何でしたか? - What grade level did Steve enjoy teaching?
スティーブ先生は何年生を教えることが楽しかったのですか? - What does Steve think is lacking from middle school English classes?
中学校の英語の授業は何が欠けているとスティーブ先生は思っていますか?
Answers(解答)
- The high school he graduated from had a sister city in Japan so he decided to teach there.
スティーブ先生が卒業した高校の姉妹校が日本だったので、日本で英語を教える事にしました。 - Steve enjoyed teaching elementary school students.
スティーブ先生は小学生を教えることを楽しみました。 - He thinks conversation and communication is lacking in middle school classes.
日常英会話とコミュニケーションのレッスンが欠けているとスティーブ先生は思っています。
Summary(要約)
Steve was inspired to teach English in Japan because the high school he graduated from had a sister city in Japan. It was a yearly contract so he decided to give it a try. He enjoyed his time in Japan and ended up staying there for 3 years.
スティーブ先生が卒業した高校の姉妹校が日本だったので、それがきっかけで日本で英語を教える事になりました。年間契約だったのでとりあえず試してみることにしました。日本の生活が楽しかったので、結局3年間日本にいました。
Steve taught English at an elementary school and junior high school. He felt teaching at the junior high was tedious at times because he would just repeat English words for pronunciation purposes. He felt like a “walking tape recorder.”
スティーブ先生は小学校と中学校で英語を教えました。中学校では主に正しい英語の発音で単語を繰り返すことが求められ、時には退屈でした。彼は「人間テープレコーダー」であるように感じました。
He enjoyed teaching at elementary schools. The lessons were more interactive and he was able to teach the kids conversational English.
スティーブ先生は小学校で英語を教えることを楽しみました。小学校のレッスンは、生徒同士と英語で交流することが多く日常会話を教えることができました。
Steve felt that the English classes at the junior high level didn’t have enough conversation and communication lessons in the curriculum.
中学校の英語のクラスは日常英会話とコミュニケーションの取り方のレッスンが不十分だとスティーブ先生は思っています。
Phrases of the day(今日のフレーズ)
1) Inspire(きっかけ)
◎「Inspire」は「ひらめきを与える」「引き起こす」を意味する表現で、何かを始めよう、しようと思う気持ちにさせることを表します。そこから、日本語で表す「きっかけ」を意味します。
◎ 物事を始めるきっかけ、どこかへ行くきっかけなど「何がきっかけだったんですか?」と尋ねる場合は「What inspired you to _____?」を使いましょう。
- What inspired you to go to Japan?(日本に行くきっかけは何でしたか?)
- What inspired you to become a teacher?(何をきっかけに先生になろうと思ったのですか?)
- My teacher inspired me to study English.(私の先生がきっかけで英語の勉強を始めました)
2) Tedious(退屈)
◎「Tedious」は「つまらなくて飽きてしまう」ことを表します。特に仕事で毎日同じことの繰り返しで飽き飽きするニュアンスがあります。
◎「Tedious」は形容詞として使われます。
- The junior high can be tedious at times.(時には中学校で教えるのは退屈でした)
- It sounds like a tedious job.(退屈そうな仕事ですね)
- His speech was long and tedious.(彼のスピーチは長くてつまらなかったです)
3) Get caught(ばれる)
◎ 悪い事ややってはいけないこと、または嘘や隠し事がばれることを英語で「Get caught」と表現します。
◎ その他にずるをしたり、犯罪を犯して「捕まる」ことも意味します。
- I got caught looking sleepy in front of the class.(クラスの前で眠そうな顔をしていたのが何回かばれました)
- He got caught lying.(彼の嘘はばれました)
- John got caught cheating on his test.(ジョンさんは試験中にカンニングをしているのがばれました)
4) Slow(暇)
◎ 「Slow」は元々「遅い」という意味で使われる単語ですが、日常会話では仕事が忙しくなかったり、暇であることを表します。
◎ その他に、商品が売れなかったり、お客さんの出入りが少ないときなどビジネスの活気がないことも意味します。
- Sometimes it was a little bit slow.(時々暇でした)
- It was slow at work today.(今日の仕事は忙しくなかったです)
- Business is usually slow during the holidays.(祝日は商品があまり売れません)
5) Make up for(補う)
◎「Make up for」は不足している物、失敗や間違いを補ったり、欠けている部分や失った部分を取り戻す、埋め合わすことを表します。「◯◯で失った部分を取り戻す」のようになります。
◎「Make up 」の後に「for 」を入れ忘れないように心掛けましょう。
- The elementary school made up for those boring moments.(退屈な時間を小学校で取り戻すことができました)
- He brought a cake to make up for being late.(彼は遅刻をしたおわびにケーキを持ってきました)
- We have to make up for the loss.(損失の埋め合わせをしなくてはいけません)
Expressions(表現)
- Press play・・・再生する
- A couple of times・・・ 何回か
- As far as・・・〜に関する限りでは
- At the same time・・・同時に
Vocabulary(単語)
- Sister city・・・姉妹校
- Renew・・・更新
- Pronounce・・・発音
- Extremely・・・非常に
- Interaction・・・交流
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Hi, I’ve been challenging to learn English.
Hapa 英会話 is very helpful. So I watch it almost every day.
I understood that story.
Yeah, that’s why Japanese people can’t speak English.
Japanese educational organization must change the way of English education.
Hi Yuki,
Thanks for studying with Hapa Eikaiwa. Great to hear you are finding this website/podcast useful. Although Japan is making efforts to improve English education, there is still a lot of work that needs to be done. Let’s hope they can incorporate more “communication English” into their curriculum!
