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公開日2016.08.04

関係代名詞「That」と「Which」の簡単ルール

関係代名詞「That」と「Which」の簡単ルール

今回は多くの人を悩ます、関係代名詞「That」と「Which」の違いについて触れてみようと思います。この使い分け方については、ネイティブでもちゃんと理解している人はそれほど多くありません。しかしルールさえ覚えてしまえば、誰でも簡単に使い分け出来ちゃうんです。

「That」と「Which」は使い分ける必要なし。迷ったら「That」。

まず結論から言うと、日常会話では“That”と“Which”どちらを使っても問題ありません(笑)。関係代名詞の文法ルールとしては、人=Who、物事=Which、人/物事=That、となりますが、日常会話では“Which/Who”の代わりに“That”が使われることが多く、“That”の方が口語的かつカジュアルな響きがあり日常会話でも好まれる言い方です。なので用法を迷った場合は“That”を使えば問題ありません。

Did anyone take the phone charger which/that was in the living room?(誰かリビングルームにあった携帯の充電器とった?)
The documentary which/that I saw last night was really good.(昨夜に見たドキュメンタリーは最高に良かった。)
I think the oysters which/that I ate for lunch were not good. I feel nauseous.(お昼に食べた牡蠣が良くなかったかも。吐き気がする。)

しかし、これだけでは文法に手厳しい方の反感を買ってしまうでしょう(笑)。また、試験やフォーマルな文章を書く場合は、適切に使い分ける必要があるので、そのためにも使い分け方法についても触れていこうとお思います。

「That」の後は不可欠な情報、「Which」の後は追加情報。

文法の専門用語で説明すると“That”は「制限用法」に対し、“Which”は「非制限用法」となります・・・ 簡単に言うと、“That”の後に続く情報は文章全体に不可欠な情報に対し、“Which”の後に続く情報は単なる追加情報に過ぎず、文章全体に必ず必要な情報ではありません。以下の例を比較してみましょう。

  1. My English school that is located in Irvine will be closed on Obon week.(アーバインに位置する私の英会話学校は、お盆の週お休みをします。)
  2. My English school, which is located in Irvine, will be closed on Obon week.(アーバインに位置する私の英会話学校は、お盆の週お休みをします。)

和訳すると一見、二つの文章は同じように解釈してしまいますが、実は意味は異なります。

例文1では、私は複数の分校がある英会話学校を経営しており、そのうちのアーバイン校がお盆休みする意味合いになります。(他の校舎は通常どおり開校していることを意味する)よって“That”の後にフォローする“located in Irvine”は、文章全体に不可欠な情報であり、省いていしまうと文章全体の意味が異なってしまいます。

一方、例文2では、私はアーバインで(分校のない)英会話学校を経営しており、その学校がお盆休みする意味となります。よって“Which”の後にフォローする“located in Irvine”は、学校がアーバインにあることを示すだけの追加情報に過ぎず、省いても文章全体の意味は変わりません。

  • “Which”の文章は「コンマ(,)」で囲むが“That”は囲まない。
I don’t eat anything that contains MSG.(化学調味料が含まれている食べ物は一切食べません。)
※全ての食べ物に化学調味料が含まれているわけではないので、ここでは「that」が適切。
This watch, which my grandfather gave me, is my favorite watch.(祖父からもらったこの腕時計は一番気に入っている腕時計です。)
※「祖父からもらった」は追加情報なので“my grandfather gave me”を省いても全体の意味は変わらない。
Ramen shops that serve free “kaedamas” are the best.(無料で替え玉を提供するラーメン屋はいいね。)
※全てのラーメン屋が替え玉を無料で提供しているわけではないので、ここでは「that」が適切。
    
            
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コメント

  1. tomi より:

    すばらしい解説で大変分かりやすいです。どんな参考書よりもすっと頭に入りました。^^
    今後、実用会話でも使ってみて、練習を重ねたいと思います。
    いつも役立つ内容をありがとうございます!

  2. tiko より:

    はじめまして!YouTubeでたまたま配信を見て、もっと勉強したくこのサイトに行き着きました!今回のirvineの例文のthat とwhichの違い、目から鱗でした。YouTubeでの「勘違い」動画のi was under the impressionの言い方、全く知りませんでした!これは会話でカジュアルに使っても良いんですよね?
    教えてください☺︎

    • Jun より:

      Tikoさん

      こんにちは!Hapa英会話のコンテンツが役に立っているようで嬉しいです!「I was under the impression」は会話でカジュアルに使えます。これから自分の会話にもぜひ取り入れてみてください!

  3. Hiro より:

    Whichは制限用法及び非制限用法に使われるがthatは制限用法のみと理解していますので、説明には納得できませんが私の間違いでしょうか?

    • Jun より:

      Hiroさん

      こんにちは!私が理解している範囲では、「That」→「Restrictive clause(制限節)」、「Which」→「Non-restrictive clause(非制限節)」です。Let me look into it!

  4. Kusa より:

    いつも参考にさせていただいてます!

    学校ではwhichは必ずしも非制限用法ではなく制限用法でも用いていたのですが、それはネイティブからすると違和感ありますか?

    制限用法はthat、非制限用法はwhichという使い分けを徹底したほうがよろしいのでしょうか?
    また人の場合はどちらでもいいのですか?

    • Jun より:

      Kusaさん

      こんにちは!他のユーザーからも同じ質問をいただきました。「That」は「restrictive clause(制限節)」、「Which」は「non-restrictive clause(非制限節)」だと私は学びましたが、調べる必要があるみたいですね。チェックしておきます!

  5. 小林雄一郎 より:

    jun 先生、お疲れ様です!jun 先生が執筆した英文法の本が欲しいので、出版して下さい! 本当に分かりやすいです。

  6. れお より:

    いつも見てます!がんばってくだい!

  7. 9/5 より:

    I think that that that that that writer used is wrong
    が解けましたー!
    ありがとー

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