第29回目のポッドキャストのテーマは「結婚観」です。ジャンソンさんとマーガレットさんは、現世代のカップルが結婚式と結婚観についてどのように考えているか話し合います。特にマーガレットさんはこの課題について非常に強い意見を持っていますので、それが何なのか注意して聴きとりましょう。
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会話内容「結婚観」
【Jansen】That’s kind of new thinking though right? To make sure that you’re better off financially as a newlywed as opposed to um like blowing this money on a big ol (old) wedding.
【Margaret】I think the old thinking is that you save for your marriage or you do save for the wedding. That is the old way.
【Jansen】Oh OK.
【Margaret】But I think now you know, people just…
【Jansen】Who can save?
【Margaret】Yeah who can save now? Yeah who can save now? So now people I think just they feed women this idea that there’s only one important day in their lives. They want to be Cinderella and you have these women who like have you know their own um…like their dream wedding album.
【Jansen】Uh huh.
【Margaret】You know so they would just…they’re just banking on this one day and that’s gonna (going to) be the best day of their lives.
【Jansen】OK.
【Margaret】But they don’t think about the actual marriage.
【Jansen】Oh OK OK.
【Margaret】Like I don’t want to end up in divorce.
【Jansen】Yeah.
【Margaret】Because of the wedding (laugh). You spend you know, 50 thousand dollars on a wedding and you can’t buy a house you know.
【Jansen】Well that’s pretty cynical.
【Margaret】No because you know…just the…not that… yeah it is cynical. But there are…
【Jansen】(Laugh) That’s realist.
【Margaret】It is realist.
【Jansen】It’s realistic huh?
【Margaret】Yeah I you know, I just uh…a friend of mine she told me that you know, she went to this wedding and the couples are already uh…she’s already wanting to file for divorce and they haven’t even been married for two years.
【Jansen】Oh and they haven’t even paid off their wedding.
【Margaret】Probably not, you know.
【Jansen】Oh geez.
【Margaret】So that’s kind of like our priorities…
【Jansen】Uh huh.
【Margaret】Are about this one day you know and how it’s supposed to be this magical day.
【Jansen】Uh huh.
【Margaret】It’s the day when a woman feels like a queen or a princess you know.
【Jansen】And you don’t buy into that?
【Margaret】No no no. If you really want to know what marriage is you have to work through all that. The wedding is a party, the marriage is the life you know.
【Jansen】Oh.
【Margaret】It’s not to say you can’t have a big lavish wedding. It’s just that if you can afford it. I mean what do you think? Would you…Do you regret not having a big wedding?
【Jansen】Uh no. No I uh…
【Margaret】Do you think your wife regrets not having a big wedding?
【Jansen】(Laugh)
【Margaret】Maybe I should talk to her.
Questions of the day(今日の質問)
- According to Jansen, what is the new way of thinking about wedding ceremonies?
ジャンソンさんが考える結婚式の新しい考え方とは何でしょうか? - How does Margaret feel about spending a lot of money on weddings?
マーガレットさんは結婚式に大金を使う事に関してどのように思いますか? - Does Jansen regret not having a big wedding?
ジャンソンさんは盛大な結婚式を挙げなかったことを後悔していますか?
Answers(解答)
- Couples wait until they are better off financially before getting married and they spend less on weddings.
結婚をする前に経済的な余裕を持ち結婚式にあまりお金をかけないようにします。 - She thinks it’s OK to spend money if you can afford it. However, the focus should be on the marriage not the wedding.
お金に余裕があれば大金を使うのは問題ないと思っています。但し、結婚式にお金を使うよりは結婚生活に使った方がいいと思っています。 - No he doesn’t regret having a big wedding.
いいえ、後悔していません。
Summary(要約)
Jansen thinks it’s becoming common for couples to wait until they are financially stable before getting married. He thinks couples are spending less on weddings.
経済的に安定してから結婚するのが一般化されてきたとジャンソンさんは考えています。また、結婚式への支出を控えるカップルが多くなってきていると思っています。
Margaret thinks that many women place too much importance on the wedding and does not think about the actual marriage.
多くの女性は結婚式に集中しすぎ、結婚生活を深く考えないとマーガレットさんは思っています。
Margaret is cynical about having big weddings because she knows someone who is filing for divorce after 2 years of marriage.
マーガレットさんの知り合いは結婚2年前目で離婚しているので、盛大な結婚式を挙げる事には疑いを感じます。
She believes it’s OK to have a lavish wedding as long as you can afford it. It’s important to understand your budget.
お金に余裕があれば豪華な結婚式を挙げてもいいとマーガレットさんは思っています。予算を把握することが大事だと考えています。
Jansen does not regret not having a big wedding.
