“I miss you”はどちらかというと恋人同士が使う表現で、「恋しい」や「会えなくて寂しい」といった意味になると思っている人も多いと思いますが、実は家族や友人に対しても使えるカジュアルな日常表現の一つなんです。今回は、Olivia先生と一緒に“I miss you”の意味と使い方について話し合います。
1. I miss you はカジュアルに使える? (0:26)
“I miss you”は日本語で感じるほど重い言葉ではなく、家族や友人など、自分にとって大切な人に対してカジュアルに使われている言葉です。長い間会っていない相手に対してだけでなく、数時間前に会ったばかりの人に対して使ってもOKです。例えば、数時間前に仕事に出かけた父親にショートメッセージを送る時に“Dad, I miss you.”と使っても全く違和感はありません。その他、遠距離恋愛中の恋人に対して使うこともよくあります。
2. 異性に対して使っても変じゃない? (2:21)
異性に対して使う場合は、相手との距離感によって変わってきます。例えば、とても仲が良かった高校時代の異性の友人と今でも仲良くしている場合は“I miss you”を使っても違和感はありませんが、その異性の友人としばらく疎遠になっているような状況では、相手に誤解されてしまう可能性があるため“I miss you”を使うことはありません。また、元彼/元彼女など過去に恋愛関係があった相手に対して“I miss you”と言うと誤解を招く可能性があるため注意しましょう。
3. お別れの言葉として使う miss (5:06)
しばらく会えなくなる友人への別れの言葉として“I’m going to miss you.”や“I’ll miss you.”を使うのは一般的で、「別れるのは悲しいけど、向こうで楽しんできてね。そしてまた会いに来てね。」といった意味合いになります。
4. 食べ物や行動に対して使う I miss (5:59)
“I miss eating Takoyaki.(たこ焼きが食べたいな)”のように食べ物に対して使うこともできます。日本で暮らしていたころはいつでも美味しいたこ焼きを食べられたのに、アメリカではなかなか美味しいたこ焼きが食べられないといった状況で使います。その他、行動に対して使うこともできます。例えば、コロナ禍でしばらく映画館に行けない、買い物に行けない状態が続いているような時に“I miss going to the movies.(映画館に行きたいな)”や“I miss going shopping.(買い物に行きたいな)”のように使います。“I miss ~ing”で「~をしたい・行きたい」といった意味になります。
5. 文化の違いで理解すること (8:29)
“miss”は日常会話の中で非常によく使われる単語の一つですが、日本人にとっては和訳の「恋しい」という意味だけで捉えてしまうと理解しづらい言葉だと思います。日本人はアメリカ人よりも相手との親密性が低いため、日本語にはカジュアルに使える“I miss you”のような表現がないのかもしれません。日本語の「恋しい」は非常に重い言葉で気軽に使うことはあまりないかもしれませんが、アメリカ人は自由に愛情表現をするフレンドリーな人種なので、たとえそこまで親しくない相手でも“I miss you”を使うことがよくあります。
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