I enjoyed this program. I agreeed your comments.
Especualy, I doubted English lessons in Japan.
とっても楽しみました。 おっしゃっているとりですね。
特に、日本の英語の授業は変ですね。 30年ぶりに 英語を
学んでますが、学生用の時に英語を身につけられなかったのが
わかりました。 それは、英語の授業を日本人が日本語で行っていることです。
授業の80%は、日本語です。それでは、使い物になりませんね。
では、次を楽しみにしています。
Hitoshiさん
コメントありがとうございます。少しずつですが、最近は小中高にネイティブの講師が増えてきています。学校の先生もネイティブの講師を受け入れ、互いに協力しながら生徒に実践的な英会話を教える姿勢を取っているように思います。但し、現時点ではシステム上「コミュニケーションに必要な英語」を教える限界があるように感じました。近い将来、英語でコミュニケーションが取れる人間を育てる教育制度に変えてって欲しいですね!
いつも楽しく聞かせてもらっています。
後半のジュンさんの感想の部分で、
I heard many native English teachers were there to simply pronounce to English words correctly
ですが、なぜpronounceの後にtoが付くのでしょうか?
お手すきの時に回答頂けると助かります。
以上、よろしくお願いします。
Hi Taisuke,
実はその部分は”Pronounce the English words” になります。早口で話していたので”the”が”to”に聞こえたのでしょう。Try listening to this episode one more time and see if you can hear it.
Thanks for always listening to my podcast!
ジュンさん
そうだったんですね!
ありがとうございました。
これからもこのポッドキャストと共に成長していきます。
英会話の勉強を始めて6カ月になりました〜
毎日1話ずつ聞いてから30話まできました
毎日通勤で1時間ぐらいですが楽しく英会話の勉強になっています。
100話達成時には英語でメールできるように頑張ります!!
小林さん
こんにちは!第30回までたどり着いたんですね!素晴らしいです。第100回目の英語のコメント楽しみにしています。頑張ってください、応援しています!
Jun sensei
いつも楽しんで聞かせていただいています。
you are teaching them very basic uh communication as far as “What would you like on your parfait?”
ですが
as far as
は「に関する限り」
ですが、この場合どのように訳しますでしょうか。
毎日、拝見しています。
少し教えて頂きたいのですが、ここの訳し方が分かりません。
To where you are the person who the teacher looks to, the official teacher in the classroom looks to you and says “how do I pronounce this word?”
芦立さん
いつもHapa英会話で学習していただき、ありがとうございます!ここは、「英語担当の講師(日本人講師)が”この単語はどのように発音をするのですか?”と私に求めてくる・聞いてくる」ことを意味し、Steve先生の役割は単語の正しい発音だけを言う、とSteveさんは言っています。
Junさん
横からすみません。
わたしもこの文章について教えていただきたいです。
How do I pronounce の部分は日本人講師が聞いている部分を表していると思うのですが、このような場合、how do you ではなく、How do I とするほうが自然なのでしょうか。
いつも楽しく勉強させていただいています。ありがとうございます。
JUN 先生!
本当にありがとうございます!
わたしはモンゴル人です。わたしはなんとなく英語に自身がなくて、やる気がなかったです。なぜなら、何年間中学校で英語を勉強したが(文法ばかり)何か上達見られなかったからです。それで、大学生に入ってからわたし日本語を勉強し始めました。今年で2年になります。わたしは日本語を通じて英語を勉強するとは夢にも見なかったです。日本語に日本人に感謝しています!わたしは日本語を勉強しているからこぞ英語の勉強もう一度始める勇気を見つけました!
私はレッソン1から30回まで全部の表現を英語と日本語と同時に書いて勉強していますが、本当に役に立っている!
もうすぐ、100回と200回を勉強し終わる日が来ることに自身を持っています。 :)
美希さん
こんにちは!Podcastを聴いてくれてありがとうございます。日本語を勉強してからまだ2年しか経っていないんですか?すごく流暢ですね!このペースだったら英語もすぐに習得できるんでしょうね。楽しく学習すれば、言語も自然と身について行きますので、これからも頑張ってください!100回目にたどり着いたらまた、メッセージください。楽しみにしています!
Hi. I am interested in education so I enjoyed today’s topic. I am also looking forward to continuing to listen to!
質問があります。
日本語だと「姉妹都市」と「姉妹校」を区別すると思うのですが、英語ではどちらもsister cityで表すのでしょうか?
よろしくお願いします。
Hanaさん
Thank you! I’m glad you enjoyed this topic. Episodes 211-218 are also topics related to education so you should check them out when you have a chance.
英語でも「姉妹都市」を sister city, 「姉妹校」を sister schoolと表します。Vocabularyでは、会話の内容が分かりやすいように「姉妹校」と訳しました。
Thanks for listening to the podcast!
Junさん
横からすみません。
わたしもこの文章について教えていただきたいです。
How do I pronounce の部分は日本人講師が聞いている部分を表していると思うのですが、このような場合、how do you ではなく、How do I とするほうが自然なのでしょうか。
いつも楽しく勉強させていただいています。ありがとうございます。
Junさん
“how do I pronounce this word?”の部分について、
これは日本人講師がスティーブさんに聞いている部分を表していると思うのですが、
How do youとせず、How do Iと表現するほうが自然なのでしょうか。教えてください。
いつも楽しく勉強させてもらっています。ありがとうございます。