ジャンソンさんは盛大な結婚式をしなかったことは後悔していません。
Phrases of the day(今日のフレーズ)
1) Better off(〜をしたほうがいい)
◎「Better off」は「Should」と似ているフレーズで「〜をした方がいい」を意味し、アドバイスをする時に使われます。但し今日の会話では「better off financially」という組み合わせで使われ、「経済的に余裕がある」を表します。
◎ ニュアンスとしては「〜をしたほうがより良い状態になる」を表します。例えば、病気で熱を出している人に無理して仕事に行くよりは家で休んだほうがいいと言う場合は「You’d be better off staying at home」になります。
◎ このフレーズを使うときは「You would be」と組み合わせて、「You would be better off」と表します。会話では省略して「You’d be better off」と使われることが多いです。
- You’d be better off staying tonight.(今夜は泊まっていった方がいいと思います)
- He’d be better off working in Japan.(彼は日本で働いた方がいいと思います)
- She’d be better off going back to school.(彼女は学校に戻ったほうがいいと思います)
2) Blow money(無駄遣いする)
◎「Blow money」は無駄遣いする事、ばかなことにお金を使う事を意味します。
◎ 特に多額なお金を意味のない物使う時に使われるフレーズです。
- Blow money on a big wedding.(盛大な結婚式に無駄遣いする)
- He blew all his money in Las Vegas.(彼はラスベガスでお金を全て使い果たしました)
- Don’t blow your money on that. It’s a waste.(それにお金を使うのはもったいないですよ)
3) Pay off(完済する)
◎ 借金を一部ではなく、全て返済することを「Pay off」と言います。
◎「Pay off」はその他に、一生懸命頑張って成果が出たり、努力して報われる時にも「Pay off」が使われます。「Hard work pays off(一緒懸命頑張れば報われる)」は英語でよく使われるセットフレーズです。
- They haven’t even paid off their wedding.(彼らはまだ結婚式で使ったお金を完済していません)
- I finally paid off my student loans.(学生ローンをやっと完済しました)
- Keep working hard. It will pay off.(頑張れば努力は必ず報われます)
4) Priority(優先)
◎ 他をさしおいて先にすること、最も優先順位が高い重要なことを英語で「Priority」と言います。
◎「Priority」は名詞なので、動詞にする場合は「Prioritize」を使いましょう。「最優先」は英語で「First priority」または「Top priority」になります。
- My first priority is my family.(私が最優先するのは家族です)
- You need to prioritize your tasks.(仕事に優先順位をつけないといけないですよ)
- What is your priority?(あなたが優先するものは何ですか?)
5) Buy into something(信じる)
◎「Buy into」は考え方やアイディアに賛成をしたり、認めたり、または信じたりすることを意味する口語的なフレーズです。
◎ 一般的には否定形「I don’t buy into」で使われます。
- You don’t buy into that?(それを信じないのですか?)
- I don’t buy into his idea.(彼のアイディアには賛成しません)
- You shouldn’t buy into that.(それを認めない方がいいですよ)
Expressions(表現)
- Big old・・・大きな
- Banking on・・・ 〜を当てにする
- End up・・・結局〜になる
Vocabulary(単語)
- Cynical・・・〜を疑う・態度がひねくれた
- Realist・・・現実主義者
- Lavish・・・贅沢な・豪華な
- Afford・・・〜を買う事ができる
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いつも通勤時間で聴かせて頂いてます。
気になったのですが、
今回のsummaryで
Jansen does not regret having a big wedding.
ジャンソンさんは盛大な結婚式をしなかったことは後悔していません。
とありますが、一見すると
ジャンソンさんは【盛大な式を挙げた】事を後悔していない。
と読めると思ったのですが、どうなのでしょうか。
お手数ですが御教授頂ければ幸いです。
もりさん
こんにちは。「Summary」の文章ですがここはおっしゃる通り「not」が抜けています。
正しくは「Jansen does not regret not having a big wedding(ジャンソンさんは盛大な式を挙げなかったことを後悔していません)」
「Jansen does not regret having a big wedding」は「ジャンソンさんは盛大な式を挙げた事を後悔していません」になります。
ご指摘ありがとうございます!
Junさん
御回答頂きまして有難うございます!
理解いたしました。
これからも聴かせて頂きます。
有難うございました。
Hi Jun,
It’s getting cooler in the evening and early morning in Tokyo. It’s less than 30 degrees Celsius and less humid even in the daytime. In the usual years it’s still hot even in September, though.
今回は受身形を使う状況について教えてください。
今回のQuestions of the dayに対するAnswersに、
The focus should be on the marriage not the wedding.
というのがあります。
どうして You should focus on the marriage not the wedding. ではなく The focus should be on … と表現したのでしょうか?
以前もポッドキャストで、Junさんの家族がパーティー好きという話をしていたときに、家族の誰かしらがサプライズパーティーを企画するので「今ではサプライズを期待するようになった」というのを
My family expect the surprise ではなく The surprise is expected と言っていました。
以前カナダ人と話していた時に、受身形よりも能動態で話した方がいいとアドバイスを受けたことがあり、それ以来私は普通の会話ではできるだけ受身形を使わず、「人が○○をする」というように直接的な表現をするよう心掛けています。物を強調したいときには「物が○○される」というように受身形を使いますが・・・。
もちろん言葉なのでその場その場に応じて表現の仕方は変わってくるのだとは思いますが、どういう時に受身形にするのが良いのでしょうか?
Hi Mika,
I’m sorry for the delayed response!
Mikaさんが指摘するように英語では一般的に能動態で表現されます。但し、必ずではありません。受動態のほうが適切な状況があります。例えば、今回のポッドキャストでマーガレットさんは「The focus should be on the marriage not the wedding」と言いましたがここを能動態にして「You」を使うと「ジャンソンが結婚生活を深く考えないといけない」と彼に対して言う事になります。但し、ここでは「ジャンソン」に対してではなく「一般的な意味で」マーガレットさんは意見を示しています。受動態が使われる理由は数多くありますが、今回は「話している内容に客観性を持たせる」ために用いられました。
Thank you, Jun.
一般的な意味でなら、People should focus on … という言い方もできると思いますが、言葉って難しいですね。
淳さん、こんにちは。
マーガレットさんのスクリプトの中で”The wedding is a party, the marriage is the life”とありますが、ここの冠詞の使い方がよく理解できません。ここでは特定の結婚式や結婚を指しているのではなく、一般的なことを言っていると思うのですが、なぜ特定の結婚式や結婚を指しているのではないのに、”The wedding”や”the marriage”と言っているのでしょうか? また、partyの前は”a”が付くのに、lifeの前に”the”が付くのは何故ですか?
こんにちは。
Junさんでなくてすみません f(^_^;;
”The wedding is a party, the marriage is the life” の一言ですが、私はむしろ「なるほど」と思いました。以下、誤解を生まない程度に自分の解釈を記します。
おっしゃるとおり「ここでは特定の結婚式や結婚を指しているのではなく、一般的なことを言っている」と思います。
もし wedding や marriage に不定冠詞 “a” を使ってしまうと「世の中のどこかにある、とある結婚式や結婚」を指すかと思います。「the + 単数形」は、特定の物事を示す以外にも、一般的または抽象的な概念を言うときにも使われます。ここではまさに、頭の中で思い描く「ある一つの」結婚式や結婚です。
一方、”a party”と”the life”にはマーガレットさんの意識の違いが端的に表現されていると思います。
「結婚式は、(とある一日の単なる)パーティに過ぎない」「結婚は、(これこそが)人生である」と区別して表現するために(もちろん、ご本人は無意識でしょうが)、a と the で聞き手に対して両者には、はっきりとした差があるのだと言っていると思います。
もし、これを読んで余計に混乱させるようでしたら、すみませんがお忘れください!
Actually I found Hapa eikaiwa in these days and using pod cast ,I have some question for 29th .
I can not the meaning of ‘”who can save ”
If possible,would you let me know the meaning in Japanese ?
Hi Fumiko
“Who can save?”を直訳すると「誰が貯金できる?」になるので混乱すると思いますが、ここでは「(今時)貯金できる人なんていないよ」を意味します。Great question!
返信ありがとうございました。そういえば、日本語で聞くこともできたんだと 今返信頂いて気づきました。このサイトに出会って英語に対する面白さが一変しました^_^本当に実践に役立つなぁと 感じます
もっと早く知ってたら、、、と
昔のPidcastを一話から活用してやっと30話まできました。引き続き愛用させて頂きますね。 ずーと継続してくれることを祈ってます!!!
That’s kind of new thinking though right? To make sure that you’re better off financially as a newlywed as opposed to um like blowing this money on a big ol (old) wedding.
の意味を教えていただけますか。宜しくお願い致します!
「それって今風の考え方だよね?盛大な結婚式に無駄遣いするより、新婚生活のためにお金を貯金することが・・・」という感じです。
Jun先生
いつも楽しく購読させていただいております。
この章は今までのpodcasyの中で最も難しく、最も興味深い内容だなぁと思っております。
自分もここが最も難しいのですが、
To make sure that you’re better off financially as a newlywed as opposed to um like blowing this money on a big ol (old) wedding.
の
financially as a newlywed as
のasはどういう風に訳せば良いのでしょうか。
KYさん
こんにちは!
ここは確かにちょっと厄介ですね。「as」の使い方が2パターンに分かれているからです。
1)【As a】 newlywed → 新婚夫婦 【として】
2) 【As opposed to】 → 〜とは対照的に
Asがいっぱいで混乱しますね〜。
JUN sensei
I’m sorry to ask several time!
I considered about these sentence.
‘They want to be Cinderella and you have these women who like have you know their own um…like their dream wedding album.”
How should I translate “have” into Japanese?
Hi KYさん
「〜という女性がいる」と訳すといいでしょう。
こんにちは!
質問があります!
better off の後に動詞は必ずingをつけますか。それの理由は何ですか。
美希さん
こんにちは!「better off」は「be better off」の形式なので、offの後に動詞がフォローする場合は、必ずingになります。
質問失礼します
You’d better off staying tonight.
などと例文がありますが、なぜこの場合wouldが使われてるのでしょうか?
Jun先生ではありませんが、wouldは語感を柔らかくするために使う感じだと思います。
以下日本語での例です。
・今日泊まって行った方が良いよ。(would無)
・今日泊まって行った方が良いんじゃない?(would有)
日本語ほど違いが明確ではありませんが、おそらくこのニュアンスの違いをwouldで表現していると思われます。